京都と大阪とへの小旅行(18)
方丈の大雄苑
実に美しい石庭だ。それほど以前から存在したものではなく、1940年(昭和15年)に造られた枯山水式庭園だそうだ。中国の百丈山の眺めを模して造られたと言われているとか。



右側は方丈。左側は、向唐門。勅使門のように見えなくもないが、それはもっと立派。

向唐門
唐破風が正面に向いていて豪華な彫刻装飾の施されているものは、「向 (むこう) 唐門」と呼ばれる。簡単に言えば、妻入の唐門のことだ。

法堂
仏殿を兼ねた禅宗様仏殿建築。「拈華堂」(ねんげどう)と呼ばれ、1765年(明和2年)上棟。天井画は、日本画家小泉淳作による「双龍図」で、2002年(平成14年)に創建800年を記念して描かれたもの。これは実に立派な作品で、何があっても見逃すべきではない。但し、あまりに巨大すぎて、下手な私にはうまく撮ることができない。
本尊釈迦如来坐像と脇侍迦葉尊者・阿難尊者が安置されているが、ちょっと遠すぎてうまく撮ることができなかった。







外観
外観は特に変わった感じはない。禅宗様仏殿建築だ。


三門(望闕楼)
その先に放生池と勅使門とがある。空門・無相門・無作門の三解脱門。江戸時代末期の建築物といわれ、静岡県浜松市の安寧寺から1923年(大正12年)に移築されたもの。『望闕楼』(ぼうげつろう)とも呼ばれ『御所を望む楼閣』という意味があるそうだ。楼上には釈迦如来、迦葉・阿難両尊者と十六羅漢が安置されている。

今一つ平板な撮り方になってしまったので、PDF画像をも借用する

勅使門
方丈とともに重要文化財に指定されている。寺の南側正面、八坂通りに面した四脚門。平教盛の館門(平重盛の館門とも)を応仁の乱後に移築したものと伝えるが定かでない。様式的には鎌倉時代末頃の建築だそうだ。何度も行っているのに、勅使門は一度も見たことがなかった。なんたることだ。
くたびれ果てて、見に行かなかった。PDF画像を借用する。

帰り道
特にコメントをつけない。





