京都と大阪とへの小旅行(9) - 京都と大阪とへの小旅行_2018_Jul
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京都と大阪とへの小旅行(9)

祇園祭・前祭(9)

今回は全体の18番目から20番目を取り上げる。今回分で山のくじは終了。残る3基はくじとらずで、山鉾巡行の最後を締める。その直前の山が3基。この籤番号は、どうしても前方の鉾三番と後方のくじとらず3基に囲まれて、委縮してしまいがちなポジションかもしれない。ここには入りたくはなかった順番だったかもしれない。
背後から迫りくる放下鉾、岩戸山
観客の関心はそちらに向いてしまいがちだ。そうなっても仕方がないほどの迫力だ。
背後から迫りくる放下鉾

保昌山(ほうしょうやま)
18番目:山十一番
丹後守平井保昌と和泉式部の恋物語はともかくとして、前懸、胴懸、見送、それぞれの見事さに圧倒された。これは凄いと思った。次回撮る機会があれば、気の利いたレンズで、しっかり写し撮りたいと唸ってしまった。
人形は全て顔面をこちらに向けている。絶対こちら側が撮影向きだと思う。
保昌山(ほうしょうやま)_1
保昌山(ほうしょうやま)_2
保昌山(ほうしょうやま)_3
保昌山(ほうしょうやま)_4
保昌山(ほうしょうやま)_5
保昌山(ほうしょうやま)_6
保昌山(ほうしょうやま)_7
保昌山(ほうしょうやま)_8
保昌山(ほうしょうやま)_9
保昌山(ほうしょうやま)_10
保昌山(ほうしょうやま)_12
直前を行く菊水鉾に圧倒されながらも、善戦している感じがした。あなたにはどう見えただろうか?
保昌山(ほうしょうやま)_13
丹後守平井保昌と和泉式部の恋物語に取材し、保昌が式部のために紫宸殿の紅梅を手折ってくる姿をあらわしている。御神体(人形)は緋縅の鎧に太刀をつけ、梨地蒔絵の台に紅梅を一杯にもってこれをささげている。頭は明応9年(1500)、胴は寛政(1789~1800)頃、町内に住んでいた彫刻師勇祐の作であるという。前懸の緋羅紗地に蘇武牧羊図、胴懸の張騫巨霊人に鳳凰虎を配した刺繍は円山応挙(1733~95)の下絵である。近年それらを復元新調している。下絵は別に屏風に仕立て保存している。見送は福禄寿、弁財天に唐子を配した綴錦で寛政10年(1798)の作、水引は雲龍波濤文様に鳳凰鶴虎を配し、特に孔雀の羽根を縫込んだ刺繍の逸品である。また、平成23年にご神体引敷が新調された。山の故事にちなみ宵山には「縁結び」の御守りが授与される。

郭巨山(かっきょやま)
19番目:山十二番
こちらも、錫杖のようなものをついて歩くのではなく、魚とりの仕掛けのようなものを持参している。あれがなになのか気になるなあ。史話二十四孝の釜掘りの話は、私には受け入れがたい話のような気がする。古の中国の人の価値観であり、現代の中国人には、そういう価値観はないだろうし、日本人にも受け入れがたい話のような気がする。
郭巨山(かっきょやま)_1
郭巨山(かっきょやま)_2
屋根があると暗くなってしまう。屋根なしの方がありがたいなあ。
郭巨山(かっきょやま)_3
郭巨山(かっきょやま)_4
郭巨山(かっきょやま)_5
郭巨山(かっきょやま)_6
郭巨山(かっきょやま)_7
郭巨山(かっきょやま)_8
郭巨山(かっきょやま)_9
郭巨山(かっきょやま)_10
郭巨山(かっきょやま)_11
中国の史話二十四孝の一人郭巨釜掘りの故事にちなんで造られ「釜掘り山」ともいわれる。山に飾る御神体(人形)の郭巨と童子は寛政元年(1789)金勝亭九右衛門利恭の作で前懸は天明5年(1785)製の唐美人遊楽図の絽刺、胴懸は石田幽汀(1721~86)の下絵による呉道子描龍図と陳平飼虎図の刺繍で天明5年松屋源兵衛の作、見送は文化12年(1815)製で円山応震(1790~1838)の下絵による山水仙人図であったが、昭和58年から新しく上村松篁原画による秋草図前懸、花の汀図および春雪図胴懸、都の春図見送の綴織を順次新調した。後懸は阿国歌舞伎図綴織と古後懸に天明5年改修の黒ビロード地福禄寿図刺繍がある。この山に限って桐桜菊の欄縁の下に金地彩色宝相華文様の乳隠しが用いられ、また屋根覆いをかけている。

木賊山(とくさやま)
20番目:山十三番
福島県の南会津町に木賊(とくさ)温泉がある。そこには木賊がかなり自生しているのだとか。謡曲の世界でも、その木賊を刈る子攫いにあった哀れな老人が登場する。攫われた子とめでたく再会を果たすシーンがあるようだ。それがモチーフか。史話二十四孝の釜掘りの話よりは、日本人の情感に訴えるものがあるように思う。
我が子をさらわれたら、どんな気持ちになるだろうか。そんな寂しい日々の感じが良く出ていたように感じた。
木賊山(とくさやま)_1
木賊山(とくさやま)_2
木賊山(とくさやま)_3
木賊山(とくさやま)_5
木賊山(とくさやま)_6
木賊山(とくさやま)_7
謡曲「木賊」に取材し、我が子を人にさらわれて一人信濃国伏屋の里で木賊を刈る翁をあらわしている。御神体(人形)は腰に蓑をつけ、左手に木賊、右手に鎌を持つ。木彫彩色の頭は仏師春日の作といわれ、足台には「元禄五年(1692)六月吉日」の墨書銘がある。水引は日輪鳳凰文様の綴錦及び道釈人物刺繍、前懸は唐人交易図刺繍、左右の胴懸は平成11~13年に復元新調した中国故事人物図の綴織、見送は中国明代の牡丹双鳳文様綴錦である。欄縁金具は緻密な雲龍文様で、角金具は唐団扇、木賊と銀兎文様のものが用いられている。旧見送として仙人聞香図の綴錦があり、旧水引には中東幾何文様イギリス織絨毯、他に緑地草花文様の後懸などが保存されている。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2018年07月30日
最終更新 2018年07月30日

18 Comments

There are no comments yet.

aiupa  

おはようございます^^

わら草履だとこの暑さ、アスファルトの熱が伝わってきそうですね^^;
笠も黒笠は熱せられそう…お疲れさまです☆彡

2018/07/30 (Mon) 09:50

makira  

こんにちは!

AzTakさん、こんにちは!
やっぱり順番によって注目度も変わりますね!
鉾に挟まれた山が少し可哀想になってしまいますね!
くじ引きが大切な訳が分かりました♪
ただでさえ暑いのに数学の問題で脳みそを沸騰させないで下さいね!
知恵熱で熱中症にはならないとは思いますが・・・笑)

2018/07/30 (Mon) 11:57

hirokinara  

こんにちは

京都いかれたんですか暑かったでしょう。

祇園祭・前祭 暑い中撮影ごくろうさまですね。

こんな暑い日はエアコンの効いた部屋で

ごろごろしていたいです。

2018/07/30 (Mon) 12:33

徒然草  

北神奈川大会

良い試合でしたねぇ。
選手の皆さんは当然ですが、OBの方たちも力が入ったでしょう。
良かった良かった。

次は10年ぶり18回目の甲子園。楽しみですね。

2018/07/30 (Mon) 14:14

土佐けんの助手  

こんにちは

鉾の飾りつけに使われている織物は
国宝級のものも有ると聞いたことがあります。
動く美術館ですね~~

2018/07/30 (Mon) 15:55

のんびり熊  

AzTakさん

こんにちは
丸山応挙の名が出てくるところが凄いです。
これに限らず、時代、時代の一流画家、工芸家たちが残してくれたことに感謝です。
素晴らしいです。

2018/07/30 (Mon) 18:15

みすてぃ  

こんばんは~

歴史ある祇園祭の厳かな熱気と、本日はついに母校が決勝戦を
勝利して熱気の甲子園へ出場となりましたね。
おめでとうございます!
あとは甲子園への切符でしょうか。。。。

2018/07/30 (Mon) 19:08

x都人x  

今晩は
機会があれば是非後祭りも
見てください。

大船鉾は必見の価値がありますよ^^

2018/07/30 (Mon) 19:36

赤いカワセミ  

甲子園出場おめでとうございますヽ(^o^)丿。甲子園スタンドまでお越しください(^^♪。

2018/07/30 (Mon) 22:00
AzTak

AzTak  

Re: おはようございます^^

aiupaさん、こんばんは。

> わら草履だとこの暑さ、アスファルトの熱が伝わってきそうですね^^;
> 笠も黒笠は熱せられそう…お疲れさまです☆彡

大変だったことでしょうね。
今日の私も大変でした。横浜市中区のピンポイント天気予報では1日中曇りの予報だったのですが、異常なほどの強い日差し。こんがり焼けこげました。たっぷりの水分を補給し、塩飴も間断なく舐めましたが、未だに頭の芯がぼーっとした感じです。まあ、勝てて代表校になれたからよかったものの。

2018/07/30 (Mon) 22:06
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは!

> AzTakさん、こんにちは!

makiraさん、こんばんは。

> やっぱり順番によって注目度も変わりますね!
> 鉾に挟まれた山が少し可哀想になってしまいますね!
> くじ引きが大切な訳が分かりました♪

最後のころまではあまり順番のことは考えませんでしたが、今日取り上げた3つの山は注目度が落ちてしまい気の毒な感じがしました。

> ただでさえ暑いのに数学の問題で脳みそを沸騰させないで下さいね!
> 知恵熱で熱中症にはならないとは思いますが・・・笑)

数学は2問続けてできていません。もう諦めた方がよさそうです。(´;ω;`)ウゥゥ
代わりに本物の熱中症になりかけました。今日のスタジアムは異常なほどの日差しで、一段と焼けこげました。心穏やかに観戦しようと思ったのですが、8回の大ピンチに己への戒めを忘れてしまいました。未だに頭の芯がぼーっとした感じです。

2018/07/30 (Mon) 22:12
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは

hirokinaraさん、こんばんは。

> 京都いかれたんですか暑かったでしょう。
> 祇園祭・前祭 暑い中撮影ごくろうさまですね。
> こんな暑い日はエアコンの効いた部屋で
ごろごろしていたいです。

京都に行きました。酷暑を承知で。身の程をわきまえないイカレポンチです。行ってみて、余りの暑さにちょっぴり後悔しましたが、一度は見ておきたいと思っていた祇園祭なので、酷暑も我慢しました。ですが、飛び切り暑かったです。39.8度も体験しちゃいました。

2018/07/30 (Mon) 22:18
AzTak

AzTak  

Re: 北神奈川大会

徒然草さん、こんばんは。

> 良い試合でしたねぇ。
> 選手の皆さんは当然ですが、OBの方たちも力が入ったでしょう。
> 良かった良かった。
>
> 次は10年ぶり18回目の甲子園。楽しみですね。

在校生のころは、帰省しているか、国内を旅行しているかのどちらかで、一度も応援に行ったことがなかったんです。応援に行くようになったのは、定年になってからなんです。
今日は実に危なかったですが、何とか逃げ切れてよかったです。天気予報は一日中曇りの内容だったんですが、大外れ。猛烈に暑かったです。たっぷり焼けこげました。

2018/07/30 (Mon) 22:25
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは

土佐けんさんの助手様、こんばんは。

> 鉾の飾りつけに使われている織物は
> 国宝級のものも有ると聞いたことがあります。
> 動く美術館ですね~~

六本木ヒルズで、何年か前に再興した大船鉾の鉾立の様子を見ました。その時も、そうした類のものを大事そうに扱っているのを目撃しました。大事な大事なお宝なんだと思いました。

2018/07/30 (Mon) 22:29
AzTak

AzTak  

Re: AzTakさん

> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 円山応挙の名が出てくるところが凄いです。
> これに限らず、時代、時代の一流画家、工芸家たちが残してくれたことに感謝です。
> 素晴らしいです。

円山応挙でさえもonly oneではなく、one of themなんですね。京都人の懐の深さを思い知らされます。

2018/07/30 (Mon) 22:33
AzTak

AzTak  

Re: こんばんは~

みすてぃさん、こんばんは。

> 歴史ある祇園祭の厳かな熱気と、本日はついに母校が決勝戦を
> 勝利して熱気の甲子園へ出場となりましたね。
> おめでとうございます!
> あとは甲子園への切符でしょうか。。。。

祇園祭の熱気だけでは足らなかったわけではないのですが、母校のことも気になり、応援しに行きました。試合開始の2時間前には球場に着席していましたから、5時間くらい頑張ったことになりますか。天気予報が大外れで、これ以上ないくらいの強烈な日差し。よく頑張りとおせたなと、自分でも不思議なくらいです。
甲子園も行きたいですが、組み合わせが決まってからではかなり難しいんですよね。

2018/07/30 (Mon) 22:39
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

> 今晩は

x都人xさん、こんばんは。

> 機会があれば是非後祭りも
> 見てください。

そうですね。機会はあるかもしれませんが、それだけの体力を維持できるかが心配です。

> 大船鉾は必見の価値がありますよ^^

大船鉾だけは、東京でもお披露目をやったんです。鉾立を熱心に見ました。京都市長のあいさつの後、佐々木酒造の薦被りで乾杯。ただ酒を飲ませていただきました。美味しかったです。実際に動いているところを見たら、それ以上の感動があることなんでしょうね。

2018/07/30 (Mon) 22:43
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

赤いカワセミさん、こんばんは。

> 甲子園出場おめでとうございますヽ(^o^)丿。甲子園スタンドまでお越しください(^^♪。

ありがとうございます。監督インタビューで、選抜大会での1回戦敗退の借りは絶対に甲子園で返したい。このどの夏に果たしたいとのこと。少なくとも一つは勝つつもりでいるようです。
行きたいところですが、宿も乗車券も手配が難しいかも。どちらかといえば、母校の試合より、赤いカワセミさんのカメラマンぶりを見たいです。

2018/07/30 (Mon) 22:50

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