京都と大阪とへの小旅行(3) 2018.07.23 14:18記載一部訂正 - 京都と大阪とへの小旅行_2018_Jul
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京都と大阪とへの小旅行(3) 2018.07.23 14:18記載一部訂正

祇園祭・前祭(3)

今回は全体の4、5番目に巡行する油天神山(あぶらてんじんやま)と函谷鉾(かんこほこ)とを取り上げる。その特徴が出ているカットを先に見ていただく。
生身の稚児さんに見える稚児人形。「嘉多丸」という稚児人形だそうだ。
「嘉多丸」という稚児人形
山も頑張っているが、この堂々とした鉾の風格は、圧倒的な迫力がある
堂々たる威容だ
こちらはかなり地味かな。自前の題材でまとめたのが素晴らしい。
自前の題材でまとめた

油天神山(あぶらてんじんやま)
山三番、全体の4番目での巡行。古くから町内(風早町)に祀られていた天神を勧請して作られた山だそうだ。油小路綾小路下ルにあるから、『油天神山』か。自前のエピソードで通した山か。微笑ましくて、好感が持てる。山は正面に朱の鳥居を立て金箔置の社殿には、もと風早家に伝来し後に町内の祠に祀っていた天神像〔寛永7年(1630)製作〕を安置したものか。う~~ん。
こちらの山も、前懸、胴懸、見送とも、他に負けない豪華なもののようだ。朴念仁の私には、よくわからない世界だ。

お兄さんだけがやけに気合が入っていた。私も真似したかったが、…。
油天神山(あぶらてんじんやま)_1
油天神山(あぶらてんじんやま)_2
油天神山(あぶらてんじんやま)_3
油天神山(あぶらてんじんやま)_4
油天神山(あぶらてんじんやま)_5
油天神山(あぶらてんじんやま)_6
油天神山(あぶらてんじんやま)_7
油天神山(あぶらてんじんやま)_8
油天神山(あぶらてんじんやま)_9
油天神山(あぶらてんじんやま)_10
油天神山(あぶらてんじんやま)_11
水引はパリのクリュニイ博物館所有のタピスリーを図案に用いて、新調したものか。そういうやり方もあるんだ。タピスリーはタペストリーのフランス語だそうだ。
油天神山(あぶらてんじんやま)_12
古くから町内(風早町)に祀られていた天神を勧請して作られた山で、油小路綾小路下ルにあるところから、「油天神山」とも、また勧請の日がちょうど丑の日にあたっていたので「牛天神山」とも呼ばれる。山は正面に朱の鳥居を立て金箔置の社殿にはもと風早家に伝来し後に町内の祠に祀っていた天神像〔寛永7年(1630)製作〕を安置する。真木の松の他に紅梅の枝をはなやかに立て鈴をつけている。水引はパリのクリュニイ博物館所有のタピスリーを図案に用いて、平成18年新調、前懸は雲龍文様の繻子地錦、宵飾りの胴懸は19世紀のカザフ絨毯、見送は毛綴の宮廷宴遊図であったが平成2年梅原龍三郎氏原画の「朝陽図」綴織を、前懸は平成6年に龍図錦織を新調、胴懸は左右共に前田青邨原画で、平成12年・13年新調の紅白梅を用いる。欄縁は、前部だけ凹形に切り込んだ社殿をはっきり見せたもので、天保4年(1833)製作の牛と梅の錺金具がついている。

函谷鉾(かんこほこ)
くじとらず、全体の5番目での巡行。前懸は、旧約聖書創世紀の場面を描いた16世紀末の毛綴で重要文化財に指定されているものを平成18年復元新調してものか。西洋の絵柄だなとはわかったのだが、カトリック信徒の端くれとして、創世記の場面を認識せずに終わってしまったことが残念でならない。「嘉多丸」という稚児人形の出来に注意を引き寄せられてしまったかな。
蒸し暑さが画面から滲み出るような感じだ。本当に暑かった。日向で撮っていたら、周囲に人がいなくなってしまった。暑さに耐えかねたのかなあ。
函谷鉾(かんこほこ)_1
後続の鉾も見えている。その光景は壮観だ。鶏鉾綾傘鉾の上部の傾きがやや気になった。
函谷鉾(かんこほこ)_2
函谷鉾(かんこほこ)_3
幟には『かんこくほこ』と記されていた。『かんこほこ』とどちらが正しいのだろうか?
函谷鉾(かんこほこ)_4
函谷鉾(かんこほこ)_5
函谷鉾(かんこほこ)_6
函谷鉾(かんこほこ)_7
函谷鉾(かんこほこ)_8
函谷鉾(かんこほこ)_9
函谷鉾(かんこほこ)_10
函谷鉾(かんこほこ)_11
函谷鉾(かんこほこ)_12
函谷鉾(かんこほこ)_13
函谷鉾(かんこほこ)_14
函谷鉾(かんこほこ)_15
函谷鉾(かんこほこ)_16
函谷鉾(かんこほこ)_17
日差しが強烈だ。カメラも私もダウン寸前だった。
函谷鉾(かんこほこ)_18
函谷鉾(かんこほこ)_19
函谷鉾(かんこほこ)_20
鉾の下部には方向転換時に使用する竹がたくさん積まれてあった
函谷鉾(かんこほこ)_21
函谷鉾(かんこほこ)_22
函谷鉾(かんこほこ)_23
函谷鉾(かんこほこ)_24
函谷鉾(かんこほこ)_25
函谷鉾(かんこほこ)_26
函谷鉾(かんこほこ)_27
函谷鉾(かんこほこ)_28
函谷鉾(かんこほこ)_29
函谷鉾(かんこほこ)_30
鉾の名は中国戦国時代(前403~221)斉の孟嘗君が鶏の声によって函谷関を脱出できたという故事にちなんで付けられている。鉾頭の月と山型とは山中の闇をあらわし、真木のなかほどの「天王座」には孟嘗君、その下に雌雄の鶏をそえている。屋根裏の金地著彩鶏鴉図は今尾景年(1845~1924)の筆、前懸は、旧約聖書創世紀の場面を描いた16世紀末の毛綴で重要文化財を平成18年復元新調している。水引は山鹿清華作の手織群鶏図、胴懸は梅に虎を織り出した17世紀李氏朝鮮絨毯、花文様インド絨毯、玉取獅子図中国絨毯の三枚である。見送は古く弘法大師筆と伝える紺地金泥の金剛界礼懺文と天保年間(1830~43)にこれを模織した立派なものがあるが最近に皆川泰蔵作「エジプト天空図」を新調した。この鉾は天明の大火(天明8年、1788)で焼失、50年後の天保10年(1839)に再興され、それ以後「嘉多丸」という稚児人形を用いている。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2018年07月23日
最終更新 2018年07月23日

18 Comments

There are no comments yet.

みすてぃ  

おはようございます~

祇園祭
伝統で荘厳なお祭りですね。
前懸は、旧約聖書創世紀の場面を描いた16世紀末の毛綴で重要文化財で、
この祇園祭に創世記が登場するのは意外性があります。
ですが、目を凝らして飾り付けを見ると中東の感じもしてきます・・・(・∀・)

2018/07/23 (Mon) 07:32

makira  

こんにちは!

AzTak、こんにちは!
いつも素晴らしいお祭だと感心して見ていますが、
伝統ある祇園祭だからこそ、両脇の時代錯誤のビルが
いつも気になります!
大改革でコースの変更は考えないのでしょうか?
もっと古風な日本的な場所を選んでみてはどうなんでしょうか?
問題はたくさんあるとは思いますが・・・

2018/07/23 (Mon) 12:32

のんびり熊  

AzTakさん

こんにちは
鉾と山の違い、少し分かりかけた様な??
どの山も鉾も前懸、胴懸、見送りなど世界の一級品を集めていますね。
ため息ばかりです。
各地からの物を集めれば、素晴らしい展示会になるでしょうね。

2018/07/23 (Mon) 13:34

土佐けんの助手  

こんにちは

祇園祭に行かれたんですね!
暑いし、人が多いということで
長年大阪に住んでいた私ですが
行った事がありません(^^;
こちらで楽しませて頂きます^^

2018/07/23 (Mon) 15:01

aiupa  

こんにちは^^

タワー感がすごいですね☆彡突然の雷雨に襲われると避雷針になってしまいそう^^;
タイヤがしっかりしているとはいえバランスをとるのも大変そう。

2018/07/23 (Mon) 15:19

x都人x  

今晩は
俺は毎年お囃子を聞きに行きますが
煌びやかな鉾がゆっくりと動く
姿!やはり素晴らしいですね^^

ありがとうございます。

2018/07/23 (Mon) 19:28

MT  

こんばんは

それにしても大きいですね〜。さぞかし見応えがあったのではと思います。方向転換の道具ですが、方向転換と聞いて以前、AzTakさんが特集した川越の方向転換を思い出しました。^^

2018/07/23 (Mon) 20:31
AzTak

AzTak  

Re: おはようございます~

みすてぃさん、こんばんは。

> 祇園祭
> 伝統で荘厳なお祭りですね。

そうですね。自分が肩を叩かれそうになった時、祇園祭と大阪の天神祭りとは良かったなあと確実に思うことでしょうね。

> 前懸は、旧約聖書創世紀の場面を描いた16世紀末の毛綴で重要文化財で、
> この祇園祭に創世記が登場するのは意外性があります。
> ですが、目を凝らして飾り付けを見ると中東の感じもしてきます・・・(・∀・)

本当に昔の京都の豪商さんたちは、桁外れのお金持ち揃いだったようです。自分たちは日本から一歩も海外に出なかったのに、海外のことを良く知り、価値あるものを買い集めてもいたようですね。もしかしたら、宣教師ともひそかに会ったりしていたのかもしれませんね。

2018/07/23 (Mon) 22:29
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは!

> AzTak、こんにちは!

makiraさん、こんばんは。

> いつも素晴らしいお祭だと感心して見ていますが、
> 伝統ある祇園祭だからこそ、両脇の時代錯誤のビルが
> いつも気になります!

まあ、気にならないと言ったらうそになりますが、私などは見せていただいている立場なので、有難く楽しませていただいています。

> 大改革でコースの変更は考えないのでしょうか?
> もっと古風な日本的な場所を選んでみてはどうなんでしょうか?
> 問題はたくさんあるとは思いますが・・・

山鉾を持つ町内会は四条通り周辺の町内ばかりです。なので、四条通りからスタートするのが順当なんでしょうね。鉾が通行するには都知事の幻の公約じゃありませんが、無電柱化が必須です。大勢の観光客が集まっても何とかなるなどという条件をも考えたら、他のコースは他のコースは無理だと思いました。
京都市内でちょっといい感じの建物を撮ろうとすると、道の狭さと電線のうざったさとが邪魔になります。辻廻しも四条河原町のような大きな交差点でないとできないと思います。

2018/07/23 (Mon) 22:41
AzTak

AzTak  

Re: AzTakさん

> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 鉾と山の違い、少し分かりかけた様な??

そうですか。巡行の順番を決めるときには、くじとらず、山、傘、鉾の4つのグループに分け、そのうちの3つのグループについて、小名j種別々グループでのくじ引きで、入るところが決まるようです。

> どの山も鉾も前懸、胴懸、見送りなど世界の一級品を集めていますね。
> ため息ばかりです。
> 各地からの物を集めれば、素晴らしい展示会になるでしょうね。

それは間違いなく、大展示会になることでしょう。どうやって維持管理を行うのでしょうかね。いい加減には扱えませんよね。

2018/07/23 (Mon) 22:49
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは

土佐けんさんの助手さま、こんばんは。
新しいお仕事、新しい住まいになれましたか。大変な環境の変化でいろいろつらい日々を過ごされたことなんでしょうね。少しずつ、落ち着いていくといいですね。

> 祇園祭に行かれたんですね!
> 暑いし、人が多いということで
> 長年大阪に住んでいた私ですが
> 行った事がありません(^^;
> こちらで楽しませて頂きます^^

私も、歌舞伎鑑賞に行っていた妻と合流するため、心斎橋のビジネスホテルに泊まりました。大阪も楽しもうと思っていたのですが、暑くて、計画の半分ほどしか回ることができませんでした。3日目にまた、京都に行きましたが、39.8度の酷暑に遭遇しました。今回は暑さに徹底的に苦しめられました。

2018/07/23 (Mon) 22:57
AzTak

AzTak  

Re: こんにちは^^

aiupaさん、こんばんは。

> タワー感がすごいですね☆彡突然の雷雨に襲われると避雷針になってしまいそう^^;
> タイヤがしっかりしているとはいえバランスをとるのも大変そう。

タワーですか。そういわれれば、そういう感じですね。結構しなるんです。落雷も心配かもしれませんは、強風が怖いかもしれませんね。でも、鉾の自重が12トンといいますから、大丈夫かも。

2018/07/23 (Mon) 23:01
AzTak

AzTak  

Re: タイトルなし

> 今晩は

x都人xさん、こんばんは。

> 俺は毎年お囃子を聞きに行きますが
> 煌びやかな鉾がゆっくりと動く
> 姿!やはり素晴らしいですね^^
>
> ありがとうございます。

お囃子は、京都の雅が感じられる上品なものでしたね。重低音が鳴り響く秩父の夜祭とはかなり感じが違うものだと思いました。
鉾がゆっくり動く姿は良いものですね。都のイメージ通りです。
ゆっくり動くといえば、御柱は大変でした。よせばいいのに、最初から最後まで皆勤し、極度の筋肉痛で苦しみました。車があるかないかで、あんなに違うものだったんですね。

2018/07/23 (Mon) 23:08
AzTak

AzTak  

Re: こんばんは

MTさん、こんばんは。

> それにしても大きいですね〜。さぞかし見応えがあったのではと思います。方向転換の道具ですが、方向転換と聞いて以前、AzTakさんが特集した川越の方向転換を思い出しました。^^

秩父や川号の方向転換は独特のものですね。京都のものも、また、独特なものですね。今度行く機会があれば、辻廻しは何とか見てみたいものだと思いました。

2018/07/23 (Mon) 23:10

kaz  

おはようございます!

鉾もじっくり見た事ないんです。10年ぐらい前もこの時期は暑かったですから、早々に撤収でした。車輪の下に竹を敷いて、方向転換する様はお見事です。
大津祭りの鉾も大きさが違いますが、子供のころちまきをもらうの必死でした。生まれは大津です。

2018/07/24 (Tue) 05:33
AzTak

AzTak  

Re: おはようございます!

kazさん、おはようございます。

> 鉾もじっくり見た事ないんです。10年ぐらい前もこの時期は暑かったですから、早々に撤収でした。車輪の下に竹を敷いて、方向転換する様はお見事です。
> 大津祭りの鉾も大きさが違いますが、子供のころちまきをもらうの必死でした。生まれは大津です。

私たちも暑かったですが、暑いといっても2泊3日の予定を組んでいたので、粘るしかありませんでした。
大津祭りも見に行きたいところですが、肝心の体力が続きません。目標を絞るしかなさそうです。

2018/07/24 (Tue) 06:49

コウワ  

素晴らしいです。

素晴らしいです。良いものを見させていただきました w(●^∀^●)w

2018/07/25 (Wed) 07:43
AzTak

AzTak  

Re: 素晴らしいです。

コウワさん、こんばんは。そして、初めまして。

> 素晴らしいです。良いものを見させていただきました w(●^∀^●)w

本当に豪勢なお祭りですね。一度自分の目で見て、写真にも撮りたいと思っていました。写真は、腕前と器材とがしょぼい所為で、実物の良さを引き出せていません。それが残念でなりません。

2018/07/25 (Wed) 19:57

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