東京駅から少しだけ歩く(3)
大手三ノ門の百人番所は、若年寄支配で江戸城内最大規模の鉄砲百人組(伊賀組・甲賀組・根来組・二十五騎組)の4組が交代で警備していた詰所である。各組とも与力20人、同心100人が配置され、鉄砲25.弓25を備え、昼夜交代で同心が常時100人詰めていたことで百人番所と呼ばれていたそうだ。
伊賀組・甲賀組・根来組は忍者衆として著名だ。残る二十五騎組についてはご存知だろうか?由来に諸説があるようだ。興味のある方は調べてみるのも面白いかと思う。


二の丸庭園へ向かう

昔はほとんど全員が徒歩で行き来しなければいけないゾーンだった。自転車などという楽な移動手段はなかった。

『皇居正門石橋旧飾電燈』だ。たしか、江戸東京たてもの園にも展示してあるはずだ。

秋の七草
女郎花と萩だけしか見つけられなかった。女郎花は見つけられたが、男郎花はこれまた見つけられなかった。




辛夷の実
ちょっとグロテスクだったかな。これが実だそうだ。

庭園の様子
外国人がほとんどだ。こちらが外国旅行中のような錯覚にとらわれる。

花菖蒲が咲いていないとやや殺風景かな。


諏訪の茶屋
明治期の茶室風の建物か。無いない尽くしでも一点豪華主義で建てたのかなあ。





諏訪の茶屋は、江戸時代には吹上地区(現在の御所などのある一帯)にありました。この建物は、明治45年に再建されたもので、明治期の茶室風の建物として優雅な外観を持っているため、皇居東御苑の整備に当りここに移されました。
アメリカデイゴ(海紅豆)
手入れが良いのか色合いが一層鮮やかだ。



梅林坂
いつもは本丸へ上がるのに、汐見坂を通るが気分を変えてこちらの坂を通ってみた。勾配が急なのは一緒だ。

宮内庁書陵部
私には全く無縁のところだ。

あれあれあれ
なんだか様子が変だ。本丸に入ることができないぞ。大嘗宮ほかの仮設工事か。考えてみれば、空き地はここしか無いんだなあ。



大番所

この大番所は大手中の門を警備するための詰所でした。中の門の内側に設けられ、百人番所、同心番所よりも位の高い与力・同心によって警備されていたといわれています。江戸城本丸への最後の番所であり、警備上の役割はきわめて重要であったと考えられています。
コブハクチョウが見送りに出てくれた

見るところが無くなってしまったので皇居東御苑を出る。この後、神田錦町まで歩き、太極拳の稽古を2時間ほど行った。
以上で、『東京駅から少しだけ歩く』のミニシリーズは終了です。最後までご覧いただきありがとうございました。