野川へ鳥撮りに行ってみた(3)
田舎生まれの田舎育ちだったはずなのに、タシギを見た記憶がない。Wikipediaで検索すると、日本では、春と秋に渡りの途中に飛来する旅鳥と、本州中部以南では越冬のため飛来する冬鳥とがあるそうだ。私が生まれ育った辺りでは旅鳥か。そうだとすると、見たことがなくても不思議はないのかもしれない。
食性は動物食の強い雑食で、昆虫類、節足動物、甲殻類、種子等を食べるのか。人間が手で果たす役割を嘴で果たしているんだな。
最初は居場所を教えてもらってもなかなか見つけることができなかった。それくらい見事な保護色になっていた。それとも私が鈍いのかな?う~~ん。それでも、クイナと違って日中はあまり動かないようで、見つけさえすれば撮るのは容易だった。撮り手としては、クイナの方が面白いかな。
ここだと、少しほじって採餌する必要がありそうだ。あの長い嘴が役立つんだ。その長い嘴が、首をすくめていると見えなくなってしまうんだ。温めているのかなあ?





こんな場所にいると、私には見つけられないぞ。わざと目立ちにくしているんだから、褒めてやらないといけないのかなあ。鳥撮りには大きな障害だけど。


これから暗くなるまでまったりして過ごすのかな?安全な場所では昼間も行動するらしいが、主に夜間に採餌するそうだから。







タシギは狩猟鳥に指定されており、狩猟の対象種である。大日本猟友会が発行している狩猟読本では、『骨が柔らかくその食味は正に焼鳥の王者である』の記述がある。 狙撃(スナイピング、sniping)はタシギ猟からの語源と言われている。