九品仏浄眞寺
参道にあった庚申塔。文字の方は難なく読めるが、フィギュアの方は石が風化して見難くなってしまっていた。でも見たところ一番オーソドックスなもののようだ。


現在は『犬の散歩やサッカー等の球技を行う…』という注意書きはあるものの、高級住宅街で『猟銃をぶっ放す』なんてことは考えられない。隔世の感ありの標識だ。尤も5年前に射殺事件が起きたところでもあるが。

立派な拵えの仁王門。『紫雲楼』とも呼ばれる。寛政5年(1793年)建立。相当なお金が掛かっていそうな建築物だ。

仁王門楼上に阿弥陀如来と二十五菩薩像が安置されていると案内板に書かれていたが、偶々なのか確認できた。

鐘楼。宝永5年(1708年)建立。こちらも相当にお金が掛かっていそうな建築物だ

本堂。写真ではそう大きくは見えないかもしれないが、実際には相当な大きさのお堂だ。こちらも相当に立派な建築物。都の無形文化財に指定されている『来迎会(お面かぶり)』という極めて風変わりな宗教行事が3年に一度行われる。その際は本堂(現世)と向かい合う上品堂(彼岸)との間に橋が架けられ、…。

本堂の対面に三つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体合計9体の阿弥陀如来像が安置されている。普段は閉まっているガラス戸越しに阿弥陀如来像が薄ぼんやりと拝める。
上品堂(じょうぼんどう…中央)

中品堂(ちゅうぼんどう…右側)

下品堂(げぼんどう…左側)
