草津~軽井沢~追分~善光寺(9)
仁王門
最初に潜るのは仁王門。国宝や重文の指定は受けていないが、風格のある建造物だ。そして仁王像も凄い。



仁王門は宝暦二年(1752年)に建立されましたが、善光寺大地震などにより二度焼失し、現在のものは大正七年(1918年)に再建されました。この門には善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。
仁王像並びに仁王像背後の三宝荒神・三面大黒天は共に高村光雲・米原雲海の作であり、その原型は善光寺史料館に展示されています。
山門近くの参道の様子


山門(三門)…重要文化財
前にきたときは檜皮葺きだったが、前回からは栩葺き(とちぶき)に変わっていたようだ。屋根葺きの材料が、樹皮からかなり厚手の板に変わったのだから気付いてもおかしくないのに、まったく気付かなかった。私は何を見てたんだろう。たぶん、「鳩字の額」の鳩がどこにいるかばかり見ていたのだろう。



寛延三年(1750年)に建立された二層入母屋造りの門です。屋根は大正年間の葺き替え時に檜皮葺きとなりましたが、平成十四年から十九年にかけて行われた平成大修理において、建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)に復原されました。
楼上には輪王寺宮筆の「善光寺」と書かれた額が掲げられています。これは通称「鳩字の額」と呼ばれており、3文字の中に鳩が5羽隠されています。更に「善」の一字が牛の顔に見えると言われ、「牛に引かれて善光寺参り」の信仰を如実に物語っています。