横浜中華街の春節イベント(10)
椅子倒立芸(2)
次はなんだろう?変面を見事に演じた張海輪さんは小道具供給係を勤めている。瓶の上に椅子を置き、そこで倒立を行うようだ。どんどん椅子が積み重ねられていく。ここまでは比較的オーソドックスな技だった。

真ん中に立つのかと思ったらそうではなかった。崩れないのかなあ。




あとになって画面で確認すると、瓶の口のほうが、椅子の脚の接地部分よりも小さい。こんな危ない状況だったのかと、今になって愕然とした。


普通にやれば、1歩目で崩れそうだ。前のめりの体勢になって、バランスをとっているのだろう。まさしく究極のバランス芸は最初から真価を問われているようだ。

一瞬だけ動きが留まったような気がした。揺れを押さえつけたのかもしれない。


互い違いに積み上げるんだ。当たり前か。

注意して上によじ登る。バランスをとりながらだ。

いきなり倒立を始める。これから始まる『椅子倒立芸』の最初のステップだった。これだけなどと思わないでいただきたい。



この着地は案外難しそうだ。それを何と言うことなしに決めたぞ。

真ん中に立つのだと思った。だが、そうではなかった。前かがみになって、微妙にバランスを取っているのだろう。

次に積み上げるステップを考えれば、真ん中に足を置くことは得策じゃないと今頃になって気づく。


この倒立は実に難しそうだ。大丈夫なのだろうか?

右腕を曲げ、左腕は伸ばしての倒立だ。肩や腕が痛くなくても、私には到底できない芸当だ。






次回に続く。ヤマ場はこれからだ。