江戸東京たてもの園(2) - 江戸東京たてもの園_2012_December
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江戸東京たてもの園(2)

西川家別邸(C4)
北多摩屈指の製糸会社を設立した実業家西川伊左衛門が隠居所及び接客用に建てたものです。
多摩地域の養蚕・製糸業が最盛期をむかえた時期(大正期から昭和初期)に建てられ、よく吟味された部材が使われています。
[昭島市中神町二丁目/1922年(大正11)]

隠居所及び接客用に建てたというのが頷ける枯れた感じの佇まいだった。
西川家別邸_1
西川家別邸_2
西川家別邸_3
西川家別邸_4
西川家別邸_5
西川家別邸_6
西川家別邸_7
隣接する吉祥寺時代の會水庵を描いた作品が、西川家別邸に掛けられていた。
吉祥寺時代の會水庵を描いた作品

会水庵(C6)
宗偏流の茶人、山岸宗住(会水)が立てた茶室です。
1957年(昭和32年)、劇作家の宇野信夫が買い取り、西荻窪に移築しました。本畳三枚と台目畳一枚からなる三畳台目の小間の茶室です。
[杉並区西萩北五丁目/大正期頃]

祖母が使っていた茶室も似たようなものだった。宗偏流の好みのものだろうか。
西川家別邸の茶室のように見える位置に建っているが、元々は関係のない建物同士が敷地を有効活用しているようだ。

会水庵_1
会水庵_2
会水庵_3
会水庵_4
会水庵_5
会水庵_6

伊達家の門(C5)
旧宇和島藩伊達家が大正時代に東京に建てた屋敷の表門です。〈起り屋根(むくりやね)〉の片番所を付けるなど、大名屋敷の門を再現したような形をしています。
総欅(けやき)造りで、門柱の上に架けられた冠木(かぶき)には、宇和島藩伊達家の木彫りの家紋が施されています。
[港区白金二丁目/大正期]

旧宇和島藩伊達家が大正時代に建てた屋敷の門がこんなに立派だったとは。旧華族はそれなりに処遇されていたのだろうか。
伊達家の門_1
伊達家の門_2
伊達家の門_3
伊達家の門_4
伊達家の門_5
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2012年12月18日
最終更新 -0001年11月30日

10 Comments

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jsk  

おはようございます
西川家別邸、簡素な落ち着いた建物ですね。
会水庵、茶室はどこのものも簡素ですね、素晴らしいことだと思います。

伊達屋敷の表門、神社仏閣を思わせるような立派なものですね。
これは宇和島藩の東京出張所のようなものでしょうか、大正になっても、旧大名の財力は相当なものですね。

いろいろ見せていただいて、ありがとうございます。

2012/12/18 (Tue) 08:47

kimama  

隠居兼用来客の別邸ですか...昔の実業家の風格を感じます。
成功した実業家、何々王とか名乗れた時代なんでしょうかね。

2012/12/18 (Tue) 11:03

ブーくん  

たてもの園というのがあるのですか。初めて知りました。
中まで見学が出来て楽しそうですね!
家の中もお庭も無理に作られた作り物のような感じがなくて、自然で良いですね。

2012/12/18 (Tue) 14:08

君平  

こんにちは。
江戸東京たてもの園は一度だけ行った事が
あります。別邸とか素敵な建物がありますよね。
日本国中にある素敵な建物、ある意味、身分差別
や華族特権等、民主主義ではない時代があったから
こそ残っているというのもあるので、微妙ですが。
海外も、専制君主などがあったので、宮殿などが
残っているところもありますよね。

2012/12/18 (Tue) 14:52

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます

jskさん、またまたこんばんは。

> 西川家別邸、簡素な落ち着いた建物ですね。
> 会水庵、茶室はどこのものも簡素ですね、素晴らしいことだと思います。

西川家別邸は隠居所兼接待所だとか。なかなか渋いお屋敷ですね。
会水庵は、宗偏流の茶人のものだったとか。私の祖母もかつては宗偏流のお点前を教えていたので、非常に懐かしく見ました。

> 伊達屋敷の表門、神社仏閣を思わせるような立派なものですね。
> これは宇和島藩の東京出張所のようなものでしょうか、大正になっても、旧大名の財力は相当なものですね。

多分、廃藩置県で藩主は華族という扱いになり、殆どすべての方が東京にお住いになったはずです。ですから、出張所というわけではないと思います。

> いろいろ見せていただいて、ありがとうございます。

2012/12/18 (Tue) 19:39

AzTak  

Re: タイトルなし

kimamaさん、こんばんは。

> 隠居兼用来客の別邸ですか...昔の実業家の風格を感じます。
> 成功した実業家、何々王とか名乗れた時代なんでしょうかね。

隠居ということでは私も似たようなものですが、こちらは功成り名遂げたわけではないので、かなり羨ましいです。でも今は3代で普通の家になってしまいますから僻むほどのことでもありませんよね。
多分、自分がそういうことを吹聴したわけではなく、周囲がそういうふうに評価したんだと思います。昔は、絹はものすごく儲かったんですね。秩父でも多摩でも。

2012/12/18 (Tue) 19:47

AzTak  

Re: タイトルなし

ブーくんさま、こんばんは。

> たてもの園というのがあるのですか。初めて知りました。

私も名前だけしか知らなかったので、似たようなものです。

> 中まで見学が出来て楽しそうですね!

そうですね。農家の旧居では例外なく囲炉裏に火がくべられ、よもやま話をすることができます。まあ、週末は難しいかも知れませんが。平日だと、のんびり、まったり、ゆっくりと係員の説明を聞けます。かなり勉強しているようです。

> 家の中もお庭も無理に作られた作り物のような感じがなくて、自然で良いですね。

そういう感じですね。東京都はなかなかいい仕事をしているものだと思いました。上京された折にはお忙しいでしょうが、こういうところも良いのでは。

2012/12/18 (Tue) 19:54

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは。

君平さん、こんばんは。

> 江戸東京たてもの園は一度だけ行った事が
> あります。別邸とか素敵な建物がありますよね。
> 日本国中にある素敵な建物、ある意味、身分差別
> や華族特権等、民主主義ではない時代があったから
> こそ残っているというのもあるので、微妙ですが。

貧乏な人の家は長もちできるようなものではなかったでしょうから、どうしても裕福な人の家が中心になってしまうのかも知れませんね。そういう時代もあったとうことなんでしょう。

> 海外も、専制君主などがあったので、宮殿などが
> 残っているところもありますよね。

ドイツでライン川下りをすると、古城がそこかしこに見えてきますよね。あちらは石造りだからぽつんぽつんと点在していても、かなり長もちさせられるでしょう。日本の家屋は向こうのものと違い、かなり手を入れ続けないと朽ちてしまうでしょうから、こういうところで大事にしながら、保存していくのも一手かなと思います。

2012/12/18 (Tue) 20:07

kozoh55  

どこもすばらしいです

お晩です、AzTakさん。
伊達と言えば仙台、でも幕末だと英明な君主と言われた
伊達宗城が維新政府においても
重きをなして高い地位を守り続けたのでしょうかね。
目黒の前田邸も半端なく豪邸のようですしね。
西川邸は更に生活感が漂う、民間のお金持ちという
感じだったんでしょうか。あのお風呂が気に入ってしまって
また見れて嬉しいです。
茶室とセットかと私も思ってしまいました。
玄関先にレンガの敷石があって
あれには、当時のメーカー名が銘打っていて
当時のメーカーのスタイルがわかり
嬉しくなった記憶がありますね。
またコメントさせてください。

2012/12/19 (Wed) 23:30

AzTak  

Re: どこもすばらしいです

> お晩です、AzTakさん。

kozoh55さん、こんばんは。

> 伊達と言えば仙台、でも幕末だと英明な君主と言われた
> 伊達宗城が維新政府においても
> 重きをなして高い地位を守り続けたのでしょうかね。

伊達と言えば仙台でしたが、この宇和島藩の伊達家もなかなかだったようですね。お説のとおり、伊達宗城が維新政府においても重きをなして高い地位を守り続けたようですね。伯爵に叙せられ、養嗣子の宗徳が宗城の維新時の功によって侯爵に叙せられた様です。
ジリ貧どころか、地位を向上させたんだから凄いものです。
その宇和島伊達家の門ですね。

> 目黒の前田邸も半端なく豪邸のようですしね。

みたいですね。

> 西川邸は更に生活感が漂う、民間のお金持ちという
> 感じだったんでしょうか。あのお風呂が気に入ってしまって
> また見れて嬉しいです。

五右衛門風呂ですか。田舎の親戚の家に行くとあれに入らさせられたんですが、やけどしそうで、落ち着いて入っていられなくて、私は正直なところ苦手です。

> 茶室とセットかと私も思ってしまいました。

たいていのひとはそう思いますよね。

> 玄関先にレンガの敷石があって
> あれには、当時のメーカー名が銘打っていて
> 当時のメーカーのスタイルがわかり
> 嬉しくなった記憶がありますね。

そうでしたか。何か写真を撮れそうなものはないか、そればっかり考えていたので、足元には気づきませんでした。

> またコメントさせてください。

おねがいします。

2012/12/20 (Thu) 00:23

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