北鎌倉の花さんなどを楽しむ(8)
境内の様子
横井戸
井戸は縦に掘るものと思いこんでいた。ところがこの井戸は横井戸だった。横井戸を調べてみた。水平方向に地面を掘り、しみ出てくる地下水を貯める仕組み。もともと湧き水のあるような斜面を掘って広げたものが多いとのことだった。ここは何度も通っているはずなのに、横井戸という認識がなかった。この辺りにもイワタバコがたくさん。岩肌から水が滲み出す土地なのだろう。


やぐらとその周辺
随分、お墓が並んでいる。立錐の余地なしというくらいに。土地が狭い鎌倉の独特のものなのかな?



東慶寺程ではないものの、イワタバコが咲いていた



かなりの水が滴り落ちてくる。イワタバコには好都合なのだろう。

まさか布袋様と見間違える人は居ないよね

これは何かな?
孟宗竹もアナコンダも顔色を失うほどの太さだ


客殿に向かう道筋
だが、その前に布袋様にご挨拶




振り返るとこんなふう

江ノ島鎌倉七福神の布袋尊
布袋寅泰ではない。でも、ちょっとだけ似ていなくもないかな。触った箇所が良くなるということで触られまくっているようだ。黒光りの様子からは圧倒的に腹部が多い感じだ。影の出方で気付いた方がおられるかも知れないが背後にいつまでも立ち去らない長尻の女性が居た。おばけじゃないからご安心を。

茶室
『龍淵荘』かな?イベントなどのおりには開かれることが有るようだ。残念ながら、私は中には行ったことがない。


こちらのほかに、徒歩数分のところに、『宝庵』という通常は、非公開の茶室もあるそうだ。最近は、月に一度の公開があるようで、2019年7月は、6日(土)11時〜16時だそうだ。
興味の有る方は、説明記事にjump
茶室と客殿との間
ホタルブクロが咲いていた。近くにはキンシバイも。秋には秋明菊が見事なはずだ。




書院(客殿)
一般人が立ち入ることができるところではない。しかし、玄関から見える庭の様子が見事だ。紅葉の時期は本当に見ものだと思う。玄関からの眺めは、明月院の丸窓とはまた違った趣きがある。





棟門
棟門には葵の紋がある。軒下には蟇股がある。葵の紋が有るということで、江戸の幕府とのつながりが窺い知れよう。



蟇股はこんなふうに使われていたか

入り口からの様子。梅花樹下の茶會は中国で好まれるようだ。
