目黒区外の庚申塔など(1)
このところ目黒区の庚申塔を見て歩いている。以前にも取り上げたことがあるが、、お隣渋谷区の庚申塔もついでなので、再登場させる。
気が付かない人もいるかな
土一升金一升の土地にある。しかも、しっかりとした大谷石の囲いの上だ。気が付かなかったり、気が付いていても遠慮してしまう人も多いかもしれない。祀られているものは、目黒区のそれと大同小異。渋谷区も江戸近郊の農村だったんだなあ。
以前から、こういう土地に固定資産税などは課税されるのか気になっていた。庭内神祠でも相続税非課税になるようで、固定資産税も免除なのだろう。なので、多分、固定資産税もかからないのだと思う。課税に関する記述に関してはまったく自信無しなので、悪しからず。


屋根付きの中には4つの庚申塔が
見た目にははっきり見えない感じなのだが、写真には何故だかはっきり写る
全体像





寛文八年(1668年)
合掌していて、二鶏が彫られているのはわかる。素朴な感じだ。

延宝四年(1676年)
六臂のように見えるが、合掌はしていないようだ。三猿が彫られてある。廃仏毀釈のときに壊したのかなあ。

延宝二年(1674年)
合掌六臂だということはわかる。下部ははっきりしていない。

覚文四年(1664年)
三猿が彫られてあるだけ。シンプルだ。

そして雨曝しの庚申塔と馬頭観音とが
扱いに差があるなあ。せめて庚申塔だけでもと思うのだが、…。
廃仏毀釈の世になってからも作られていたようだ。意外だ。
明治三十八年(1905年)

馬頭観音
