会津観光と相馬野馬追見物の旅(7)
神旗争奪戦(1)
数百騎が集結
神旗争奪戦に参加する数百の騎馬が集結してきた。そのさまは壮観だ。最初は関係者も混じっていた。

もう騎馬武者だけに。臨戦モードに突入だ。

旗指物の花が咲いた。などとのんびりした感想を言うのは部外者だからか。騎馬武者は興奮で、喉がからからかもしれない。

最初の御神旗が打ち上げられた
赤(相馬太田神社)と黄(相馬小高神社)の御神旗だ。画面中央に赤の御神旗が。右端に黄の御神旗が。左側に陣取った騎馬武者たちは目算が狂ったということだろう。空中で鞭で搦め取る。地上に落ちてしまった御神旗を、馬から降りて手で取ってはいけない。それがルールのようだが、…。争奪戦だから、そんな綺麗事では済まないのかなあ???






まだ誰も搦め取っていない。誰が搦め取ったのか不明だが、濃い赤の騎馬武者か相対している赤の騎馬武者かだとすると、相当御神旗の左側にいることになる。う~~ん、まったくわからない。


赤い騎馬武者の足下にある赤い布がそうかなあ?こうなると本当はアウトなのかなあ?

落馬の方はすぐわかった
御神旗の行方と違って、いとも簡単にわかった。肝心要の場所で落馬しないでよ。一生懸命御神旗の行方を追っているのに。

皆でそ~っと囲い込むんだ。馬さんの後方の女性騎馬武者の位置に注目だ。

思いがけず女性騎馬武者もフレームに入った。勇敢にも、興奮した馬さんを鎮めたようだ。凄いなあ。落馬の騎馬武者もしっかりせねば。腰を抜かしている暇なんて無いよ。

優しそうに微笑まれ、馬さんも興奮状態が収まったかな。後方の少年騎馬武者も落馬したのかな?

御神旗を搦め取ったのは
赤い方のご神旗の行方を追っていてわからなくなった。こちらの騎馬武者は赤を取ったのか、黄色を取ったのか、よくわからなかった。『取ったぞーっ』って高く掲げてくれればよくわかったのに。シャイなのかなあ。



御神旗を空中で鞭で搦め取る瞬間を1度は撮りたい。私の腕と機材と撮影位置とでは無理かなあ?
陣螺が鳴り終え、空中に炸裂した花火の中から二本の御神旗がゆっくりと舞い下りると、数百の騎馬は一斉にその方向へ。旗の下に群がり、鞭を振りかざしての奪い合いは、抜刀こそないが、まさに戦闘さながらである。御神旗をとった騎馬武者は高々と誇らしげに旗をかかげながら、本陣山の羊腸の坂を一気に駆け上る。この時のどよめきと喝采は、旗を得た者の最高の栄誉だ。こうして花火二十発・御神旗四十本が打ち上げられ、そのたびに旗の波が揺れ動く光景は一幅の戦国絵巻をも彷彿させる。