浄妙寺と一条恵観山荘(6) - 浄妙寺と一条恵観山荘_2018_Jun・Sep
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浄妙寺と一条恵観山荘(6)

一条恵観山荘(5)
山荘内部見学(3)
鎖の間
この茶屋の建物で最高格の間。床の間付きの凝りに凝った部屋だ。だが、ここも3畳間。繋がっている間と合わせても5畳間だ。それが極上の部屋となっている。
襖が開けられた
このような居ずまいを正して入るのが正式のやり方なのだろう。私の入り方など、無礼極まりなかったかも。
襖が開けられた
床の間と沢庵和尚の自筆の書
床の間には沢庵和尚が書いた書がかけられてあった。複製ではなく、自筆なのだそうだ。『夏なりていづれの年か富士の雪』と書かれてあると説明されたと記憶しているが、あまり自信無し。正しい読み方をご存知ならば、こっそりとお教えいただきたい。『初夏なので、ふさわしい掛け軸をかけさせてもらった』と説明していた。
床の間と沢庵和尚の自筆の書_1
床の間と沢庵和尚の自筆の書_2
署名は何と書かれているのだろうか?『奠之』なのかなあ。
床の間と沢庵和尚の自筆の書_3
天井
こんなふうになっていた
天井_1
天井を支えている木のうちの床の間に最も近いものは、途中が二股になっている珍しい自然木。いろいろ説明を受けたが忘れてしまった。
天井_2
取っ手
『月』の字になっている。そして中の間のそれは、『の』の字だった。『月の林(だったかな?)』という言葉になるように意図したものだそうだ。
取っ手
北庇四畳の間
中の間の北側に隣接する部屋。御簾と六曲一隻の屏風とが描かれた杉戸絵がある。六曲一隻の屏風とは、六枚に折りたたむことのできる屏風1組をいう。画は『御簾と屏風』という名称だったと記憶しているが、自信がない。
北庇四畳の間_1
北庇四畳の間_2
北庇四畳の間_3
北庇四畳の間_4
北庇四畳の間_5
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2018年09月20日
最終更新 2018年09月20日

12 Comments

There are no comments yet.

りおん  

直筆の掛け軸ともなると、かなり貴重なものなのでしょうね!
昔の書物の文字は、芸術的だけれど
ちょっと読みにくいですよね^^;
居住いを正して・・・忘れ去られてしまった作法ですね^^;
こういうお部屋で、何も考えずに
ぼ~っとしてみたいものです。
でもひとりだと、ちょっとコワいかも~^^;

2018/09/20 (Thu) 08:37

yosaku03  

今晩は!

然しこの様な古い建物が残っていますよね。
恐らく建物の風通しが良く作られているので木の腐食が少ないため長持ちするんでしょうね。
今の時代のように色々なデーターが無い時代に良く考えられていると思います。

2018/09/20 (Thu) 16:50

MT  

こんばんは

月の形の取っ手とは、こんなところまで風流にこだわるなんて素晴らしい部屋です。
今は、建築屋さんと打合せして家を建てますが、こういう部屋はどんな方と打合せして作るのでしょうか。きっと匠のような人が何人もいたのでしょうね。

2018/09/20 (Thu) 18:54
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

りおんさん、こんばんは。

> 直筆の掛け軸ともなると、かなり貴重なものなのでしょうね!

朴念仁なので、モノの相場など知りませんが、決してお安くはないことなんでしょうね。

> 昔の書物の文字は、芸術的だけれど
> ちょっと読みにくいですよね^^;

印刷書体に慣れてしまった現代人には読み下すのが、かなり難しいですよね。ですが、昔の読み書きができた人たちには、慣れたものだったのではないかと思います。

> 居住いを正して・・・忘れ去られてしまった作法ですね^^;

祖母がお弟子さんたちに教えていた姿を思い出してしまいました。

> こういうお部屋で、何も考えずに
> ぼ~っとしてみたいものです。
> でもひとりだと、ちょっとコワいかも~^^;

一条恵観公は一人こもってあれやこれや思索にふけっていたのではないかと想像するのです。江戸初期は皇族の方たちはまだ勢いがあったようです。
現代はアライグマまで出没する環境のようですから、夜間に一人でいたら怖い思いをするかもしれませんね。

2018/09/20 (Thu) 19:01
AzTak

AzTak  

Re: 今晩は!

yosaku03さん、こんばんは。

> 然しこの様な古い建物が残っていますよね。
> 恐らく建物の風通しが良く作られているので木の腐食が少ないため長持ちするんでしょうね。
> 今の時代のように色々なデーターが無い時代に良く考えられていると思います。

戦後、すぐの時が一番のピンチだったようです。西加茂山荘の多くの建物が取り壊され、この茶屋の建物だけがやっと取り壊しを免れたそうです。移築する直前は相当に傷んでいた様子が見られたとのことでした。

それまでは、おっしゃられるようにきちんと考えて建て、維持管理もしっかりやっていたのでしょう。それで江戸初期の建物が残ったのでしょうね。産業廃棄物にされる寸前からの奇跡の復活だったようです。

2018/09/20 (Thu) 19:06

のんびり熊  

こんばんは
フ~~ン
屏風を描いた『板戸』と言うのも有るんですねえ
屏風絵は何なんでしょうかねエ
知りませんでした。
風流なのか、粋なのか朴念仁には分かりません

2018/09/20 (Thu) 19:11

x都人x  

今晩は
随所にこだわりがある素敵な
お部屋に素晴らしい掛け軸が
素敵です。

富士か~こんなの欲しいな^^

2018/09/20 (Thu) 19:15

つぅたろう  

薄板を編んだ天井を見て、一間だけだが我が家の天井の一部と同じだなと見てました。
最近のテレビでもこれを作っている職人が出てました。
日本間でないと似合わない天井です。

2018/09/20 (Thu) 19:24
AzTak

AzTak  

Re: こんばんは

MTさん、こんばんは。

> 月の形の取っ手とは、こんなところまで風流にこだわるなんて素晴らしい部屋です。
> 今は、建築屋さんと打合せして家を建てますが、こういう部屋はどんな方と打合せして作るのでしょうか。きっと匠のような人が何人もいたのでしょうね。

後陽成天皇の第九皇子として生まれたお方です。いろいろな才能を持っておられたようです。その一条恵観公自身が先頭に立って、思いの丈を込めたようです。叔父の八条宮が建てた桂離宮なんぞに負けられるかという執念を燃やしたみたいです。

2018/09/20 (Thu) 19:44
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> フ~~ン
> 屏風を描いた『板戸』と言うのも有るんですねえ

あるんですよ。ちょっと格式が高そうなところに行くと、かなりの確率で見ることができると思います。
ただ、その杉板ですが、なんと一枚板なんだそうです。一条恵観山荘が三七〇年前の建物で、その時にはすでに巨木だった杉の木からとった戸板です。いったいどれくらい前の巨木だったんでしょうね。

> 屏風絵は何なんでしょうかねエ
> 知りませんでした。
> 風流なのか、粋なのか朴念仁には分かりません

屏風絵が御簾とともにある日常光景。高貴な館にありそうな主題を描いたものなんでしょう。

2018/09/20 (Thu) 19:54
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

> 今晩は

x都人xさん、こんばんは。

> 随所にこだわりがある素敵な
> お部屋に素晴らしい掛け軸が
> 素敵です。
>
> 富士か~こんなの欲しいな^^

二度目に行ったときは別のものになっていました。また見るなら一年後に再訪しなければならないようです。土産物として複製を販売してくれないものかと思いますが、そういう商売はしていないようでした。

2018/09/20 (Thu) 19:56
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

つぅたろうさん、こんばんは。

> 薄板を編んだ天井を見て、一間だけだが我が家の天井の一部と同じだなと見てました。
> 最近のテレビでもこれを作っている職人が出てました。
> 日本間でないと似合わない天井です。

そうですか。網代編みの天井がありましたか。すごいなあ。
当然のこと、日本間でないとその味わいが出ませんよね。

2018/09/20 (Thu) 19:59

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