江戸東京たてもの園(4) - 江戸東京たてもの園_2012_December
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江戸東京たてもの園(4)

丸二商店(荒物屋)(E10)
昭和初期に建てられた荒物屋です。小さい銅板片を巧みに組み合わせて模様をかたち作り、建物の正面を飾っているのが特徴です。
店内は昭和10年代の様子を再現しています。裏手には長屋も移築し、それとともに路地の様子も再現しています。
[千代田区神田神保町三丁目/昭和初期]


関東大震災後、不燃建築が奨励された。その一つに、正面にタイルや銅板を張ったり、モルタルで塗り固めて、燃えにくい工夫をした建物がある。正面から見るとまるで一枚の看板のようで、それをキャンパスに見立てて、自由にデザインするところから『看板建築』と呼ばれているもの。この丸ニ商店もその典型だ。銅板の貼り方に5通りあり、しかもその文様は、江戸小紋のパターンであるらしいとのこと。
「亀甲」
「亀甲」
「杉綾目」
「杉綾目」
「青海波」
「青海波」
「網代」
「網代」
「一文字」
「一文字」
当時は3階建てが公認されていなかったが、お目こぼしのやり方があった。その指導(当時の許可監督官庁は警視庁だったとのこと)に従った部分的に3階建ての建物だ。
丸二商店の外観_1
丸二商店の外観_2
背後に長屋を2軒持つ裕福な商店だったようだ。
背後に長屋を2軒持つ
店内の様子を再現した展示
店内の様子を再現した展示

なおこの建物は、宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」で、両親が豚に変えられてしまう場面があったが、そのイメージを考える際にモデルにしたようだ。

別のテーマを先に取り上げるため、この『江戸東京たてもの園』関連の記事は今後飛び飛びに取り上げる予定です。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2012年12月20日
最終更新 -0001年11月30日

20 Comments

There are no comments yet.

makira  

おはようございます!

AzTakさん、おはようございます。
ほんとに江戸東京たてもの園と言うところは
いろんな建物があるんですね!
荒物屋までとはびっくりです!
それぞれの時代を反映した代表的な建物を
展示してあるのですね!
「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとは!

2012/12/20 (Thu) 05:35

solo  

AzTakさん
おはようございます。

>丸二商店(荒物屋)
このシリーズはどの建物も感心するのですが、この荒物屋は凄いですね!
撮影の上手さも加わり、思わず食入るように拝見しました。

>『看板建築』
江戸小紋ですか!
飽きることがないですね。
撮影したいところが、また一つ増えました♪。
ありがとうございました。

2012/12/20 (Thu) 06:04

AzTak  

Re: おはようございます!

> AzTakさん、おはようございます。

makiraさん、お早うございます。

> ほんとに江戸東京たてもの園と言うところは
> いろんな建物があるんですね!
> 荒物屋までとはびっくりです!

回っていて楽しかったのは事実です。実にいろいろあります。

> それぞれの時代を反映した代表的な建物を
> 展示してあるのですね!

それぞれの時代といっても、江戸から昭和までで、さすがに平成の建物はありません。

> 「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとは!

ああいう世界の人は、いろいろ目を通し、使えそうなものを探して歩いているんでしょうね。その一つだったようです。

2012/12/20 (Thu) 07:05

AzTak  

Re: タイトルなし

> AzTakさん
> おはようございます。

soloさん、お早うございます。

> >丸二商店(荒物屋)
> このシリーズはどの建物も感心するのですが、この荒物屋は凄いですね!
> 撮影の上手さも加わり、思わず食入るように拝見しました。

この並びの商店街風(EAST ZONE)の一角はどの建物も凄かったです。

> >『看板建築』
> 江戸小紋ですか!
> 飽きることがないですね。

関東大震災後の防火建築としてもてはやされたとのことでした。『これポッチのことで防火性能は大したことはなかったのでは』と係員に言ったら、向かいの建物に連れて行かれました。そのことは向かいの建物のときに触れます。
簡単なのは一文字くらいしかなくて、かなり手先の器用さが要求される柄を作っていったんですね。次回以降、他の看板建築も出てきますから、比較してみてください。

> 撮影したいところが、また一つ増えました♪。
> ありがとうございました。

参考になれば幸いです。

2012/12/20 (Thu) 07:16

ぽん太  

おはようございます。
看板建築ですか〜まさに建物全体が看板のようで
珍しい建築物ですね
思わず写真に残したくなりますね。

2012/12/20 (Thu) 08:50

びび  

AzTakさん おはようございます。

看板建築は、静岡では三島の方に多く残っているようですが、
この丸二商店の壁模様は本当に素敵!
さすが日本の職人さんの仕事だな~と見入ってしまいます。
長い年月を経て、青緑色に変化した色合いもいいですね。

店内もレトロな雰囲気で懐かしさを感じます。(*^-^*)
実家の向かいにあった金具屋さんにそっくりで♪
そういえば、たわしをこんな風につり下げて売ってたな~って思い出しました。

2012/12/20 (Thu) 09:34

jsk  

おはようございます
看板建物~手の込んだ建物ですね。
江戸小紋の繰り返しパターンの活用でしょうか
「俺ならこう造る」 当時の職人さんの手間を厭わない、気質が伝わってきます。建物園~面白いですね。興味深々です。
他にも看板建物があるようですが、楽しみです。

2012/12/20 (Thu) 09:57

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます。

ぽん太さん、こんにちは。

> 看板建築ですか〜まさに建物全体が看板のようで
> 珍しい建築物ですね
> 思わず写真に残したくなりますね。

関東大震災後の一種の耐火建築で、まだ、若干都内にも残っています。まあ、お金のない方はこんなもの建てたくても建てられなかったでしょうから、一種のステータスシンボルでもあったかも知れませんね。
バチバチ撮っちゃいました。

2012/12/20 (Thu) 12:58

AzTak  

Re: タイトルなし

> AzTakさん おはようございます。

びびさん、こんにちは。元気が出てきて良かったですね。

> 看板建築は、静岡では三島の方に多く残っているようですが、
> この丸二商店の壁模様は本当に素敵!
> さすが日本の職人さんの仕事だな~と見入ってしまいます。
> 長い年月を経て、青緑色に変化した色合いもいいですね。

腕の良い職人の丁寧な仕事ですね。

> 店内もレトロな雰囲気で懐かしさを感じます。(*^-^*)
> 実家の向かいにあった金具屋さんにそっくりで♪
> そういえば、たわしをこんな風につり下げて売ってたな~って思い出しました。

そうですか。店内に陳列してある商品は、別の廃業する店から寄贈していただいたとのことでした。
背負子なども置いてありました。

2012/12/20 (Thu) 13:02

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます

jskさん、こんにちは。

> 看板建物~手の込んだ建物ですね。
> 江戸小紋の繰り返しパターンの活用でしょうか
> 「俺ならこう造る」 当時の職人さんの手間を厭わない、気質が伝わってきます。建物園~面白いですね。興味深々です。
> 他にも看板建物があるようですが、楽しみです。

『いい仕事ですねえ』…何だか中島誠之助さんみたいな感じですね。(笑)
まあ、あまり期待されても…ですが、頑張ります。
それより、jskさんの作品のUPもよろしくおねがいしますね。

2012/12/20 (Thu) 13:06

dさん  

江戸東京建物園ですか。
荒物屋なんて懐かしいですね、今では金物屋さんも雑貨屋さんもホームセンターに
取って代わられてしまいましたからねえ

我々地方の人間には隠れた名所ですね、一度行って見たいです。

2012/12/20 (Thu) 17:37

AzTak  

Re: タイトルなし

dさん様、こんばんは。

> 江戸東京建物園ですか。
> 荒物屋なんて懐かしいですね、今では金物屋さんも雑貨屋さんもホームセンターに
> 取って代わられてしまいましたからねえ

そのホームセンターでさえ、通販に取って代わられるかもしれない時代です。荒物屋さんという商いは今やすっかり昔の概念になってしまったんですね。

> 我々地方の人間には隠れた名所ですね、一度行って見たいです。

東京の人間にも隠れた名所です。

2012/12/20 (Thu) 22:30

ぐり  

こんばんは

銅板貼った建物っていうのは初めて見ました。
これは味が出てますね。
なるほど、震災の影響ですか。

自分がこの場に居たら壁の板ばかり撮ってそうです(笑

2012/12/20 (Thu) 23:28

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんばんは

ぐりさん、こんばんは。

> 銅板貼った建物っていうのは初めて見ました。
> これは味が出てますね。
> なるほど、震災の影響ですか。

ひところ、流行ったようです。
東京には旧東海道品川宿などにまだ現役で残っています。でも、そちらは現役ですから、外観を写真に取るくらいしかできないかも知れません。

> 自分がこの場に居たら壁の板ばかり撮ってそうです(笑

私のも『かなりいかれた爺さんかも』という眼で見られていたかも知れません。向かいの建物は焼夷弾の痕がついた物々しいものでした。銅板1枚で戦火をくぐり抜けたんだそうですよ。

2012/12/20 (Thu) 23:51

kozoh55  

お晩です、AzTakさん

この青い金属壁は、高輪であったりいくつかの
古い建築物に共通の特徴ですね。
AzTakさんの説明を読んで、なぜ同じような建物が
東京中にあるのかはやっと理解しました。
それにしても、この家は長屋まで一緒に持っていて
まるで旧赤線街の鰻の寝床にような長い建物に
そっくりかもしれません。
洲崎(現在の東陽町)で見かけたのです。
またお邪魔します。

2012/12/22 (Sat) 00:11

AzTak  

Re: お晩です、AzTakさん

kozoh55さん、こんにちは。ここのところ野暮用に追われていて、足跡を付ける程度で終わってしまっていて、失礼しています。申し訳ありません。

> この青い金属壁は、高輪であったりいくつかの
> 古い建築物に共通の特徴ですね。
> AzTakさんの説明を読んで、なぜ同じような建物が
> 東京中にあるのかはやっと理解しました。

関東大震災のあとの金満層の間のはやりだったんでしょうね。

> それにしても、この家は長屋まで一緒に持っていて
> まるで旧赤線街の鰻の寝床にような長い建物に
> そっくりかもしれません。
> 洲崎(現在の東陽町)で見かけたのです。

旧赤線街の鰻の寝床にような長い建物などは石部金吉の私めは近寄ったことなどありませんから、コメントできません。(大笑)

> またお邪魔します。

2012/12/22 (Sat) 10:31

whitemoon  

江戸東京たてもの園

こんにちは。

今年の冬も凍えるような寒さですね。

実は私も「江戸東京たてもの園」へ行った事があり、
懐かしい思いで、ブログを拝見致しておりました。

以前にブログにて写真を掲載いたしましたが、
(“歴史的建造物”というカテゴリに分けています)
人によって観察する視点が大きく違っていて、
改めてハッとしてしまいました。

例えばこちらの商店は見覚えがあるのですが、
銅版の模様までチェックしておらず、思わず
目を奪われました。

お写真の構図に安定感があるのは、さすがですね。

今回も一つ勉強になりました。ありがとうございます。

2012/12/22 (Sat) 13:20

AzTak  

Re: 江戸東京たてもの園

> こんにちは。

whitemoonさん、こんにちは。すっかりフィギュアスケートに熱中されているようですね。我が家もそうなのですが、病人の具合があまりよくなくて、TV桟敷で観戦どころではありません。

> 今年の冬も凍えるような寒さですね。

そうですね。

> 実は私も「江戸東京たてもの園」へ行った事があり、
> 懐かしい思いで、ブログを拝見致しておりました。
>
> 以前にブログにて写真を掲載いたしましたが、
> (“歴史的建造物”というカテゴリに分けています)
> 人によって観察する視点が大きく違っていて、
> 改めてハッとしてしまいました。
>
> 例えばこちらの商店は見覚えがあるのですが、
> 銅版の模様までチェックしておらず、思わず
> 目を奪われました。

あれでねちっこい奴と思われたかも知れませんが、実は平日の午前中から行ったものですから、ボランティアの説明員がお客さんがきたとばかりに張り切って、次から次へと説明しまくりだったんです。お次が来て、その隙に逃げ出しました。


> お写真の構図に安定感があるのは、さすがですね。

いやいや失敗ばかりなんですよ。フィルム時代からたくさん撮る方だったのですが、デジタルになって助かっています。

> 今回も一つ勉強になりました。ありがとうございます。

記事も作成していないのにいうのは何ですが、いずれ続きを書きますので、宜しかったらアクセスしてみてください。有難う御座いました。

2012/12/22 (Sat) 13:45

ゆるポタ  

http://yurupota.blog66.fc2.com/

この銅板の建物は面白いですね!
こんな建物が有るなんて。
良い被写体になりそうですね。

2012/12/23 (Sun) 11:56

AzTak  

Re: http://yurupota.blog66.fc2.com/

ゆるポタさん、こんにちは。

> この銅板の建物は面白いですね!
> こんな建物が有るなんて。
> 良い被写体になりそうですね。

私も面白いと思いました。ここにはレンガを積んだ建物や教会だった建物などはなく、個人所有だったものばかりです。その内では尤も東京の建物らしいのは、こういった看板建築ではないかと思います。この向かいの建物も看板建築ですが、ちょっと驚くような歴史があったようです。

2012/12/23 (Sun) 16:52

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