浜離宮恩賜庭園に行く+α(5) 2013.02.11 23:12訂正
築地川沿いに進む
旧・稲生(いなぶ)神社
ご神体がなく神社の機能がないかつての神社って、何のために残してあるんだろうか?暫し考えてしまった。



「旧・稲生(いなぶ)神社は浜離宮庭園内に天明(1781年~1789年)、稲荷神社として建立されました。その後、明治時代に同じ浜離宮庭園内の現在の場所に移転してきたそうです。関東大震災で本殿は破損し、昭和6年に大修理が行われました。残念ながら現在は”ご神体”が無く、神社としての機能はありません。東京都では修復保存しているようです。
牡丹園
牡丹園はまだまだこれからのようだ。冬牡丹などではなく、普通に咲く牡丹のようだ。60種約800株もあるんだと、開花時に再訪する価値がありそうだ。


ぼたん園は60種約800株が植えられており、春には色とりどりの花が優雅さを競っています。
内堀に架かる橋を渡る
三百年の松
確かに見事な松だ。よほど手入れが良いのだろう。



六代将軍家宣が庭園を大改修したとき、その偉業をたたえて植えられた松。太い枝が低く張り出し、堂々たる姿を誇っています。
延遼館跡
標識の写真部分を拡大したもの






浜離宮大手門を入ったすぐに延遼館跡があります。
今は広い芝生と石灯籠など庭園跡だけが残る延遼館は、明治2年(1869)に落成した我が国最初の洋風建築で、鹿鳴館ができるまでは迎賓館としても用いられ、明治12年、第18代アメリカ大統領グラント将軍が引退後ここに2ケ月も滞在し、明治天皇とも交流を深めたところとして知られています。
当時の建物は明治20年の地震により損壊し取り壊されました。そして今回の東日本大震災で、庭園跡の石灯籠が倒壊したままとなっていました。
内堀に沿って庚申堂鴨場に向かう
内堀





ここにもスライドゲートがあった

内堀から庚申堂鴨場にかけてかなり多数のムクドリを見かけた



庚申堂鴨場
道のあるところからは写真が撮りにくかった。仕方がないので、もう一つの新銭座鴨場の方を撮影することにする。(次回取り上げる)
庚申堂鴨場から新銭座鴨場の方に向かう途中に松の茶屋の前を通る
松の茶屋
対岸から見た様子

近くから見た様子…ここからだと内部は見えない

