横浜市中区のレトロな建物(5)
外観
改めて説明するには及ばない優美な外観だ。前回取り上げた時に説明したように、岡倉天心生誕の地でもある。




館内の様子(1)
階段


小粋な照明


このボランティア説明員の説明を受けた。随分勉強していたようで、こちらを飽きさせないものがあった。

時計塔への階段

ステンドグラス(1)
2階のホールと中央階段の壁面の2カ所にあります。構図は、ステンドグラスの特質をよく活かし、鉛線を自由かつ精巧につくり、各色のガラスには型板ガラスや腐蝕のものをまじえ、乳白・朱赤・金茶・茶褐・黒褐・緑・青・紫の各色を用い、墨色や灰色の加筆は最小限におさえて、明快な色ガラスの構成としています。
製作は、宇野沢組ステンドグラス製作所作です。大正12(1923)年、関東大震災により焼失しましたが、昭和2年、当初のものを尊重して復旧いたしました。これらの作品は、我が国のステンドグラスの歴史上、非常に価値の高い作品として貴重なものです。
ペリー提督ゆかりの黒船ポーハタン号などを写し取った見事なステンドグラス
戦争当時、交戦国である米国国旗が掲げられている黒船の絵であるから、これを隠して守るのに必死だったとか。具体的には灯火管制中だということで、黒い暗幕をして一切検閲者から見つからないようにしたようだ。検閲者も見て見ぬふりをしてくれたようだ。


この階段の踊り場にステンドグラスが嵌めてある

近くで見ると、ぼかしなどが確認できる。触ってみると、ガラスの厚みも微妙に違っている。重文で触っても構わない扱いというのは殆ど無く、興奮してしまう。



階下から見上げる

