浜離宮恩賜庭園に行く+α(6) - 浜離宮恩賜庭園に行く+α_2013_February
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浜離宮恩賜庭園に行く+α(6)

浜離宮恩賜庭園(6)
鴨場の施設が見られるのは全国で5箇所しかないそうだが、東京では浜離宮恩賜庭園のみ。簡単に見られるものではないようだ。
新銭座鴨場
元溜り
波風一つ立たないし、人間に見られている感じも与えない。カモがゆっくり羽根を伸ばせるような環境にしつらえてある。中の島もその一環だろう。
元溜り_1
元溜り_2
元溜り_3
元溜り_4
元溜り_5
解説イラスト
解説イラスト
大覗
ここから覗きながら鳥の集まり具合や風向きを判断してどの引堀を使うかを決める
大覗
その穴から見た様子
大覗の穴から見た様子
小覗
板木を叩きながらヒエやアワを撒き、飼いならされたアヒルが引堀に入ってくる。それにつられて引堀に水鳥たちも入ってくる。
引堀側から見た小覗。目立たないようにカモフラージュされている。
小覗_1
こちら側から覗いていた。
小覗_2
板木を叩いて囮のアヒルに合図を送った
小覗_3
引堀
鷹匠が確認し、頃合いを見計らって合図を送る。その配下の鷹師たちが配置に付き、鷹でカモを捕まえた。
明治時代は鷹ではなく叉手網(さであみ)でつかまえ、逃げそうに鳴ったものは鷹で仕留めた。あの池は危険だという情報を仲間に知らせないためだったとのことだ。

新銭座鴨場の引堀
引堀_3
庚申堂鴨場の引堀
引堀_2
庚申堂鴨場の引堀
引堀_1
鴨場は、庚申堂鴨場と新銭座鴨場の二つがあります。築造は、前者が1778年、後者が1791年という古いもの。鴨場は池と林を3mほどの土手で囲い、土手には常緑樹や竹笹をびっしりと植え、鴨が安心して休息できるように外部と遮断しました。ここでは池に幾筋かの引堀(細い堀)を設け、小のぞきから鴨の様子をうかがいながら、稗・粟などのエサとおとりのアヒルで引堀におびきよせ、機をみて土手の陰から網ですくいとるという猟を行っていました。

鴨塚の碑
2つの鴨場では昭和19(1944)年まで鴨猟が行われていた。昭和10(1935)年、宮内省の鷹匠戸部与四郎がカモの供養のために建立したとのことだ。
鴨塚の碑

馬場跡
吉宗がことのほか乗馬習得に熱心だったとのことだ。この頃アラブ種などを導入した。ここではヨーロッパの馬術を練習した。当時の日本の馬術は中央アジア、欧州に比べ遅れていたようだ。それどころか、彼の時代には武士も馬に乗れないものが珍しくなくなっていた。蹄鉄も一緒に入って来たそうだ。
馬場跡

浜離宮恩賜庭園散歩の最後に

浜離宮ユビキタス
庭園めぐりに際して、「携帯端末を使った庭園案内サービス」を無料で利用することができる。50台あるが、絶対に使いたいという人は予約もネットできるとのこと。日本語、英語、中国語繁体、簡体、ハングルの5カ国語対応。
浜離宮ユビキタス
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2013年02月12日
最終更新 -0001年11月30日

6 Comments

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dさん  

こんにちは

浜離宮恩賜庭園って、広いのですねえ、これなら色んな小鳥も生息していることでしょうね

当地方でも野鳥観察用に、これに似た設備が作ってある公園はありますけど
私が待っていると、いつも野鳥は現れません

2013/02/12 (Tue) 11:54

AzTak  

Re: こんにちは

dさん様、こんにちは。

> 浜離宮恩賜庭園って、広いのですねえ、これなら色んな小鳥も生息していることでしょうね

そうなんでしょうね。殆ど見逃してしまっている私でも多少は観察できたくらいですから。

> 当地方でも野鳥観察用に、これに似た設備が作ってある公園はありますけど
> 私が待っていると、いつも野鳥は現れません

この大覗や小覗は、野鳥観察用ではなく、あくまで狩猟用の設備です。将軍が力の限りを尽くしてこしらえたんでしょうね。そこだけは凄いです。たぶん、ここには野鳥の観察設備は特に用意されてはいないようです。基本的には限りなく昔のまま保存するということでしょう。見たかったら、自分でそれなりの道具を持ってこなくちゃいけません。

dさん様みたいに高級レンズを揃えるわけにはいかないので、画像が小さすぎて何の鳥だか判然としない今回の失敗に懲りて、速攻で2倍のテレプラスを買っちゃいました。私には手頃な買い物だったようです。これを携え、昨11日に不忍池に行って、オオバンとバンとを撮って来ました。でっかく写って最高です。ただし、元のレンズがヘタレですから、…。

2013/02/12 (Tue) 12:09

SONOMI  

こんにちは
春ですね
暖かそうな風景を見せていただいて 羨ましくなりました

2013/02/12 (Tue) 16:43

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは

SONOMIさん、こんにちは。

> 春ですね
> 暖かそうな風景を見せていただいて 羨ましくなりました

比較の問題でしょうか。この日も大雪の大外れの予報の前日で、晴れていたのですが、段々曇りがちになって行きました。最高気温ヒトケタ台の半ばは東京の人間にはかなり寒く感じますが、北海道の人たちには春に近づいた感じに映るかもしれませんね。

ご当地の雪まつりは無事終了したようですね。好評だったプロジェクションマッピングの放映は、最終日には安全上の理由から中止になったようですが、東京駅のイベントと酷似した状況でしたね。無理をしてけが人を出したのではお話になりませんから。
雪まつりも終わったことだし、札幌も程なく春に向かうといいですね。

2013/02/12 (Tue) 17:00

kozoh55  

トーチカのようでもあります

お晩です、AzTakさん。
いつも私のブログにいらして下さり、
ありがとうございます。
浜離宮にはこんな場所があったのですね。
私的には、茶屋があってお茶と和菓子が美味しくて
立派な松があり、そして海水を引き込んでいる
そんなくらいの場所でした。
鴨場の施設がこうして残っていて見ることが出来るなんて
凄い、凄すぎます。
大覗、小覗、そこから見た風景は
こんなのだったんですね。
古い人間としては「トーチ化」「防空壕」にも
見えますね、この施設は。
私の住んでいる市川には天皇家の鴨場がありますが、
中に入れないので、どんなだか全然知らないのです。
丁寧な情報をたくさん下さり、感謝です。

2013/02/12 (Tue) 23:26

AzTak  

Re: トーチカのようでもあります

> お晩です、AzTakさん。

kozoh55さん、こんばんは。

> いつも私のブログにいらして下さり、
> ありがとうございます。

こちらこそ。

> 浜離宮にはこんな場所があったのですね。
> 私的には、茶屋があってお茶と和菓子が美味しくて
> 立派な松があり、そして海水を引き込んでいる
> そんなくらいの場所でした。

一般的にはそう考えるほうが普通ですよね。私も鴨場の施設があると聞いて知っていた程度でした。

> 鴨場の施設がこうして残っていて見ることが出来るなんて
> 凄い、凄すぎます。
> 大覗、小覗、そこから見た風景は
> こんなのだったんですね。
> 古い人間としては「トーチ化」「防空壕」にも
> 見えますね、この施設は。

こちらは小規模な新銭座鴨場の方で庚申堂鴨場の方は、私の調査不足かもしれませんが、入る道が無さそうでした。わざとそうしているように感じました。出来れば、新銭座鴨場の方を見ていただきたいと。
田舎で鍛えたので、新銭座鴨場の方に分け入るのはなんでもないことですが、ルール破りは避けたい。そう考えました。
新銭座鴨場の方は見ることができるのですが、見学者が気配を隠そうとしないので、小さい鴨場であるがために肝心のカモが警戒して寄って来ません。そこが残念なところでした。

> 私の住んでいる市川には天皇家の鴨場がありますが、
> 中に入れないので、どんなだか全然知らないのです。
> 丁寧な情報をたくさん下さり、感謝です。

皇室の関係は秘密が多いようですね。デートの場所だったりしますからね。
クドくて申し訳ありません。もう少し簡略化する努力はしてみようと思っているのですが、…。

2013/02/13 (Wed) 19:43

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