祐天寺(2)
『新編武蔵風土記稿』によれば、本堂に祀られているのは祐天大僧正の木像。













仏舎利殿と大絵馬『祐天上人かさね済度』
『新編武蔵風土記稿』に記載なし。ピッカピカの新しい建物だ。



書院
『新編武蔵風土記稿』に『客殿』と記載されているものだろうか?この建物は仏舎利殿と同様に明らかに新しい建物だ。

梵鐘と鐘楼
六代将軍家宣夫人天英院が寄進した。


累塚
祐天上人は、『祐天上人かさね済度』の大絵馬に描かれたような累(かさね)一族の怨霊を化益した事蹟があり、歌舞伎でも取り上げられた。そのかさね一族を鎮魂する塚

祐天上人墓
背景が殺風景だ。目隠しに樹木でも植えたらどうかと思うが。





江戸消防記念碑
祐天上人は、増上寺内に「増上寺消防制」を創設し、学生を「いろは四十八文字」に分け、寺内消防防火体制を整えている。この制度が高く評価され、後に町奉行大岡越前守忠相がこの制度を参考にし「江戸町火消し」を確立させた。祐天上人は「江戸町火消し」の開祖と言うべき存在だったようだ。
そういうことと関連があるのか、その種の奉納物が目に付く。

