鎌倉五山ほかを訪ねる(15)
いずれ見て歩こうかと思ったことがあったが、鎌倉の幕府はどのあたりにあったがご存じの方は案外少ないのではなかろうか。源氏三代は大蔵幕府、北条泰時は宇都宮辻子幕府、その後、各蔵幕府滅亡までは、若宮大路幕府だった。宇都宮辻子幕府と若宮大路幕府とは、私が歩いた側と若宮大路の反対側あたりになる。いずれ幕府跡も石碑が残るのみ。
興味のある方は、ここをクリック。
鎌倉駅までの道筋
三河屋本店(国登録有形文化財)
三河屋本店は、明治33年創業の酒店で、現在の建物は昭和2年に建てられました。伝統的な出桁(だしげた)造りの店構えは、若宮大路の沿道でひときわ目を引く存在です。敷地の奥にある蔵や商品の運搬に使うトロッコなど、昔ながらの商文化が大切にまもられています。
三河屋本店は、鎌倉の戦前の商店建築を代表するものとして貴重な建物です。
所在地:雪ノ下一丁目
看板は、当然かも知れないが『屋河三』と書かれている。この建物は昭和2年建築か。そんなに古めかしくは見えない。しっかり建てているから傷みが少ないのだろうか。

三井住友銀行鎌倉支店
レトロな感じだが、結構新しいビルのようで、2007年10月の「ポロ・ラルフローレン」閉店後、新たなテナントとして三井住友銀行鎌倉支店が入ったようだ。空き屋にしておくよりは、銀行でも何でも入って、賑やかにしてくれていたほうが助かるが、少々意外だった。昔の支店跡を記念館のようにしているのかと思いきや、歴とした現役の支店のようだ。

私自身は入ったことはないが、素晴らしい聖堂のようだ。鶴岡八幡宮に通じる若宮大路を見下ろす雪ノ下教会の聖堂外壁に貼られている聖母のモザイク画が有名。夕日を受けた聖画の輝きは一見の価値ありのようだ。

若宮大路・段葛入口に建つ二の鳥居
鶴岡八幡宮から海まで続く若宮大路沿いには3つの鳥居があり、海側から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居という。二の鳥居から三の鳥居までの間には、道の中央に、頼朝が妻・政子の安産を祈願して設けた「段葛(だんかずら)」と呼ばれる一段高く盛り土された参道がある。二の鳥居付近では幅約5メートルあるが、三の鳥居付近では約3メートルと狭くなる。遠近法を利用し、参道を実際の距離より長く見せたのだそうだ。

ちょっと江ノ電に
江ノ電鎌倉駅
ここから次の目的地である長谷まで歩いても大した距離ではないが、江ノ電の雰囲気を味わいたく、往復とも江ノ電を利用した。




江ノ電先頭席にて
フロントガラスはもう少し綺麗に保ってもらいたいところだ。

途中区間(鎌倉-和田塚)

和田塚駅

途中区間(和田塚-由比ヶ浜)

由比ヶ浜駅
鎌倉文学館の最寄り駅。帰りはここから乗車した。

途中区間(由比ヶ浜-長谷)



長谷駅
此処は比較的大きな交差するスペースを持った駅。此処で下車して、大仏殿、長谷寺、鎌倉文学館を歩くことにする。

