浄妙寺と一条恵観山荘(7)
南庇六畳の間
この茶屋の建物内部見学もいよいよ最後。恵観公が見せたかった庭園が目の前に広がる。以前にも書いたとおり、この庭園は、記録に従って忠実に再現したものだ。なので、高貴な方たちが観賞したであろう景観が目の前に広がるといってもよいのではなかろうか。
庭園を眺める
説明役の川野氏が言うには、『このような晴天の日も勿論良い眺めなのですが、私は雨の日の庭の眺めが好きなんです。というのは、赤松のグラデーションが鮮やかに映えるからなんです』ということだった。う~~ん、雨の日の鎌倉か。









杉戸絵
おそらく江戸時代の初期に、一条家で池坊が花を生けた際の記録と花の絵が池坊に残っているのだそうだ。その時に活けたものを絵にしたものだろうか?




以上で6月30日の見学記録は終了。9月12日に再訪したが、次回はその時の記録をざっと取り上げる予定でいる。