京都小旅行(4) - 京都小旅行_2013_August
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京都小旅行(4)

伏見稲荷大社から伏見街道を上って東山区に入る。次に目指したのは東福寺だ。

臨済宗大本山東福寺(1)
東山月輪山麓、渓谷美を抱く広々とした寺域に、由緒ある大伽藍が勇壮に甍をならべ佇む....
東福寺の名は、「洪基を東大に亜(つ)ぎ、盛業を興福に取る」と、奈良の二大寺にちなんで名付けられました。
諸堂の完成は1271(文永8)年。
以来、京都五山文化の一角を担う禅林・巨刹です。

東福寺境内図

東福寺南大門…京都府指定文化財 桃山
南参道の入り口にある門。六波羅門までの間にいくつかの末寺がある。
東福寺南大門
東福寺六波羅門…重要文化財 鎌倉
大した門ではないといつも思うのだが、これでも歴とした重要文化財指定の門だ。矢庇のあとが残っているそうだ。いつも確認を忘れてしまっている。
南正面に立つ本坊伽藍の最南端にある惣門です。
もと北条氏の六波羅政庁にあったものを移したと伝えられており、この名があります。1333(元弘3)年の戦の矢庇のあとが残っているといわれています。

東福寺六波羅門

東福寺勅使門…京都府指定文化財 桃山
六波羅門と直角をなす門で、現在は閉ざされています。勅使参向の際、その出入に使用した門です。
東福寺勅使門

東福寺三門…国宝 室町
三門は空門・無相門・無作門の三解脱門の略。南都六宗寺院の中門にあたります。東福寺は新大仏と呼ばれるような巨大な本尊を安置するなど南都二大寺に影響を受け、この三門は大仏様(天竺様)、禅宗様(唐様)、和様をたくみに組み合わせた建造方式となっています。
五間三戸、重層入母屋造、両脇に階上へのぼる山廊を設けた、日本最大最古の遺構です。
応永年間(1394-1428)、足利義持の再建で、1977(昭和52)年、大修理が完成しました。

今回は特別公開がなされていなかった。実を言うと、この三門はなかなか高く、高所恐怖症の私は三門楼上に上ってみたいようなみたくないような…
三門楼上 山廊から階上へ上れば、壮麗な極彩色の世界がひらかれています。楼上内部は二本の柱があるほかは広々として、須弥壇(しゅみだん)中央に宝冠釈迦如来、左右に月蓋長者、善財童子・十六羅漢像が安置されています。正面縁の大額「妙雲閣」の筆は足利義持のものです。中世建築ではめずらしい一面の極彩画は、画聖兆殿司(明兆)およびその門人寒殿司の筆と伝えられています。
東福寺三門
正面から池越しに見る
東福寺三門を正面から池越しに見る
三門前の池に咲いていた蓮の花
東福寺三門前の池に咲いていた蓮の花

東福寺東司…重要文化財 室町
今は臭いなど立ち込めることはないが、往時は大変なものだったと思う。
三門を入ってすぐの左側、選仏場の南に位置する禅宗式の便所で、通称百雪隠(せっちん)といいます。室町時代唯一の東司の遺構として貴重なもので、桁行七間(約35m)、梁間四間(14m)、一重切妻造の建造物です。化粧屋根裏の廂、鏡天井、正背面の切妻飾りは身舎が二重虹梁大瓶束となっており古い禅宗様を現しています。禅僧は用便も修行であり、東司へ行くにも厳しい作法が定められていました。
東福寺東司
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2013年08月16日
最終更新 -0001年11月30日

14 Comments

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dさん  

こんにちは

今回の写真の中で
東福寺三門に眼を奪われました。
柱だけの構造でよく何百年の年月に耐えるものですねえ

ハスの花 素敵に撮れていて拍手です。

2013/08/16 (Fri) 11:05

AzTak  

Re: こんにちは

dさんさま、こんにちは。

> 今回の写真の中で
> 東福寺三門に眼を奪われました。
> 柱だけの構造でよく何百年の年月に耐えるものですねえ

国宝指定にふさわしい巨大かつ壮麗な三門です。太い柱と建物の重みとで安定性がすごくあるようです。でもって、台座の上に置いてあるだけですから、地震なども尻をちょいと浮かせてすかし屁をするくらい(下品な物言いですみません)の感じで、躱すってところでしょう。
特別拝観が実施された時にあの三門の楼上を見たことがあります。みごとなんですよ。人間カメラで撮ってこようと思いましたが、私の頭は単細胞過ぎて、記憶しきれませんでした。いままでいろいろなところの特別拝観に潜り込みましたが、そのうちでも格別のものだたと思いました。

> ハスの花 素敵に撮れていて拍手です。

有難うございます。ヘロヘロになっていて、2-3枚だけ撮りました。

東福寺は国宝・重文の塊のようなお寺さんですが、いつも敷地の西側ばかりをうろちょろしています。私の名前の方はなぜか歩いたことがありません。
西方浄土、東尋坊、…西が良くて、東は味噌っかすなんでしょうかねえ。

2013/08/16 (Fri) 13:27

のAんびり熊  

こんにちは
田舎のお寺さんに馴染みのある私にとって禅寺は落ち着きます。
何かしらすんなり入って行けるようです。
禅宗がどうのこうの講釈を言われてもサッパリ解らず・・・
白い蓮がいいですね
信心の薄い熊です

2013/08/16 (Fri) 13:46

keico  

こんにちは(^^)

東福寺山門、あいてなかったんですね。私も高所恐怖症ですけど、、これ、たかいんですか?急な階段のように見えます。

蓮も、すごくキレイに咲いていて、よく撮れてますね。

雪隠は、大きいですね。なかは、どういうつくりなのか?見たいような感じかします。

おじゃましました。m(__)m

2013/08/16 (Fri) 14:11

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは

のAんびり熊さん、こんにちは。⇐のそのまま転記したんですが、改名した訳じゃありませんよね。


> 田舎のお寺さんに馴染みのある私にとって禅寺は落ち着きます。
> 何かしらすんなり入って行けるようです。
> 禅宗がどうのこうの講釈を言われてもサッパリ解らず・・・

日本の禅宗というと、曹洞宗と臨済宗とですかね。
日本では曹洞宗の開祖が道元(希玄道元)、臨済宗の開祖が栄西(明庵栄西)とされています。
曹洞宗は座禅重視、臨済宗は禅問答重視、という違いがあるようです。
どっちもあまり好きにはなれそうにありません。(^_^;)

> 白い蓮がいいですね
> 信心の薄い熊です

こちらもクリスチャンの端くれなのに、寺社めぐり大好きの爺さんです。
ここまでで拝観料が0円の状況更新中です。境内で写真を撮って、三門の素晴らしさに魅了されていたのに、納骨に来たらしい関西のおばちゃんの『ここは特別なところに入らない限り、普通に見るのはただだから、よーーく見ておいてや』の現実的な声が聞こえ、現実に引き戻されました。こんなところに納骨するような金持ちでもがっちりしているなあって実感しました。

2013/08/16 (Fri) 14:31

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは(^^)

keicoさん、こんにちは。

> 東福寺山門、あいてなかったんですね。私も高所恐怖症ですけど、、これ、たかいんですか?急な階段のように見えます。

三門を通らずとも進めるようになっていて、確か三門の下は普段は潜らせないようになっていたと記憶しています。それとは全く別な話で、三門の楼上が見られるか否かがあります。こちらは特別拝観時のみですね。この三門の楼上は、そこからの景色を楽しむというよりも楼上内部の素晴らしさを愛でる感じです。
絶句するほどの素晴らしさです。高所の怖さを我慢してでも見る価値があると思います。特別拝観の時期は事前に調べておいたほうが良かろうと思います。

> 蓮も、すごくキレイに咲いていて、よく撮れてますね。
>
> 雪隠は、大きいですね。なかは、どういうつくりなのか?見たいような感じがします。

そうですか。お寺さんのHPにごく小さな写真がありました。その写真を見る限り、Simple is the Best.という感じでした。頼み込めば見せていただけるのかもしれませんが、私は遠慮しておきます。

> おじゃましました。m(__)m

2013/08/16 (Fri) 14:43

のんびり熊  

AzTakさん

ふたたび こんばんは
のんびり熊 改名したわけではありません。ドウシテAが入ったのか、のんびり熊には解りまん。??
何かやったんでしょうね
失礼しました

2013/08/16 (Fri) 19:57

Mika  

AzTakさん、おはようございます♪

京都のお寺さんはどこも広々としていて
ゆっくり歩くと心が落ち着きますね。
私が最後に行った時は桜の時期だったので
そんなことも出来ましたが、夏の京都はそれどころではないですね。
蓮の花は、このようなところで見るのが一番合っていそうです。

雪隠・・・大きな建物ですね、馬小屋みたい(笑)
さすがにニオイがすごそうです、特に夏場(^^;
お香でも焚いていたのではないでしょうか・・・

2013/08/16 (Fri) 20:36

AzTak  

Re: AzTakさん

> ふたたび こんばんは

のんびり熊さん、またまたこんばんは。

> のんびり熊 改名したわけではありません。ドウシテAが入ったのか、のんびり熊には解りまん。??
> 何かやったんでしょうね
> 失礼しました

間違いなどしない完璧型の人より、愛嬌があっていいじゃありませんか。
藤子不二雄Aというような使い方をする時もありますから、…。

2013/08/16 (Fri) 21:01

AzTak  

Re: タイトルなし

> AzTakさん、おはようございます♪

Mikaさん、日本からはこんばんはです。

> 京都のお寺さんはどこも広々としていて
> ゆっくり歩くと心が落ち着きますね。
> 私が最後に行った時は桜の時期だったので
> そんなことも出来ましたが、夏の京都はそれどころではないですね。

普通に歩いても平気だと思っていたんですが、特別に暑い時にあたってしまいました。

> 蓮の花は、このようなところで見るのが一番合っていそうです。

三門の前に池があるのは知っていましたが、蓮が植えられていたかまではしみじみと見ていなかったんです。
国宝であれなんであれ基本的には『門』なんだから、門らしく見えるように正面から撮ろうということで、足を運んだついでにパチリと撮りました。

> 雪隠・・・大きな建物ですね、馬小屋みたい(笑)

馬小屋というよりかは厩舎ですかね。あれでも、立派な重要文化財です。
トイレの重要文化財は日光東照宮にもありますが、あちらは、神様のトイレであり、人間用のものではありませんから、臭いはしないと思います。

> さすがにニオイがすごそうです、特に夏場(^^;
> お香でも焚いていたのではないでしょうか・・・

どうしていたんでしょうね。今でも周辺に末寺が固まってありますが、昔はそんなものじゃなく、途方もなく広かったんでしょう。迷惑をかけるものもなく、ニオイ対策は何もしていなかったのでは。
糞尿は肥溜めで枯らして、有機肥料としていたんではないかと思っているんですが。流石に肥溜めも畑も見当たりませんでした。

2013/08/16 (Fri) 21:21

jsk  

こんばんわ

東福寺三門・・・・これは凄いですね。
まさに精緻の極み、木造建築の美しさの極限のような気がします。
木組み繰り返しが素晴らしい景観を創っています。
本当に素晴らしいですね。ため息が出ます。

2013/08/16 (Fri) 21:52

makira  

こんばんは!

AzTakさん、こんばんは!
伏見稲荷大社の千本鳥居は流石に比類なきものですね!
鳥居内での撮影は素晴らしいですね!
こんな撮影方法もあるのかと勉強になりました。
「おもかる石」は面白いですね!

門が好きな私ですので、東福寺のたくさんの門
興味深く、地図と対比しながら見させていただきました♪
六波羅門の矢庇のあとを確認できなくて残念でしたね。
何と言っても圧巻は三門です!階上へ上れれば最高でしたね。
百雪隠の東司もたくさんの禅僧がいたので、これ位の規模のものが必要だったのでしょうね!
楽しませていただきました!
ありがとうございました♪

2013/08/16 (Fri) 22:38

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんばんわ

jskさん、こんばんは。

> 東福寺三門・・・・これは凄いですね。
> まさに精緻の極み、木造建築の美しさの極限のような気がします。
> 木組み繰り返しが素晴らしい景観を創っています。
> 本当に素晴らしいですね。ため息が出ます。

外観も素晴らしいんですが、三門楼上の様子がこれまた素晴らしいんです。特別拝観の折には是非お見逃しなきように。こんな感じです。写真撮影厳禁だったと思ったけど、どうやって撮ったのだろう?
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazu_san/hyaku_sanmon.htm

2013/08/16 (Fri) 22:41

AzTak  

Re: こんばんは!

> AzTakさん、こんばんは!

Makiraさん、こんばんは。

> 伏見稲荷大社の千本鳥居は流石に比類なきものですね!
> 鳥居内での撮影は素晴らしいですね!
> こんな撮影方法もあるのかと勉強になりました。
> 「おもかる石」は面白いですね!

千本鳥居は想像していたとおりにファンタスティックなものでした。
おもかる石が重いと感じるようでは私も爺さんになってしまったものだと、…。

> 門が好きな私ですので、東福寺のたくさんの門
> 興味深く、地図と対比しながら見させていただきました♪
> 六波羅門の矢庇のあとを確認できなくて残念でしたね。

六波羅探題とか習いましたが、そんな時代のものなんですねえ。ちゃっちい感じなんですがあ、鎌倉時代から現役選手とは恐れ入ってしまいます。いつも、ぼーっとして通りすぎてしまいます。

> 何と言っても圧巻は三門です!階上へ上れれば最高でしたね。

特別拝観の時期じゃなかったので仕方ありません。前回は昨春の特別公開時で、もちろん見ました。すごく感動しましたよ。下記URLのような感じです。写真撮影厳禁のはずなのに、どうやって撮ったんでしょうね。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazu_san/hyaku_sanmon.htm

> 百雪隠の東司もたくさんの禅僧がいたので、これ位の規模のものが必要だったのでしょうね!
> 楽しませていただきました!

あと何回か続けちゃいます。『早く次に移れ』って叱られそうです。
> ありがとうございました♪

2013/08/16 (Fri) 22:57

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