近所を散歩した(4)
奥澤神社
奥沢神社は、先ほどの九品仏浄真寺よりはるかに歴史がある。何しろ、浄真寺の前身である奥沢城がつくられた室町時代に創建されたのだから。かつてこの地を領していた吉良氏の家臣、大平氏が室町時代に奥沢城を築城するにあたって世田谷郷東部の守護神として八幡神を勧請したものと伝えられる。古くは八幡神社と称していた。明治期に近隣の神社を合祀した際に奥澤神社と改称したそうだ。由緒が感じられない社名かな?
吃驚させられる鳥居
生身の蛇が嫌いな方も、これなら大丈夫かな?昔は、制作に使うための藁も自給自足で済ませられたのだろうが、今では高級住宅地の真ん中。材料を調達するのが大変なんだろうなあ。受け売りだが、福島県の農家から毎年運ばれてくるそうだ。
この鳥居に飾られている注連縄は、前年に拝殿に祀られていた厄除けの大蛇で、場所を変えて飾られるとのことだ。

下手な写真なので、怖さを感じないかもしれない


拝殿に進む
都会の小さな神社なので、狭い境内なのは不可避。まっすぐには進むことができない。

あの注連縄が大蛇として飾られるのかな?




拝殿から本殿にかけて
神社の規模からすると不釣り合いなくらい立派な本殿があった





何やら石碑や石塔があった。もともとは八幡神社だったから、小学校の名前も八幡小学校とつけられたのだろう。


享保3戊戌年(1718年)で、302年前のものか。顔面以外は保存状態は良い感じだ。

『南無大師遍照金剛』と彫られてあるようだ。弘法大師空海に帰依するという意味のはず。昔は神仏習合だったからここにあってもおかしくなないのだが、…。



その他
大蛇のあまりものを巻いたのかな?

この日の散歩はここまで