神戸&第100回記念大会第8日(8月12日)観戦の旅(5)
済美が9-7と逆転したが、ドラマはここでは終わらなかった。まだまだ縺れる試合展開が続いた。
9回表
4本の安打が飛び出し、同点に。試合は振出しに戻った。《星9-9済》
後方から望遠レンズで撮ると、穴の中に入ったような感じに見えた。その投球を心配そうに見る済美の監督

その投球をきれいに打ち返した。まだ、振出しに戻った。

10-12回は両チームともに無得点。選手の疲労や故障を減らすことと勝負決着促進のためのタイブレークに入る。タイブレークは、今大会では、12回終了までで同点の時、無死1-2塁の局面から始める。走者は直前の攻撃で最後の打者が1塁走者に、その直前の打者が2塁走者になるというかなり厳しいルールだ。
延長13回表(タイブレーク)
東海林君の2ゴで1死2-3塁とし、野選と途中出場の3番佐々井君のスクイズで2点を勝ち越した。ここは見入ってしまい、写真無し。m(__)m
延長13回裏(タイブレーク)
2点をリードされている済美は少なくとも同点に追いつく必要がある絶体絶命の局面。9番の政吉君がセーフティーバントを成功させ、無死満塁とする。続く1番の矢野君がライトポール直撃の逆転サヨナラ満塁ホームランを放ち、試合終了。ミラクルが起きた。100回の歴史を数える大会でも初めてのことらしい。
セーフティーバントが決まった

無死満塁だ。まずは、同点を目指す。

3塁走者のリードがかなり大きい。牽制球を投げればアウトになりそうな感じだった。でも、そうしなかった。打者との勝負に徹したかったのだろうか?

矢野君はかなり力んでいて、打てそうになさそうに見えた。プロじゃあるまいし、三味線を弾いたわけではないのだろう。でも、球筋の印象は残ったのかな?

だが、打ったのだった。私には低めの球を掬い上げたように見えた。切れそうな感じだったが、右翼ポールにガツンと当たるホームランとなった。ものすごい歓声が球場を包んだ。


試合終了





