鎌倉五山ほかを訪ねる(18) - 鎌倉五山ほかを訪ねる_2014_Jan-Feb
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鎌倉五山ほかを訪ねる(18)

長谷寺(2)

弁天堂(弁天窟)
下の境内の放生池を過ぎた辺りに、八臂の弁財天をお祀りする弁天堂があります。伝承によればこの尊像も弘法大師の御作といい、「出世弁財天」として古来より信奉されてまいりました。なお弁天堂のさらに奥へすすむと、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり、その名にちなみ窟内壁面には弁財天とその眷属である十六童子が彫られております。
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洞窟内の壁面彫刻(二臂の弁財天と十六童子)は、昭和42年に寄進されたもので、「出世弁財天」として信仰を集めている。


弁天堂をパスして、弁天窟のみを見させていただいた。弁天窟は奈良や京都にはなく、此処のみという人もあるようだが、真偽の程は私にはわからない。が、珍しい存在であることは間違いないことだろう。此処がパワースポットであるとする向きもあるようだが、信じる人は救われるのかもしれない。

弁天窟の外
弁天窟の外_1
弁天窟の外_2

弁天窟の出世弁財天
弁天窟の出世弁財天_1
弁天窟の出世弁財天_2
宇賀神(宇迦之御魂神)
雨を降らし穀物を育て水と富にご利益のある神で弁財天と一体となった神だそうだ。暗くてよく見えなかったのが非常に残念。
宇賀神(宇迦之御魂神)
十六童子
十六童子は、弁財天の眷属。善財童子(大黒天)を除いた十五童子で表されることが多いそうだ。
善財童子(ぜんざい)
(乙護童子(おとご))
本地:大黒天
十五童子を司る神

善財童子(ぜんざい)
計升童子(けいしょう)
(悪女童子(あくにょ))
本地:大黒天
経理・経営の神

計升童子(けいしょう)
衣裳童子(いしょう)
(除哂童子(じょき))
本地:摩利支天
着衣に不自由しない神

衣裳童子(いしょう)
蠶養童子(さんよう)
(悲満童子(ひまん))
本地:勢至菩薩
蚕・繭の神、衣服の神

蠶養童子(さんよう)
筆硯童子(ひっけん)
(香精童子(こうせい))
本地:金剛手菩薩
学問成就の神

筆硯童子(ひっけん)
酒泉童子(しゅせん)
(密跡童子(みっしゃく))
本地:無量寿仏
酒の神

撮り漏れ

牛馬童子(ぎゅうば)
(膸令童子(ずいれい))
本地:薬王菩薩
動物愛護の神

牛馬童子(ぎゅうば)
稲籾童子(とうちゅう)
(大神童子(だいしん))
本地:文殊菩薩
五穀豊穣の神

稲籾童子(とうちゅう)
飯櫃童子(はんき)
(質月童子(しつげつ))
本地:栴檀香仏
食物授与の神

飯櫃童子(はんき)
金財童子(こんざい)
(召請童子(しょうせい))
本地:薬師如来
金銀財宝・商売繁盛の神

金財童子(こんざい)
船車童子(せんしゃ)
(光明童子(こうみょう))
本地:薬上菩薩
交通安全の神

船車童子(せんしゃ)
印鑰童子(いんやく)
(麝香童子(じゃこう))
本地:釈迦如来
悟りと解脱へ導く神

印鑰童子(いんやく)
官帯童子(かんたい)
(赤音童子(せきおん))
本地:普賢菩薩
法を守る神

官帯童子(かんたい)
従者童子(じゅうしゃ)
(施無畏童子(せむい))
本地:龍寿菩薩
経営の神

従者童子(じゅうしゃ)
愛敬童子(あいきょう)
(施願童子(せがん))
本地:観世音菩薩
愛情・恋愛成就の神

愛敬童子(あいきょう)
生命童子(しょうみょう)
(臍虚空童子(せいこくう))
本地:弥勒菩薩
長寿の神

撮り漏れ


窟内を手で彫った様子
窟内を手で彫った様子_1
窟内を手で彫った様子_2

他にも、いくつかの石像がある。ここに弘法大師が参籠したと伝わっているそうだ。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2014年02月21日
最終更新 -0001年11月30日

16 Comments

There are no comments yet.

makira  

こんばんは!

AzTakさん、こんばんは!
弁天窟は珍しいと思います♪
>十六童子は、弁財天の眷属。善財童子(大黒天)を除いた十五童子で表されることが多いそうだ。
写真の数が足りない?と思ったら、
小さく撮り忘れの記載がありました♪納得です!
いろんな神があり、石像の持ち物が
リアリティに富んでいて、何の神様かよく分かりますね!

2014/02/21 (Fri) 05:10

のんびり熊  

AzTakさん

おはようございます
弁財窟は知りませんでした。
これだけの奥行きに掘り進むのは大変な労力と年月がかかったんでしょう。
また丁寧に石仏を彫っています。
それぞれの菩薩様には得意分野がお有りのようですね。

2014/02/21 (Fri) 09:13

keico  

おはようございます(*´∀`)

アラー面白いですね。私はいんやくとしょうみょう?!がいいな。
悟りを開いて長生きしたいです。そんなのまだ早いかな。

このこのまえ、私がいった、田谷の洞窟ににてますね。どのくらいのながさの洞窟なのかな?結構私は怖かったですよ。

2014/02/21 (Fri) 09:56

HARU  

こんにちは。

 洞窟というのはいかにも神秘的な雰囲気が漂いますが、そこに石像が並ぶと、否が応にも盛り上がりますね。
 こちらは弘法大師ゆかりの地なので、弁天さんと呼ばれる隠れ寺社がけっこう多くあります。が、このような洞窟に祀られているのは初めて知りました。真言密教の好みそうな修行場。行ってみたいです。

2014/02/21 (Fri) 13:45

jsk  

こんにちは
弁天窟ですか・・・面白い石仏が沢山ありますね。
最近、石仏の表情に興味がわいて近場を歩いていますが
ここはまさに宝庫ですね。
洞窟にこれだけ彫り込むのは相当の時間が時間がいると
思います・・・洞窟内の多数の石仏・・始めて知りました。
ありがとうございます。

2014/02/21 (Fri) 14:11

masa  

こんにちは。

長谷寺には行ったことがあるのですが、こんな窟があるとは知りませんでした。
中も広そうですね。
酒泉童子が見れなかったのが残念です。(この童子様は是非お参りしたい)
今度鎌倉に行ったときには立ち寄ってみたいと思います。

2014/02/21 (Fri) 14:53

AzTak  

Re: こんばんは!

> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんにちは。
今日はボランティアで目黒区だけじゃなく、大田区もほっつき歩いてきました。
あまり調子に乗って便利なルートを選択すると、ご本人負担が大きくなってしまうので、歩け歩けで1.5万歩ほど歩きました。
ご本人に代わってお金をおろし、別の口座に入金したり、払い込みをしたり、窓口で支払ったり、過払い分の返金を受けたり。そして最後はご本人と面談なんですが、これがまた大変。今日は何を言っているのか殆んど聞き取れませんでした。申し訳ないんですが、わかったふりをしてしまいました。非常に疲れました。

> 弁天窟は珍しいと思います♪

そうなんですかねえ。とっぽい私にはすべてが珍しいのかも。

> >十六童子は、弁財天の眷属。善財童子(大黒天)を除いた十五童子で表されることが多いそうだ。
> 写真の数が足りない?と思ったら、
> 小さく撮り忘れの記載がありました♪納得です!

本当は撮り忘れではなく、かなりのピンぼけでした。恥ずかしいので、撮り忘れなどと格好をつけちゃいました。やっぱり高級機じゃないと、薄暗いところは辛いです。

> いろんな神があり、石像の持ち物が
> リアリティに富んでいて、何の神様かよく分かりますね!

昔は何を重視していたか、何となく分かる感じですね。

2014/02/21 (Fri) 15:23

AzTak  

Re: AzTakさん

> おはようございます

のんびり熊さん、こんにちは。

> 弁財窟は知りませんでした。
> これだけの奥行きに掘り進むのは大変な労力と年月がかかったんでしょう。
> また丁寧に石仏を彫っています。

洞窟そのものは弘法大師が参籠されたと言うんですから、その昔からあったんでしょう。
写真の石像は最近(昭和42年に寄進されたもの)のもののようです。

> それぞれの菩薩様には得意分野がお有りのようですね。

みたいですね。私みたいに無芸大食は眷属にもなりきれないようです。(^_^;)

2014/02/21 (Fri) 15:32

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます(*´∀`)

keicoさん、こんにちは。

> アラー面白いですね。私はいんやくとしょうみょう?!がいいな。
> 悟りを開いて長生きしたいです。そんなのまだ早いかな。

そんなことはありません。人はみな、寿命まで生きるものですが、少しでも寿命を先まで持っていくように努力することはいい心がけだと思います。

> このこのまえ、私がいった、田谷の洞窟ににてますね。どのくらいのながさの洞窟なのかな?結構私は怖かったですよ。

田谷の洞窟のほうが本格的なように思います。こちらは、弘法大師がこもったと言われていますが、そんなに長い洞窟ではありません。

2014/02/21 (Fri) 15:44

AzTak  

Re: こんにちは。

HARUさん、こんにちは。

>  洞窟というのはいかにも神秘的な雰囲気が漂いますが、そこに石像が並ぶと、否が応にも盛り上がりますね。
>  こちらは弘法大師ゆかりの地なので、弁天さんと呼ばれる隠れ寺社がけっこう多くあります。が、このような洞窟に祀られているのは初めて知りました。真言密教の好みそうな修行場。行ってみたいです。

洞窟はそう長いものではありません。時代的には合致するんですが、弘法大師が外界と連絡を断って、参籠したというのは事実なんでしょうか。あってもおかしくはないと思いますが、水戸黄門と同じで、…。

2014/02/21 (Fri) 15:57

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは

jskさん、こんにちは。

> 弁天窟ですか・・・面白い石仏が沢山ありますね。
> 最近、石仏の表情に興味がわいて近場を歩いていますが
> ここはまさに宝庫ですね。
> 洞窟にこれだけ彫り込むのは相当の時間が時間がいると
> 思います・・・洞窟内の多数の石仏・・始めて知りました。
> ありがとうございます。

夢を壊すようで申し訳ないのですが、写真の物だけが新しいもののようです。撮ったけれども長くなるのでUPしなかったもののほうが昔から有るもので、写真のものが約半世紀だけ経過したものかもしれません。

2014/02/21 (Fri) 16:00

AzTak  

Re: こんにちは。

masaさん、こんにちは。

> 長谷寺には行ったことがあるのですが、こんな窟があるとは知りませんでした。
> 中も広そうですね。

案外狭いんですよ。大事な頭の皮をすりむくので、腰をかがめて歩きました。(笑)
写真の像は昭和42年に寄進されたものらしいです。まあ、それでも半世紀経過で、新しいものもレジェンドになりかかっていますね。

> 酒泉童子が見れなかったのが残念です。(この童子様は是非お参りしたい)
> 今度鎌倉に行ったときには立ち寄ってみたいと思います。

本当は撮ったのんです。但し、2枚はどうにもピンぼけがひどくて。やすいカメラだということもあったのですが、どうして撮れなかったんでしょうね。フォアグラから帰還したばかりのカメラなんぞに収まりたくないと拒否されたんでしょうか?(^_^;)

2014/02/21 (Fri) 16:07

モカ  

こんばんは

洞窟になっているのですね。
しかも手で掘られているのですか!?
沢山のいろいろな石像があって、雰囲気も手伝ってパワースポットと言われるのが分かる気がします^^
子達を連れて行ったら煩くてしかたがないでしょうけど^^;

2014/02/21 (Fri) 18:04

AzTak  

Re: こんばんは

モカさん、こんばんは。

> 洞窟になっているのですね。
> しかも手で掘られているのですか!?

そんな感じでした。岩山のようで、特に梁などで支えなくても大丈夫なようです。
田舎に暮らしていた時は、岩山はマムシが必ずいるから要注意だったんですが。観光客の多さにマムシも逃げ出してしまうことでしょう。

> 沢山のいろいろな石像があって、雰囲気も手伝ってパワースポットと言われるのが分かる気がします^^
> 子達を連れて行ったら煩くてしかたがないでしょうけど^^;

案外、お子さんたちも神妙な顔つきで対処するかもしれませんよ。ものは試しです。

2014/02/21 (Fri) 20:28

みこたん  

長谷寺には行ったことがあるのですが、こんな弁天窟があるとは知りませんでした。どの石仏も良いお顔をされていますね、気の遠くなるような時間と動力、これも信仰の賜物でしよう、本当に昔の人はすごいですね。

2014/02/21 (Fri) 21:51

AzTak  

Re: こ

みこたんさま、こんばんは。

> 長谷寺には行ったことがあるのですが、こんな弁天窟があるとは知りませんでした。どの石仏も良いお顔をされていますね、気の遠くなるような時間と労力、これも信仰の賜物でしよう、本当に昔の人はすごいですね。

昔の人は凄いなと思います。但し、この写真の物は50年位前に寄進されたもののようです。すぐから人気を呼んだようです。
その昔は奥の方にある石像のみだったのかもしれません。それはそれで落ち着いて修行が出来る感じだったのかもしれません。

2014/02/21 (Fri) 23:05

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