神代植物公園と深大寺(8)
本堂
江戸時代の本堂が慶応元(1865)年の火災で焼失した後、本尊の阿弥陀如来像は、仮に再建した庫裡に安置させ、大正8年に今の本堂を完成させた。同時に焼失した元三大師堂の方は、すぐに再建されたのに比し、こちらは再建までにかなりの時間がかかった。堂宇の重要度の違いなのだろう。


山門
元禄8年(1695年)に建てられたもので、深大寺で最も古い建造物で、常香楼とともに、慶応元(1865)年の火災でも焼失を免れた。



常香楼
詳細に見ずに単に煙を身にまとっただけで終わってしまったが、なかなか素晴らしい意匠が施された小建築物のようだ。1833年(天保4年)建立。

梵鐘(重要文化財)
永和2年(1376年)、山城守宗光なる人物が鋳造したもので、都内では港区・阿弥陀寺の銅鐘、板橋区・真福寺の銅鐘に続く古い鐘だそうだ。鐘楼に吊り下げられているのは、平成新鐘だそうだ。重要文化財の旧梵鐘は釈迦殿に収納されているとのことだ。
深大寺鐘楼と平成梵鐘

深大寺sanpoさんの画像を借用
平成新鐘

旧梵鐘(重要文化財)

国蝶のオオムラサキ
深大寺ならば、国蝶のオオムラサキの飼育が可能なのではと着目され、飼育活動が続けられているそうだ。大きくなった蝶がこの金網に入れられていた。綺麗な青紫色ではないので、メスのほうを撮ったのかもしれない。もしくは反対側から見ると美しかったのかも。

その他、気になった建物
本坊旧庫裡

書院
書院だと思うが…

門前の様子


以上で今回の『神代植物公園と深大寺』シリーズは終了です。最後までご覧頂き有難う御座いました。