江戸東京たてもの園(3) - 江戸東京たてもの園_2018_Oct
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江戸東京たてもの園(3)

『千と千尋の神隠し』のモデルになったといわれる建物

東ゾーンには、『千と千尋の神隠し』のモデルになったといわれる建物がいくつかある。今回は、皆がそうだというものを中心に取り上げてみたい。前回取り上げた『鍵屋』も千尋の両親が豚になった食堂の雰囲気の参考にしたという人も少なくないようだ。そして、東ゾーンではないが、天下の高橋是清邸も、千やリンの湯女が寝泊まりする建物のデザインに使われたとか。

子宝湯
千の仕事場になった油屋のモデルであることは万人が認めるところだろう。そのことを抜きにしても、贅沢すぎる銭湯の建物だ。
外観
実に立派な外観。暖簾が下がっていなければ、どこかの寺院かと見まがうほどの建物だ。
子宝湯_1
子宝湯_2
子宝湯_3
直前の画像をトリミングしたもの
子宝湯_4
屋内の様子
外観に引けを取らない
子宝湯_5
子宝湯_6
子宝湯_7
脱衣所の天井が折上格天井とは。いやはや恐れ入る。どこかの御殿のようだ。ここで脱衣したら、罰が当たりそうな貫禄だ。
子宝湯_8
こういう記念写真も面白いなあ
子宝湯_9
建築年代:1929年(昭和4)
所在地:足立区千住元町
解説:東京の銭湯を代表する建物です。神社仏閣を思わせる大型の唐破風や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の折上格天井など贅をつくした造りとなっています。


武居三省堂(文具店)
釜ジイのいるボイラー室の薬草棚のモデルかな。実際には、毛筆・硯・墨・半紙などの書道用品を商っていたようだ。
関東大震災後に流行った看板建築だ。首都圏にはまだかなり残っている。
武居三省堂(文具店)_1
武居三省堂(文具店)_2
武居三省堂(文具店)_3
武居三省堂(文具店)_4
建築年代1927年(昭和2)
所在地千代田区神田須田町一丁目
解説
明治初期に創業した文具店です。当初は書道用品の卸をしていましたが、後に小売店に変わりました。
建物は震災後に建てられた〈看板建築〉で前面がタイル貼りになっていて屋根の形にも特徴があります。


小寺醤油店
ハクに手を引かれながら、身を隠すために走り抜ける食品倉庫のモデルかな。白金五丁目にあったのか。慶應義塾幼稚舎などの近くだな。幼稚舎出身の級友には見覚えのある建物かもしれない。
小寺醤油店_1
小寺醤油店_2
小寺醤油店_3
小寺醤油店_4
小寺醤油店_5
小寺醤油店_6
小寺醤油店_7
小寺醤油店_8
建築年代:1933年(昭和8)
所在地:港区白金五丁目
解説:大正期から、現在の港区白金で営業していた店です。味噌や醤油、酒類を売っていました。
庇の下の腕木とその上の桁が特徴の〈出桁造り(だしげたづくり)〉がこの建物のみどころです。


AzTak
Posted by AzTak
投稿 2018年11月07日
最終更新 2018年11月07日

14 Comments

There are no comments yet.

MT  

おはようございます

銭湯を楽しむ子供たちの様子が楽しいですね!ただ、見学で楽しむというところに少々違和感があります・・・。^^;
銭湯に描かれた画はかちかち山でしょうか。懐かしいお話を思いだしました。

2018/11/07 (Wed) 05:32

りおん  

タイムスリップしたような感じですね~^^
千と千尋の神隠しの建物、魅力的ですよね。
モデルになった建物が、やっぱりあるんですね。

銭湯も魅力的だけど、個人的には
文具店の引き出しいっぱいのお部屋が好きです~!!
木をふんだんに使った建物って
なぜか惹かれますね~!
いいなあ~!!

2018/11/07 (Wed) 08:47

徒然草  

こんにちは

子宝湯はほんとに立派な建物でなんとなくですが、優雅な時を感じさせてくれます。
私の過去時代も勿論銭湯に行ったものですが、
なぜか壁の絵は富士山がつきもののようですね。

今は蛇口を捻ると水が出てきて、なんとお湯まで出てくる時代になりました。
生活の質が一気に上昇した時代ではないかと思われますが、はてさて今後は?。

歳を重ねるにつけ、生活水準が上がってきましたね。
しかし我が家の子供たちも、
井戸から水をくみ上げて風呂を満たしたり、薪を燃やして沸かしたり・・・。
そんなことは全く理解できないと思われますから。

私らは生活の基本から学んできたのだと考えていますが、
いきなり今の便利な社会に生まれてきた子供たちは・・・ある意味心配ではありますよ。

脱線コメントで失礼いたしました。<(_ _)>

2018/11/07 (Wed) 11:45

makira  

こんにちは!

こんにちは、AzTakさん!
学生の頃、看板屋でバイトをしていたことがあって
風呂屋の壁に富士山の絵を書くところを見たことがあります♪
壁に晒を貼り付けて、上から融かした寒天を刷毛で塗ってキャンバスを作るんです!
寒天が乾いたら白のペンキを塗ってキャンパスの完成です♪
そこに下書きも無くスラスラと三保の松原を描く姿に目を見張ったものです!
めっきり銭湯にも行かなくなり、行くとしたらスーパー銭湯くらいで
味気なくなりましたね。

2018/11/07 (Wed) 12:47

kaz  

こんにちわ!

関西の銭湯(昔ですが)、だいたい富士山の絵が描かれています。小学校時代の記憶です。遊ぶ連れが、銭湯の息子で、おが屑の中で遊んでました。6年まで女風呂に入っていた記憶も。

2018/11/07 (Wed) 14:55

つぅたろう  

写っているものすべてが懐かしいものばかりです。
銭湯の構えは素晴らしいですね。こちらの銭湯ではこんな立派なものは見たことありません。
壁も絵が描いてある銭湯は記憶ありません。さすがに東京といった感じです。

2018/11/07 (Wed) 19:11

鏡花水月  

AzTak様、こんばんは!

映画のモデルになった建物がたくさんあるのですね。
残念ながら肝心の映画は見ていないのですが、今度行くまでには見ておいたらもっと楽しめそうですね。
三省堂の壁面いっぱいの引き出しがステキです!
いろいろなものを入れて楽しめそう。
それよりも、どこに何が入っているのか全部覚えるの大変そう(笑)
『三井邸』『高橋是清邸』が特に好きです。

2018/11/08 (Thu) 00:04
AzTak

AzTak  

Re: おはようございます

MTさん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> 銭湯を楽しむ子供たちの様子が楽しいですね!ただ、見学で楽しむというところに少々違和感があります・・・。^^;

(ФωФ)フフフ・・・、それでも、ここならば、男女一緒に知見を広め、思い出を共有することができたのではないでしょうか。

> 銭湯に描かれた画はかちかち山でしょうか。懐かしいお話を思いだしました。

そうか、かちかち山だったんですね。そういえば、河口湖で、そんな画を見たような記憶が。

2018/11/09 (Fri) 19:17
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

りおんさん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> タイムスリップしたような感じですね~^^
> 千と千尋の神隠しの建物、魅力的ですよね。
> モデルになった建物が、やっぱりあるんですね。

威風堂々たる銭湯ですね。やはり東京には気宇壮大な人物がいたのでしょうか。百段階段といい、この銭湯といい、規格外もいいところです。
ジブリが公式に認めたものから、ファンが勝手に想像しているものまでそれなりにあるようです。アニメ作家の人も、いろいろ見て回って、感動したものを作品に活かそうと努力しているのでしょうね。

> 銭湯も魅力的だけど、個人的には
> 文具店の引き出しいっぱいのお部屋が好きです~!!
> 木をふんだんに使った建物って
> なぜか惹かれますね~!
> いいなあ~!!

私のようなけちな客が来た時に売りつける廉価品の引き出しから、上得意客用の商品が入っている引き出しまで、いろいろあったのでしょうね。face to faceの商いは面白かったのでしょうね。

2018/11/09 (Fri) 19:25
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは

徒然草さん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> 子宝湯はほんとに立派な建物でなんとなくですが、優雅な時を感じさせてくれます。
> 私の過去時代も勿論銭湯に行ったものですが、
> なぜか壁の絵は富士山がつきもののようですね。
>
> 今は蛇口を捻ると水が出てきて、なんとお湯まで出てくる時代になりました。
> 生活の質が一気に上昇した時代ではないかと思われますが、はてさて今後は?。

> 歳を重ねるにつけ、生活水準が上がってきましたね。
> しかし我が家の子供たちも、
> 井戸から水をくみ上げて風呂を満たしたり、薪を燃やして沸かしたり・・・。
> そんなことは全く理解できないと思われますから。
>
> 私らは生活の基本から学んできたのだと考えていますが、
> いきなり今の便利な社会に生まれてきた子供たちは・・・ある意味心配ではありますよ。
>
> 脱線コメントで失礼いたしました。<(_ _)>

うち湯が一般的になった時代が子供の頃だったでしょうか。それでも、漁港の町だったので、銭湯はアセト魚のにおいが染みついた船員たちがこざっぱりした姿に変身して、帰宅するのに、必要不可欠な施設だったようです。こんなに立派なものではなかったにせよ、なかなかのものがありました。

港町なので、魚を入れる木箱、かまぼこの板、いろいろ木材の需要があったようです。そのおがくずを銭湯では燃やしていましたし、我が家では、木っ端をもらってきて、ふろを沸かしたり、かまどで炊飯をしたりしました。かまどで炊飯は、小学生の頃の私の仕事でした。

2018/11/09 (Fri) 19:33
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは!

> こんにちは、AzTakさん!

makiraさん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> 学生の頃、看板屋でバイトをしていたことがあって
> 風呂屋の壁に富士山の絵を書くところを見たことがあります♪
> 壁に晒を貼り付けて、上から融かした寒天を刷毛で塗ってキャンバスを作るんです!
> 寒天が乾いたら白のペンキを塗ってキャンパスの完成です♪
> そこに下書きも無くスラスラと三保の松原を描く姿に目を見張ったものです!
> めっきり銭湯にも行かなくなり、行くとしたらスーパー銭湯くらいで
> 味気なくなりましたね。

アルバイトで貴重な体験をしたようですね。こちらは、勉強もしないし、アルバイトもしない。本当のぐーたら学生でした。その修正が今も抜けません。困ったものです。
昔のペンキ屋さんは大したものですね。今だったら、外国の街で、ビルの壁に大きな絵を描く仕事が有るようです。そういうのに、参戦できたかもしれませんよね。

2018/11/09 (Fri) 19:38
AzTak

AzTak  

Re: こんにちわ!

kazさん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> 関西の銭湯(昔ですが)、だいたい富士山の絵が描かれています。小学校時代の記憶です。遊ぶ連れが、銭湯の息子で、おが屑の中で遊んでました。6年まで女風呂に入っていた記憶も。

日本全国、富士山の画が圧倒的に多かったのではないかと思います。あまり小難しい画があると、なんとなく落ち着かない気分になってしまうからかもしれませんよね。
それにしても、女風呂などに入ることができたとは羨ましい限り。あたりまえでしょうが、一度も経験がありません。

2018/11/09 (Fri) 19:42
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

つぅたろうさん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> 写っているものすべてが懐かしいものばかりです。
> 銭湯の構えは素晴らしいですね。こちらの銭湯ではこんな立派なものは見たことありません。
> 壁も絵が描いてある銭湯は記憶ありません。さすがに東京といった感じです。

同感です。ここまで凝った建物は、所有者の意向が強く働いていたでしょうから、個人の趣味の世界だったかもしれません。
六義園に行くときに見た駒込の松の湯も今年の6月に閉店したとか。東京の名物銭湯が生き残るのは大変なようです。

2018/11/09 (Fri) 19:48
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

> AzTak様、こんばんは!

鏡花水月さん、こんばんは。亀レスになり申し訳ありません。

> 映画のモデルになった建物がたくさんあるのですね。
> 残念ながら肝心の映画は見ていないのですが、今度行くまでには見ておいたらもっと楽しめそうですね。

そうかもしれませんね。かなりインパクトのある映画でした。でも、私は『となりのトトロ』の方が好きかも。

> 三省堂の壁面いっぱいの引き出しがステキです!
> いろいろなものを入れて楽しめそう。
> それよりも、どこに何が入っているのか全部覚えるの大変そう(笑)

そうですね。自分の仕事となれば、すぐに覚えてしまうのじゃないでしょうか。

> 『三井邸』『高橋是清邸』が特に好きです。

私もそうです。さらに、前川國男邸を含めて好きです。

2018/11/09 (Fri) 19:55

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