神戸&第100回記念大会第8日(8月12日)観戦の旅(4)
浦和学院(南埼玉) 9-0 仙台育英(宮城)
12日の第3試合(1)
この試合は非常に面白かった。序盤は星稜の一方的なペース。大会屈指の好投手で絶対的なエース奥川君が怪我で退いてもこのまま星稜の勝ちは間違いなさそうに見えた。ところが、8回に4番手で登板した竹谷君が大乱調。打者7人に対し1死しかとれず、大量失点を喫した。ここで、流れが大きく変わった。
星稜(石川) 11-13 済美(愛媛)
8回裏
ここから始めたい。試合がぐんと面白い展開に変わったのだ。
8回に4番手で登板した竹谷君
死球、投安、左安、左直、左安、中安、死球とびっくりするほどの乱調。打者7人に対して1死しかとれず。失点が3の段階で退いたが、自責点は6。つまり、その後を投げた投手も打たれたのだ。
緊張のし過ぎだったかなぁ


ああ、威圧感のない投球動作になってしまっている。一声かけただけでも違った結果になっていたかも。

このイニングで2つ目の死球。それも相手エースにぶつけた。動揺はかなりあったのだろう。

勿論当てられた当人が痛かったはずだ。でも、竹谷君も相当にダメージがあったことなのだろう。頭の中が真っ白の状態だったのでは。



『あれま、どうしちゃったんだろう』って顔つきが見える感じ。3点を失った段階で降板。だが、これで終わりではなかった。

ライトの守備に戻った竹谷君
ピンチが収まるのか心配そうな感じに見えた。彼の危惧は不幸にも的中してしまったようだ。

緊急登板の5番手寺西君
スーパールーキーとしても呼び声高い投手。だが、彼をもってしても、火が点いた済美打線を抑えきれなかった。一飛、二安、3ラン本塁打、二ゴと散々なでき。2人の投手リレーで合計8点を失う結果となった。《星7-9済》
思いがけない緊急登板


猛攻は止まらず。政吉君の3ランが飛び出す。


悔しそうな表情で見つめる竹谷君



意気上がる済美応援席
