横浜山手西洋館ほかを見て回る(5) - 横浜山手西洋館ほかを見て回る_2013_June
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横浜山手西洋館ほかを見て回る(5)

山手234番館
1棟としてはそこそこの大きさだが、そこを4戸で使うということになると、そう余裕がある感じではない。敷地全体もそれほど広くはないし、西洋館の代名詞のような前庭もない。ここを外国人向けの各戸3LDKの共同住宅としたようだが、当時の外国人には狭小の印象を持たれなかったのだろうか?関東大震災直後の住宅事情の良くなさで、何とか了解してもらったのだろうか。
前回撮影分
山手234番館_前回撮影分
今回撮影分
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この空間は、採光のためにつくられたのだろうか?
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エリスマン邸の斜め前、山手本通沿いに建つ山手234番館は、昭和2(1927)年頃外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、現在の敷地に民間業者によって建設されました。関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、設計者は、隣接する山手89-6番館(現えの木てい)と同じ朝香吉蔵です。
建設当時の施設は、4つの同一形式の住戸が、中央部分の玄関ポーチを挟んで対称的に向かい合い、上下に重なる構成をもっていました。3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられています。また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓や鎧戸、煙突なども簡素な仕様で採用され、震災後の洋風住宅の意匠の典型といえます。
建築後、第2次世界大戦後の米軍による接収などを経て、昭和50年代頃までアパートメントとして使用されていましたが、平成元(1989)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。平成9(1997)年から保全改修工事を行なうとともに、平成11(1999)年から一般公開しています。1階は再現された居間を中心に山手地区の洋館のパネル展示、2階は貸し出しスペースとして、ギャラリー展示や会議等にご利用いただけます。


えの木てい
午前11時開店なので、どうにも時間が合わなくて、恥ずかしながら入ったことがない。内部はなかなか豪華なんだそうだ。
かつて外国人居留地であった横浜山手には大正から昭和初期にかけて建てられたレトロな洋館が今でもあちらこちらに点在しています。
「えの木てい本店」もその洋館のひとつで、昭和2(1927)年日本人建築家朝香吉蔵氏が設計した英国式の洋館で当時を偲ばせる貴重な建築物としても知られています。元はアメリカン人検事が暮らしていましたが、昭和45(1970)年に現オーナーのご両親が自宅用に買い取りました。
歴史的建築物として有名なこの洋館には多くの人が撮影に訪れていました。もともとお菓子やお料理を作るのが大好きだった現オーナーのお母様は、時折そんな人々を招きいれて自家製のケーキとお茶でおもてなしをしていたのが始まりで、昭和54(1979)年、1階のリビングをカフェとしてオープンいたしました。店名は庭にある大きな榎から名づけられました。
木製の上げ下げ窓、冬は薪を焚く暖炉、150年以上も昔のアンティーク家具など、古き良き山手の雰囲気を漂わせるティールームでは、レアチーズケーキや英国風スコーンなどオープン以来のレシピをそのまま受け継ぐ人気メニューが今も健在です。

前回撮影分
えの木てい本店_前回撮影分
今回撮影分
えの木てい本店_今回撮影分_1
えの木てい本店_今回撮影分_2
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2013年07月09日
最終更新 -0001年11月30日

12 Comments

There are no comments yet.

makira  

おはようございます!

AzTakさん、おはようございます!
山手234番館は訪れなかったと思います 汗)
外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)とは言え、
立派なものですね!
えの木ていは中でお茶を頂きました♪

2013/07/09 (Tue) 04:39

nanaga2  

おはようございます。山手234番館は玄関脇のベランダ下を利用したテラス、台所、ドア等を拝見しますと、映画でしか知らない海外の建物のイメージと重なる部分がありますね。修学旅行で神戸の異人館なんかを廻ったはずなのですが、もう、覚えていません。横浜にもこの様な素敵な建物が残っている場所があるとの事で、いつかは行きたくなりました。

2013/07/09 (Tue) 05:29

AzTak  

Re: おはようございます!

> AzTakさん、おはようございます!

makiraさん、おはようございます。

> 山手234番館は訪れなかったと思います 汗)
> 外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)とは言え、
> 立派なものですね!

しっかりつくってあったと思いました。残念なのは、中庭が殆ど無かったことです。現在の建物への悪しき先例を造ってしまったかもしれません。

> えの木ていは中でお茶を頂きました♪

うーーん、羨ましい。中華街で昼食などと思うと、どうしても出足が早くなってしまい、…。

2013/07/09 (Tue) 07:15

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます。山手234番館は玄関脇のベランダ下を利用したテラス、台所、ドア等を拝見しますと、映画でしか知らない海外の建物のイメージと重なる部分がありますね。修学旅行で神戸の異人館なんかを廻ったはずなのですが、もう、覚えていません。横浜にもこの様な素敵な建物が残っている場所があるとの事で、いつかは行きたくなりました。

nanaga2さん、おはようございます。
確かにそんな感じです。これに中庭があると最高なんですが。

ぜひぜひ。三渓園とセットで如何ですか。若い人なら三渓園とセットでも一日ですべてを回ることができますが、我々世代にはちょっときついかもしれませんし、ゆっくり回り、お茶もしっかりいただくのも素敵かもしれません。

2013/07/09 (Tue) 07:22

のんびり熊  

こんばんは
ホーッ 外人さんようのアパートメントってのも有るんですね~
もっとも昭和の始め頃までの日本のアパート(長屋)には外人さんは住めないか?
時代とはいえ、アンティーク家具で昔のレシピを味わうのもいいでしょうね。

2013/07/09 (Tue) 20:25

土佐けん  

こんばんは

内部もお洒落ですね~~
やはりこう言う部屋には日本酒ではなく
ワインやシャンパンが似合いますね^^

2013/07/09 (Tue) 21:15

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> ホーッ 外人さん用のアパートメントってのも有るんですね~

あったんですねえ。

> もっとも昭和の始め頃までの日本のアパート(長屋)には外人さんは住めないか?

そんなことはないでしょうが、当時の日本はどう見ても三流国。一流国の技術者とか、ビジネスマンとかにすれば、『わざわざ来てやっているんだ。それなのに、こんな待遇なの?』という反応は大いに有り得る話で、定住可能地の人口密度が異常に高い日本の泣き所だったんでしょう。
当時の国家間の移動・運搬手段が船舶だったため、横浜より適当な土地はなかったんでしょうね。そこで、横浜の然るべきところになんとか外国人のための土地や建物を確保する。精一杯気張ってこれくらいでしょうかね。

> 時代とはいえ、アンティーク家具で昔のレシピを味わうのもいいでしょうね。

精一杯背伸びをしていた時代です。当時の日本人には身の丈のあわないことだらけだったかもしれません。
外国人には、『まあ狭い住宅だな』ってところで、何とか折り合いがついていた感じではなかったのでしょうか。
彼らの相手をする日本人たちには、一流国の仲間入りをして久しい今の人達には想像できないほどの気苦労があったと思います。
全く関係ないけれども、日本でもトップの商社の経営者の息子さんの家庭教師を短期間したことがあります。極めて優秀な生徒だっただけに、私のプレッシャも大変なものがありました。
勉強を終えた後、田園調布の瀟洒なお屋敷で家族とともにいただく食事は最高級のものだったんですが、どうにも敷居が高くて、何を食べたのかよくわからない状態でした。その時の私の気持ちが似ているかもしれません。

2013/07/09 (Tue) 21:48

AzTak  

Re: こんばんは

土佐けんさん、こんばんは。

> 内部もお洒落ですね~~
> やはりこう言う部屋には日本酒ではなく
> ワインやシャンパンが似合いますね^^

シャンパンがいいですか。ちょっとした思い出があるんです。

40年程前にある国で、近くの席のカップルが親密な感じでシャンパンを飲んでいるのを見て、我々も注文したんです。やんわりと断られました。真意はこんなものだったんではないでしょうか。

日本のマセ餓鬼共が生意気を言うんじゃない。あれは、これからメイク・ラブに入るカップルが気分を高揚させるために呑む酒だ。君たちにはそんな相手などいないじゃないか。それに非常に高いんだぞ。こんなトコロで散財したら親が泣くぞ。悪いこと言わないから、適当なワインで我慢しなさいよ。

ちなみに気分を鎮めるために飲む酒もあるようです。今宵のナイトキャップはいかが致しましょうか?

2013/07/09 (Tue) 22:01

さのあママ  

英国風スコーン・・・レアチーズケーキ・・・
見たかったな・・ボソッ
ものすごく暑い日が続いてますが
今日もどちらかにお出かけだったのでしょうか
お体には充分気をつけてくださいね

2013/07/09 (Tue) 23:05

kozoh55  

こんな洋館を見る度に

100年以上前に日本に来た異人さんは、
日本に来て幸せだったんでしょうか、って
異邦人としてのさみしさを抱えながら
死んだのかしらなどど
神戸の風見鶏を見ながらそう思ったのです。
おばんです,AzTakさん。
原三渓があの地に住みながら何を思ったのかなあとか
そんなことばかり考えたりするのです。
玉ノ井の遊女たちは案外幸せなのかあとか、
寝岸の料亭の女将たちはお店をたたむとき
どんな気持ちだったのかなあとか、
Aztakさんもそんな気持ちになったりするのですか。
また、お邪魔します。

2013/07/09 (Tue) 23:30

AzTak  

Re: タイトルなし

さのあママさん、こんばんは。

> 英国風スコーン・・・レアチーズケーキ・・・
> 見たかったな・・ボソッ

有りそうなのは『えの木てい』でしょうかね。あそこは開店が11時なので、どうにもタイミングが合わないんです。紹介するからには、こちらも食べないといけなくて、食べると、たった一つだけでは、…となって、非常に危険なんです。m(_ _)m

> ものすごく暑い日が続いてますが
> 今日もどちらかにお出かけだったのでしょうか
> お体には充分気をつけてくださいね

今日はつまらない会議に出席するために、武蔵小山まで行きました。
いつも少し前にいってPALM商店街をぶらつくんですが、戸越銀座商店街に『とんたん』という盛りが良く美味しい豚丼のお店があるということで、行こうと考えていたんでした。この暑さですっかり忘れてしまいました。来月は会議が休みなので次回は9月。覚えていられるか心配です。

2013/07/09 (Tue) 23:59

AzTak  

Re: こんな洋館を見る度に

kozoh55さん、こんばんは。

> 100年以上前に日本に来た異人さんは、
> 日本に来て幸せだったんでしょうか、って
> 異邦人としてのさみしさを抱えながら
> 死んだのかしらなどど
> 神戸の風見鶏を見ながらそう思ったのです。
> おばんです,AzTakさん。
> 原三渓があの地に住みながら何を思ったのかなあとか
> そんなことばかり考えたりするのです。
> 玉ノ井の遊女たちは案外幸せなのかあとか、
> 根岸の料亭の女将たちはお店をたたむとき
> どんな気持ちだったのかなあとか、
> Aztakさんもそんな気持ちになったりするのですか。
> また、お邪魔します。

英国人などは海外で暮らすことを厭わない気性の持ち主が多そうですが、内心はどうだったんでしょうね。
今回も最後に外国人墓地を訪ねたんですが、人それぞれだったんでしょうね。

私は高校進学の時に故郷を離れたんですが、その頃から地区の主たる産業である漁業が衰退し、船主たちが相互の連帯保証をしていた関係で、ばたばた倒れ、ゴーストタウンのような街になってしまいました。故郷に帰っても、知っている人に偶然行き会うことはありません。ふるさとの街が無人の街になってしまった感じです。
それがあるので、古い建物には興味があるものの、廃業したり、倒産したりした建物はどうにも正視できないのです。
いわきは、かつて炭鉱が潰れ、漁業が衰退し、今は大地震と津波による被害を受け、放射能汚染の間接的な影響を弾き返せないでいます。結構栄えていた時期もあったんですが。

2013/07/10 (Wed) 00:17

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