いわき~小野~三春(1)
三春滝櫻
前回行ったときは満開で見事だったのだが、週末で渋滞も半端なものではなかった。今回はそれに懲りて、平日でまだ3分咲き程度のものを見に行った。混雑渋滞は確かになかったが、肝心の桜の開花が私の頭髪程度で少し寂しかった。やはり大変な思いをしてでも、満開の時期に行けばよかったかなと思った。
いわきから高速を使わずにあちこち見ながら向かったが、途中から櫻の花が全く見られなくなり、かなり心配した。やはり阿武隈高地はいわきの海岸寄りの地域に比べてかなり寒い。昨10日の気温は10℃に達せず、夜半には降雪があるという予報。来週でもまだ大丈夫そうな感じに思えた。













このショットのみFUJIFILM X20で撮影

岐阜県根尾村(淡墨桜)、山梨県武川村(実相寺)の神代桜と並んで、日本三大桜として有名な滝桜は、大正11年10月12日、国の天然記念物の指定を受けた名木です。
また、平成2年6月2日「新名木百選」(緑の地球キャンペーンの一環として、読売新聞社と国際花と緑の博覧会協会が指定)に認定されるとともに、人気投票による「名木ベスト10」にも選ばれています。
開花期には、四方に伸びた太い枝から、真紅の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに滝が流れ落ちるかのように見えることから、古来より「滝桜」と呼ばれるようになったと言われています。
滝桜は、ベニシダレザクラで、寿命の長い桜です。それにしても樹齢1,000年と言われるまで長生きしているのは、桜久保というくぼ地にあって、強風を避けることができ、日だまりの中で周りの畑の栄養分をもらっていたためであり、また、昔から人々の滝桜に対する愛護の気持ちによって守られてきたためであると思われます。
滝桜は、江戸時代のころ、すでに京の都にすむ公家や歌人の間でも評判になり、「名に高き三春のさとの滝桜 そらにもつづく花の白波」などと歌にも詠まれています。
平成17年1月15日から17日の朝にかけて湿った大雪(約60cmから80cm)が降り、この積雪によって滝桜の樹、中位から上位部で枝が折れ落下する被害にあいました。
枝の折れ口部分については、植物研究者や樹木医等の指導を受け、処理を行いました。
折れた枝の一部は、ステーションに展示してありますので、お立ち寄りの際に見学いただけます。
三春ダム「さくら湖」
なかなか美しい景観だ。
阿武隈川の支流大滝根川に建設された多目的ダムで、平成10年に竣工しました。
このショットのみFUJIFILM X20で撮影。どうも屋外の撮影が不調な感じなので、ドッグ入りさせることにした。
