旧朝倉家住宅(1) - 旧朝倉家住宅_2014_Sep
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旧朝倉家住宅(1)

旧朝倉家住宅には以前から行ってみようと思っていた。もたもたしているうちに、八嶋智人と牧瀬里穂とが案内人を務めるBS朝日の『百年名家~築100年の家を訪ねる旅』で9月のはじめに取り上げられた。これは出遅れてしまったかなと思いつつも、9月の末に知人と恵比寿で会う機会があったので、その折に案内かたがた思い切って訪ねてみた。
屋外の様子(庭を除く)
入口付近
入口付近
車庫
朝倉家住宅は大正時代の住宅だが、建築当時から車庫があったのが特徴とのこと。大金持ちのステータスシンボルとして、必要な建物だったのだろう。後に管理棟に改造されたが、現在は建築当初の姿に復元しているとのこと。
車庫
風格のある建物が見えてきた
風格のある建物が見えてきた
破風は1階と2階とで微妙にずれている。その当時の和風建築の特徴だったようだ。鬼瓦や懸魚(げぎょ)も立派だ。
破風は1階と2階とで微妙にずれている_1
破風は1階と2階とで微妙にずれている_2
破風は1階と2階とで微妙にずれている_3
家屋内部を見る(1)
必ずしも順路通りに見ていないのであしからず
玄関から応接間へ向かう廊下
廊下から見た欄間
廊下から見た欄間
板戸の絵
板戸の絵
ガラス戸などのレールは鉄製ではなく木製
知ってはいたが、実際に見るとやはり驚く
ガラス戸などのレールは鉄製ではなく木製_1
ガラス戸などのレールは鉄製ではなく木製_2
曲がった先の庭に面した2方向の廊下も実にシック
曲がった先の廊下も実にシック_1
曲がった先の廊下も実にシック_2
廊下から見た庭の一部
廊下から見た庭の一部
応接間
東南に突出している為、一日中太陽が回り込む明るい空間だった。庭もよく見え、最高のおもてなし空間だったと思われる。
襖絵
襖絵
廊下からも見えた欄間
廊下からも見えた欄間
第一会議室(中央の大広間)
私が一番つまらないと感じた部屋
経済企画庁の管轄下で渋谷会議所として使われた名残とか。こんなくだらない造作は全て取り払って、昔あったように仏間・中の間・寝間の3室に戻してほしいものだ。これを見て喜ぶ奴なんて、いそうもないのに。
私が一番つまらないと感じた部屋_1
私が一番つまらないと感じた部屋_2
私が一番つまらないと感じた部屋_3
広縁から眺める庭の佇まいは最高
それだけに会議室とのアンバランスが非常に気になる。また、もったいないことだと思う。
広縁から眺める庭の佇まいは最高_1
広縁から眺める庭の佇まいは最高_2
広縁から眺める庭の佇まいは最高_3
広縁から眺める庭の佇まいは最高_4
広縁から眺める庭の佇まいは最高_5

東急電鉄渋谷駅から僅か1駅、代官山駅から徒歩5分の場所にある国の重要文化財・旧朝倉家住宅。1919(大正8)年の建築で、東京府議会議長や渋谷区議会議長を務めた朝倉虎次郎氏の邸宅です。
財閥や華族の屋敷ではありませんので、洋館は無く和風の2階建ての住宅のみですが、随所に意匠を凝らした欄間や襖などは見所で、また付随する庭園は急峻な崖線(がいせん)という自然の地形を生かして造られた、回遊式庭園。関東大震災前から都心に残る貴重な風景です。*土蔵は関東大震災後に建て直されました。
なお戦後は人手に渡り、紆余曲折の末に経済企画庁の管轄下に。渋谷会議所として使われた後、幸いにも取り壊しを免れて2004(平成16)年に国の重要文化財に指定。現在は渋谷区が管理しています。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2014年10月16日
最終更新 2014年10月16日

18 Comments

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makira  

こんばんは!

AzTakさん、こんばんは!
>財閥や華族の屋敷ではありませんので・・・
と言ってもお金持ちの朝倉家の住宅ですよね!
私から見たら一緒です 笑)
大正時代の建築当初から車庫とは凄いですね!
あの間口からだと、最低は2台あったと思われます!
庭は本当に素晴らしいですね!
大正時代の渋谷は決して郊外と言う訳ではなかったと思いますが
広い庭を有する豪邸ですね♪
仰る通り、会議の為の洋間は元通りに復元すべきですね。

2014/10/16 (Thu) 04:14

keiko  

おはよーございます。(*'▽'*)

欄間素敵ですね。シダと波紋ですかね?なんのきないシダですが、こうやって彫るとすてきに見えます。

2014/10/16 (Thu) 06:27

kaz  

おはようございます!
こんな屋敷って人が住まないと痛んでしまわないのでしょうか・・・?

2014/10/16 (Thu) 08:41

HARU  

おはようございます。

 二階部分が少しずれているのは、流行りだったのですか。きちっとまとめるのでなく、微妙に崩すのが和の粋だったのかと想像しました。主にお城のようなシメントリーな美を嫌う数寄者の感覚があったのかもしれませんね。面白かったです。

2014/10/16 (Thu) 09:04

モカ  

こんにちは

立派なお屋敷ですね!
5枚目の斜めに並んでるショットがいいですね。
お庭もセンスよく造られていますね。

2014/10/16 (Thu) 11:51

SONOMI  

久しぶりになり すみません
立派なお屋敷とお庭ですね
そちらは雪が無いから 保存も良いですね
どんな人がどんな姿で生活をしていたのでしょう
想像すると楽しいですね
写真をたくさんありがとうございました

2014/10/16 (Thu) 15:22

Yuusuke320  

こんにちわ。

知人のYです。 紅葉深い晩秋にもう一度行きませんか?
にしても、マメの撮影してましたね。 オイラは十数枚しか撮れませんでした。

2014/10/16 (Thu) 15:44

AzTak  

Re: こんばんは!

> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> >財閥や華族の屋敷ではありませんので・・・
> と言ってもお金持ちの朝倉家の住宅ですよね!
> 私から見たら一緒です 笑)

(ΦωΦ)フフフ…、ひがまないでくださいね。どうも和風好みの御仁だったようです。
なにせ、関東大震災でも、戦争でも被害を受けなかった都内では数少ない大正以前の建物です。
次回、ちょっとだけ紹介しますが、2階にも上がることができるんです。2階には見学者をあげない重要文化財が多い中で、委細構わず見せてくれます。驚くべき頑丈な建物だと思いました。

> 大正時代の建築当初から車庫とは凄いですね!
> あの間口からだと、最低は2台あったと思われます!

何台所有していたんでしょうね。資料には書いてありませんでした。

> 庭は本当に素晴らしいですね!

後の回でたっぷり取り上げさせていただきますが、殿ケ谷戸などと同じように崖線をうまく使った素晴らしい庭がありました。そして、小さな中庭までありました。あれには参りました。

> 大正時代の渋谷は決して郊外と言う訳ではなかったと思いますが
> 広い庭を有する豪邸ですね♪

白金の聖心女学院の敷地隣に住む先輩が言っていましたが、その先輩の父親が土地を取得した時は、東京の外れだったとのこと。渋谷はそれこそ『春の小川』の世界だったかも。
いくら東京の郊外だったとはいえ、未公開部分まで含めると、とんでもない広さのお屋敷のようです。途方も無いお金持ちだったようです。

> 仰る通り、会議の為の洋間は元通りに復元すべきですね。

ですよね。

2014/10/16 (Thu) 19:58

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはよーございます。(*'▽'*)

keikoさん、こんばんは。

> 欄間素敵ですね。シダと波紋ですかね?なんのきないシダですが、こうやって彫るとすてきに見えます。

この廊下の辺りは、応接間の裏に位置する廊下でちょっと他の廊下よりは暗いんです。それなので、くっきりはっきりあのデザインが浮き上がって見えました。
羊歯と水辺のそよぎだったかもしれませんね。

2014/10/16 (Thu) 20:10

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます!

kazさん、こんばんは。

> こんな屋敷って人が住まないと傷んでしまわないのでしょうか・・・?

戦後、持ち主が点々とした時は傷みが進んだことでしょうね。
幸いにも国指定の重要文化財として、市民に公開する施設の扱いになりました。毎日窓を開け空気を入れ替え、掃除も丁寧に行われているようです。勿論、傷んだ箇所の補修も抜かり無く行っていることでしょう。ということで、傷みの進行はスローダウンしたことでしょう。

2014/10/16 (Thu) 20:18

のんびり熊  

AzTakさん

こんばんは
欄間は素晴らしいですねえ。
ゴテゴテとした彫刻の欄間より遥かにいいです。
熊好みです。
板戸のカキツバタですかね、画いてありますがいいですねえ。
ウチにも欅の板戸が有りますが、絵はないんですよ。
うらやましいい!

ブログNG、何もした覚えも形跡も無いのにどうしたんでしょう?
サーバーのメンテナンスと重なったのか?
まあ、良くなったんだからいいかな。

2014/10/16 (Thu) 20:25

AzTak  

Re: おはようございます。

HARUさん、こんばんは。

>  二階部分が少しずれているのは、流行りだったのですか。きちっとまとめるのでなく、微妙に崩すのが和の粋だったのかと想像しました。主にお城のようなシメントリーな美を嫌う数寄者の感覚があったのかもしれませんね。面白かったです。

これは全くの受け売りなんですが、先週のBS朝日の『百年名家~築100年の家を訪ねる旅』で、箱根の旅館を取り上げた時に、そのような趣旨のことを案内人を務める八嶋智人に言わせていました。それが記憶にあったのです。
訪問は少し前でしたが、記事にしたのは、相変わらず自転車操業状態で、直前のことでした。それで、記事に盛り込むのに間に合った次第です。お恥ずかしい話です。
そして、いま、明日の記事を考えている最中です。(^_^;)

2014/10/16 (Thu) 20:25

AzTak  

Re: こんにちは

モカさん、こんばんは。

> 立派なお屋敷ですね!
> 5枚目の斜めに並んでるショットがいいですね。
> お庭もセンスよく造られていますね。

八嶋智人と牧瀬里穂とが案内人を務めるBS朝日の『百年名家~築100年の家を訪ねる旅』で取り上げられた住宅なんですが、代替は1年のうちに1週間ほど抽選で希望者を案内する程度の公開のレベルのものが多いようですが、ここは解由曜日と年末年始以外は100円で見学できます。そして還暦以上の人は無料なので、ただで見てきちゃいました。
京都だったら、確実に拝観料として500円以上はとられると思います。おまけに写真撮り放題ですから。
立入禁止のところは、自慢の胴長ぶりを利用して、コケる寸前まで身体を倒して撮りまくりました。
庭は物凄く素敵でした。後の回でたっぷり取り上げるつもりです。と書きながら、何も出来上がっていないんですが。(^_^;)

2014/10/16 (Thu) 20:36

AzTak  

Re: タイトルなし

SONOMIさん、こんばんは。

> 久しぶりになり すみません

オペラの公演で、大変だったことでしょう。大成功だったようで、おめでとうございます。

> 立派なお屋敷とお庭ですね
> そちらは雪が無いから 保存も良いですね

これでも、関東大震災も東京大空襲もくぐり抜けてきた歴戦の強者なんですよ。
奇跡に近いことかもしれません。

> どんな人がどんな姿で生活をしていたのでしょう
> 想像すると楽しいですね
> 写真をたくさんありがとうございました

多分、優雅な暮らしぶりだったのでしょう。そんなのアタリマエのことですよね。

2014/10/16 (Thu) 20:47

AzTak  

Re: こんにちわ。

Yuusuke320さん、こんばんは。

> 知人のYです。 紅葉深い晩秋にもう一度行きませんか?
> にしても、マメに撮影してましたね。 オイラは十数枚しか撮れませんでした。

ははは、行きましょうか。私が認識していたよりも楓がいっぱいあるようですから。

枚数だけはいっぱい撮ったのですが、使えないショットばかりで、性格の暗さをさらけ出してしまったかもしれません。(^_^;)

2014/10/16 (Thu) 20:50

AzTak  

Re: AzTakさん

> こんばんは
> 欄間は素晴らしいですねえ。
> ゴテゴテとした彫刻の欄間より遥かにいいです。
> 熊好みです。

欄間も色々出てきますから楽しみにしてください。

> 板戸のカキツバタですかね、画いてありますがいいですねえ。
> ウチにも欅の板戸が有りますが、絵はないんですよ。
> うらやましいい!

小猿雪堂という狩野派の流れをくむ日本画家が描いたんだそうです。相当な枚数がありました。これから何回かにわたって、紹介させていただこうと思います。

> ブログNG、何もした覚えも形跡も無いのにどうしたんでしょう?
> サーバーのメンテナンスと重なったのか?
> まあ、良くなったんだからいいかな。

多分、セキュリティソフトの内部処理の仕様変更が悪さをしたんだと思います。けっこう、激しくハッカーとやりあう世界ですから。でも、ユーザに迷惑を掛けてはいけませんよね。

2014/10/16 (Thu) 20:58

土佐けん  

こんばんは

立派なお屋敷ですね~~
こう言うお屋敷の屋根瓦って、凄いんですよね!
お庭も綺麗で、撮り甲斐がありそう^^

2014/10/16 (Thu) 22:02

AzTak  

Re: こんばんは

土佐けんさん、こんばんは。

> 立派なお屋敷ですね~~
> こう言うお屋敷の屋根瓦って、凄いんですよね!
> お庭も綺麗で、撮り甲斐がありそう^^

確かに撮り甲斐はありますよね。でも悲しいかな、腕と機材とがしょぼかったです。
少し勉強して、いずれかの日に再挑戦しようと思います。

庭は本当に綺麗でした。当主は和の趣味の持ち主で、そのことには一切妥協せずに徹底していたようです。建物が国の重要文化財指定ですが、建物以上に立派な出来栄えだと思いました。

上京の際には、ぜひこの邸宅撮影にも挑戦してみてください。

2014/10/16 (Thu) 22:24

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