東京駅ビルを見に行く(4)
和田倉濠前の東京銀行協会ビル
こういうふうにファザードだけを保存して、高層ビルと組み合わせるやり方が丸の内のはやりなのだろうか。JPタワーも低層階に中央郵便局の外観を残している。それにしても美しいファザードを残してくれてよかった。



赤レンガ建築の東京銀行集会所(大正5年築)のファサードを保存し、20階建て高さ82mに高層化した。
隣接地に本社ビルのある東京海上日動火災保険などがテナントとして入居する。
JPタワー
このビルが東京駅の上空権というか、容積率の余り分を譲り受けた超高層ビルなのだ。低層階には旧東京中央郵便局の外観が残されている。
正面奥のビルで、ガラス面に丸ビルなどの姿が映っている

国旗の奥に見えるビルで丸ビルと並び立つ

東京駅の上空権というか、容積率の余り分を譲り受けたということがよく分かる

郵便局株式会社(現・日本郵便)と東日本旅客鉄道(JR東日本)、三菱地所の共同事業により、旧東京中央郵便局敷地に建設された超高層ビルである。JR東日本東京駅丸の内駅舎の南西側に隣接する。
建築物としては、旧東京中央郵便局舎を一部保存した低層棟と最高軒高200.0mの高層棟から構成され、旧東京中央郵便局の保存部分は免震構造で構造躯体を保存している。高層棟には日射遮蔽ルーバー(庇)と高性能遮熱断熱ガラス(Low-Eガラス)によるエアフローウィンドを採用した、床から天井まで1枚ガラスの窓(フルハイト窓)を設置するほか、事務所フロアではLED照明器具の全面採用と明るさセンサーによる照明制御、自然換気窓及び外気冷房の採用により、高い快適性と環境負荷低減を両立している。また、本来の容積率は1,300%だが、建築基準法第57条の二(特例容積率適用地区内における建築物の容積率の特例)により、東京駅丸の内駅舎の容積を移転して、特例容積率1520%が適用されている。
2012年5月31日に竣工し、同年7月17日より東京中央郵便局、ゆうちょ銀行本店及び郵便事業銀座支店JPタワー内分室(現・銀座郵便局JPタワー分室)がJPタワーに移転・オープンした。JPタワー全体のグランドオープンは2013年3月21日を予定している。
パレスホテル
なかなか格好の良いホテルだと思う。泊まったことはないが、名前の恥じない見晴らしなんだと思う。1961年開業だが、施設の老朽化に伴い2009年1月31日で一時休館となった。解体後、地上23階・地下1階建ての最高級ホテルとして建て替えし、2012年5月17日にパレスホテル東京としてグランドオープンしたそうだ。見違えるような気がしたが、まさしくそのとおりだったんだ。
1丁目1番地は各地にあるのだろうが、丸の内というとびきりの商業地の1丁目1番地1号とは凄いことだ。


