秩父夜祭と新潟県ほかとを見て回った(6)
上町屋台が出発すると、一回り大きな中町屋台が間髪を入れずに方向転換のため、秩父駅前ロータリーに入ってきた。正面から見ることができて、非常に壮観だった。この後、方向転換して真横の様子を見、この後に従えば、屋台の後部をも見ることができる。
7Dmk2 + EF-S 18-135 F3.5-5.6 IS STMの画像
大きいか普通の大きさか、はっきりわからないとは思うが、4台の屋台の中で、最大級の大きさを誇る。記憶では屋台の幅が大きかったように思う。ちなみに直前に出発した上町屋台には、全ての屋台の中で最も大きな屋根が付いている。それぞれの屋台に特徴があるのだ。






天岩戸開の鬼板がこれか。前にしっかり見たけれども忘れてしまった。昼間に明るい状況でもう一度じっくり見たいものだ。一番前の女性(天宇受売命)の乳房が露出している。そういう神話内容だったからだろう。詳細は、G5Xの方の画像で確認されたい。


G5Xの画像
7Dmk2のAPS-Cのセンサーに比べ、こちらは高級コンデジとはいえ、僅か1インチのセンサーだ。比べられれば、当然不利は不利なのだが、それなりに健闘しているといえるかもしれない。











こちらでも天岩戸開の鬼板を撮ってみた。手前の女性(天宇受売命)の乳房がはっきり見えている。如何だろうか?
確か内臓フラッシュを照射しなかった記憶がある。確認したらその通りだった。次のものとだいぶ感じが違うものだ。

確か内臓フラッシュを照射した記憶がある。確認したらその通りだった。



中町屋台永代帳の天明5年(1785)の項に「乳隠板、但し唐松=猿猴彫」(現在の後部内破風彫刻)とあり、当時、今日の屋台の規模がほぼ整ったと思われる。屋台の腰軸妻は4.72mあり、他の屋台より大きく重量もある。歌舞伎上演の廻り舞台の機構がすぐれている。天岩戸開の鬼板・懸魚の彫刻・裏懸魚の波と竜の彫刻は特にすぐれている。この屋台のみ軒が三重垂木である。