京都小旅行(14) - 京都小旅行_2013_August
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京都小旅行(14)

高台寺(1)
臨済宗建仁寺派の寺院ということは、あの建仁寺の末寺になるんだ。まあ、仏殿が再建されなかったくらいだから、歴史を彩ってきた寺院とはいえども、大本山には成り得なかったのだろう。
高台寺(こうだいじ)は京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。山号は鷲峰山(じゅぶさん)、寺号は詳しくは高台寿聖禅寺と称する。豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院であり、寺号は北政所の落飾(仏門に入る)後の院号である高台院にちなむ。釈迦如来を本尊とする禅宗寺院であるとともに、秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格をもった寺院である。


高台寺の境内図
高台寺_境内図

天満宮
高台寺天満宮は、北政所ねねが、慶長十一年(一六〇六)に高台寺を創建した際、日頃崇拝していた綱敷天満宮の祭神菅原道真公を勧請して高台寺の鎮守社としたもの。左前方に写っているのが『なで牛」。その後方にチラと見えているのが『マニ車』。
高台寺天満宮

庫裡
庫裡_1
庫裡_2

遺芳庵
方丈・書院の背後にある田舎屋風の茶室で、近世初期の商人で趣味人であった灰屋紹益が夫人の吉野太夫をしのんで建てたものという。一畳台目の小規模な茶席で、炉は逆勝手向切りとする。吉野窓と称する、壁一杯に開けられた丸窓が特色である。京都市上京区にあった紹益の旧邸跡から明治41年(1908年)に移築したもの。建築様式の点から、紹益と吉野太夫が生きた近世初期まではさかのぼらず、後世の人が2人を偲んで建てたものと推定されている。
遺芳庵_1
遺芳庵_2

偃月池・観月台・庭園
観月台…重要文化財
横浜の三渓園にある『亭榭』がそっくりだと思えて仕方が無い。秀吉大好き人間の原三渓氏がこの観月台を模して作ったのだろうか。
三渓園にある『亭榭』を取り上げた頁にjump
檜皮葺きの四本柱の建物であり、三方に唐破風をつけた屋根の下から観月するための建物である。
観月台_1
観月台_2
観月台_3

庭園…史跡及び名勝
庭園は、開山堂の臥龍池、西の偃月池を中心として展開されており、小堀遠州の作によるもので、国の史跡・名勝に指定されている。偃月池には、秀吉遺愛の観月台を配し、北に亀島南の岬に鶴島を造り、その石組みの見事さは桃山時代を代表する庭園として知られている。
庭園_1
庭園_2
庭園_3

書院
方丈の背後に建つ。写真にある提灯でわかるかもしれないが、百鬼夜行展を開催していた。私はどうもこういうものが苦手だ。撮影は禁止になっていた。写真で思い出さないで済んで良かったかも。
年月を経た物は霊が宿るとされ、捨てられた道具がお化けなどに姿を変えて夜行進することを百鬼夜行と呼んだ。高台寺のある場所はかつての葬送の地だったことなどから、企画された。
書院_1
書院_2

方丈
方丈の内部や前庭は実に実に見事なものなのだが、撮影は禁止になっていた。本当に残念でならない。あとで検索してみると、前庭の写真はたくさんUPされていた。方丈の内部のみが撮影禁止だったようだ。撮っておくんだった。
庫裏の右手に建つ。大正元年(1912年)の再建。創建当初の方丈は文禄の役後に伏見城の建物を移築したものであった。

偃月池・庭園越しの方丈
偃月池・庭園越しの方丈
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2013年08月26日
最終更新 -0001年11月30日

14 Comments

There are no comments yet.

makira  

こんばんは!

AzTakさん、こんばんは!
ねねゆかりの高台寺は勝手にイメージとして
寺1つ位のものとばかり思っていましたが広いのですね 汗)
書院で百鬼夜行展なんてものを開催するんですね!
提灯の図柄が面白いですね♪
屋根の下から月を見るための建物が
こんなに豪華とは・・・
秀吉が没したばかりで、溢れるほどの金銀財宝が
まだあったと思われますので、これくらいなんでもなかったのでしょうね!
流石です♪

2013/08/26 (Mon) 02:04

のんびり熊  

AzTakさん

おはようございます
記憶が薄れていた、と言うより忘れていた高台寺。
こうして見させていただくと、そうだったのかなと思い,懐かしく嬉しいです。

2013/08/26 (Mon) 06:14

Mika  

AzTakさん、こんばんは♪

こうしてお写真を拝見していると、夏の京都の風景もとても素敵です。
青々とした木々や山を背景に見る建物や史跡は趣があります。

マニ車と言うと確かチベットで見られる、くるくる回す仏具のことですよね。
京都にもあるんですね。
「なで牛」というのは、なでるとご利益があるのかな・・・
なんで牛なのか、ちょっと気になりました。

もっと気になったのが百鬼夜行展!おもしろそうです!
AzTakさんは苦手でいらっしゃるのですか・・・ちょっと意外です(失礼しました)
でも、提灯に描かれているからかさ小僧、愛嬌がありますね~(^^)

2013/08/26 (Mon) 08:48

jsk  

おはようございます
観月台、造りは本当に「亭榭」と同じですね。
非常にお洒落な趣を感じます。
庭園も形になりますね。山を遠景にして建物・庭の配置が素晴らしいです。
今回の写真、解像感が素晴らしいですね。

2013/08/26 (Mon) 10:22

masa  

こんにちは。

建物の造りや歴史はよく分らないのですが、日本庭園は好きなので、つい目が行ってしまいます。
定番の池に松と石これだけで充分ですね。
名だたる人の造った庭園、さぞかしすばらしいのでしょうね。

2013/08/26 (Mon) 12:23

keico  

こんにちは(*´∀`)

茶室とかいいですね。藁葺き屋根というのかわかりませんが、なんか可愛いです。

庭園のいし組は、あんまり、みたことないので、どういいのか?難しいですが、きっと、ここにいくと、雰囲気とか、いいんでしょうね。現代は情報ばかりの、娯楽みたいになってしまって、こういう、石をみて、感ずる感性とか、昔は楽しんだんだなとおもうと、どっちが、洗練されたものか、わからなくなります。
おしゃまでした。m(__)m

2013/08/26 (Mon) 13:50

AzTak  

Re: こんばんは!

> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。今日は赤坂迎賓館の見学に行ったりしていて、遅くなりました。

> ねねゆかりの高台寺は勝手にイメージとして
> 寺1つ位のものとばかり思っていましたが広いのですね 汗)

今でもかなり広い寺域ですが、高台寺の表門が、実はかなり離れたところにあります。重要文化財です。こいつを見落としたかと落ち込んでいたのですが、そうではありませんでした。昔はもっと寺域が広かったようです。

> 書院で百鬼夜行展なんてものを開催するんですね!
> 提灯の図柄が面白いですね♪

建物内の展示物の写真撮影は禁止されていましたが、お化けの絵画ばかりでした。昔この辺りが葬送の地だったからということで始めた企画らしいですが、正しくは清水寺の辺りだったようです。

その昔(平安時代頃)人が(身分の高い人以外が)死ぬと決まった場所に打ち捨て、
カラスとか鳥類・虫が屍肉を食い尽くされるままに放置しました。 風葬・鳥葬と言います。
京都には鳥部野(とりべの)・蓮台野(れんだいの)・化野(あだしの)等があります。
鳥部野は今の清水寺です。清水の舞台の下あたりと言われています。
鳥辺野という地名について、死んだ人を木に吊し、その肉を鳥に喰らわせる「鳥葬」の地だった事から名付けられた。
延鎮上人がそれらの魂を供養しようと、宝亀9年(778)に“音羽の滝”近くに庵を結んだのが清水寺の始まりです。


> 屋根の下から月を見るための建物が
> こんなに豪華とは・・・

庭園の見事さと相まって、見事なものです。暫く見入ってしまいました。

> 秀吉が没したばかりで、溢れるほどの金銀財宝が
> まだあったと思われますので、これくらいなんでもなかったのでしょうね!
> 流石です♪

何でもなかったかどうかは別問題として、すごいものですよね。写真撮影が禁止されている部分が見事なんです。こればかりは行って、自分の目で確かめないといけないようです。

2013/08/26 (Mon) 20:03

AzTak  

Re: AzTakさん

> おはようございます

のんびり熊さん、こんばんは。

> 記憶が薄れていた、と言うより忘れていた高台寺。
> こうして見させていただくと、そうだったのかなと思い、懐かしく嬉しいです。

見ているうちに少し記憶が蘇りましたか。忘れ去るのはもったいないお寺さんかもしれません。
次回取り上げるものの最後辺りに、当時は存在しなかったものが出てきます。『なんだこりゃ』なんて言わないでくださいね。

2013/08/26 (Mon) 20:09

AzTak  

Re: タイトルなし

> AzTakさん、こんばんは♪
>
> こうしてお写真を拝見していると、夏の京都の風景もとても素敵です。
> 青々とした木々や山を背景に見る建物や史跡は趣があります。
>
> マニ車と言うと確かチベットで見られる、くるくる回す仏具のことですよね。
> 京都にもあるんですね。

そのようですね。

> 「なで牛」というのは、なでるとご利益があるのかな・・・
> なんで牛なのか、ちょっと気になりました。

これは道真と大いに関係があるんですよ。下記解説のとおりです。

天神信仰の中でも、天神さまと牛とは切っても切れないものがあり、古くより様々な縁起・伝承を見ることが出来ます。
道真公は承和十二年六月二十五日乙丑の年に、ご生誕になり、延喜三年二月二十五日の丑の日に薨ぜられ、また「菅家聖廟略伝」には、菅公自ら遺言をされ、「自分の遺骸を牛にのせて人にひかせずに、その牛の行くところにとどめよ」とあり、その牛は、黙々と東に歩いて安楽寺四堂のほとりで動かなくなり、そこを御墓所と定めた、と書かれています。
ほかにも、天神さまと牛との関わりについて数多く見られ、道真公がいかに深く牛を慈しんでいたかも窺われます。
このようなことから当神社の境内には石造りの臥牛があり、牛の角をなでていく方、手を合わせていく方、鼻が悪いといって鼻をなで、足が悪いのでと足をなでていく方、・・・・・と多くの方々から「撫で牛」として信仰されています。


> もっと気になったのが百鬼夜行展!おもしろそうです!

風葬とか鳥葬とかが行われた場所が京都にはいくつかあり、清水の舞台辺りも鳥部野と呼ばれたそうした場所でした。そこを浄霊するために清水寺が建てられたということのようです。清水寺の営業妨害をする意図はありませんから、気にしないでくださいね。
そういう話が近くにあるから、お化けの絵画の展示も面白いのではということで始められたようですよ。

> AzTakさんは苦手でいらっしゃるのですか・・・ちょっと意外です(失礼しました)
> でも、提灯に描かれているからかさ小僧、愛嬌がありますね~(^^)

どちらかと言うと美人画などのほうが、心安らかに見ることができます。(^_^;)

2013/08/26 (Mon) 20:27

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます

jskさん、こんばんは、

> 観月台、造りは本当に「亭榭」と同じですね。

三渓園の「亭榭」の方が似せたんでしょうね。原三渓氏は熱烈な秀吉大好き人間だったそうですから、このお寺さんにも何度も足を運んだことでしょう。『観月台』はたいそう気に入られたんだと思います。

> 非常にお洒落な趣を感じます。
> 庭園も形になりますね。山を遠景にして建物・庭の配置が素晴らしいです。

庭園はあの小堀遠州作ですから。すごいのは当たり前かもしれませんが、本当にすごいなと思いました。

> 今回の写真、解像感が素晴らしいですね。

あれま、初日のキャノンのEOS60Dが泣いて、2日目の富士フィルムのX-20が高笑いかも。
キャノンはあとで好きなようにいじる余地を残したような記録にとどめ、富士はちょっと踏み込んだような記録をしている感じですね。ポイントは絞りをどのくらい活用するかでしょうが、富士は積極的にやっているのかもしれません。
 

2013/08/26 (Mon) 20:40

AzTak  

Re: こんにちは。

masaさん、こんばんは。

> 建物の造りや歴史はよく分らないのですが、日本庭園は好きなので、つい目が行ってしまいます。
> 定番の池に松と石これだけで充分ですね。
> 名だたる人の造った庭園、さぞかしすばらしいのでしょうね。

実際にご覧になれば、暫く動けなくなるほど、感動されるのではと思います。
北政所の沈んだ心が少しは解放されたんでしょうか。そんな願いが込められているんでしょうね。

2013/08/26 (Mon) 20:47

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは(*´∀`)

keicoさん、こんばんは。

> 茶室とかいいですね。藁葺き屋根というのかわかりませんが、なんか可愛いです。

こちらは遺芳庵という通人好みのモノのようですね。
次回、これとはまた趣の違った『傘亭』と『時雨亭』という重要文化財コンビが登場します。こちらは利休好みのもののようです。見比べてみていただきたいと思います。

> 庭園のいし組は、あんまり、みたことないので、どういいのか?難しいですが、きっと、ここにいくと、雰囲気とか、いいんでしょうね。現代は情報ばかりの、娯楽みたいになってしまって、こういう、石をみて、感ずる感性とか、昔は楽しんだんだなとおもうと、どっちが、洗練されたものか、わからなくなります。

昔は昔の良さがあったんでしょう。実際にご覧いただくと、衝撃をうけるかもしれません。私には、すごいインパクトがあるものでした。

> おしゃまでした。m(__)m

2013/08/26 (Mon) 20:59

土佐けん  

こんばんは

高台寺、出かけて撮影したときの事を
思い出しております^^
こう言う建物あったよな~と二人で見ております^^
高台寺は紅葉の時期に夜間拝観を開催するのですが
人が多いし、僕のカメラでは撮影出来ないか・・・と
言う事で未だ撮影には行けておりません(^^;
ISO感度の良いカメラが欲しい~~~

2013/08/26 (Mon) 22:13

AzTak  

Re: こんばんは

土佐けんさん、こんばんは。

> 高台寺、出かけて撮影したときの事を
> 思い出しております^^
> こう言う建物あったよな~と二人で見ております^^

仲がよろしくて当てられてしまいます。

> 高台寺は紅葉の時期に夜間拝観を開催するのですが
> 人が多いし、僕のカメラでは撮影出来ないか・・・と
> 言う事で未だ撮影には行けておりません(^^;
> ISO感度の良いカメラが欲しい~~~

夜間拝観ですか。すごく素敵なんでしょうね。花灯路の時の写真を他の方が撮られたのを拝見したことがありますが、これは行かずばなるまいという感じでした。まあ、人気の観光スポットだし、それに加えて特別のイベントだから、相当に混むんでしょうね。そこへ、夜間撮影の難しさの問題がついて回りますね。
私も秩父の夜祭に苦戦しています。サラリーマンをやめて、漸く秩父の夜祭に行けるようになったのですが、連続して一敗地に塗れた状態に終わってしまっています。今年の12月3日はどうでしょうかねえ。3度めの正直と行きますかねえ。
ISO感度の良いカメラ。明るいレンズも必要ですよね。う~~ん。手が出ません。


2013/08/26 (Mon) 23:11

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