秩父夜祭と新潟県ほかとを見て回った(2)
出発
18:00に秩父鉄道秩父駅(秩父地域地場産業振興センターがある駅)の駅前広場に留め置きされていた宮地屋台が動き出した。道路に出てすぐに方向転換作業に入る。
直前はこんな感じ
私の右斜め後方から宮地屋台が出てくる。出てすぐの地点(私が居る場所の真ん前)で方向転換を行い左折する。正面奥には上町屋台が順番待ちをしている。こちらは右折する。わずか2-3分だけの静けさだ。

上町屋台が近づいてきた
宮地屋台の直後に方向転換を行うので、まだまだ進入はできない。あんなに大勢の人が曳き手なのだ。



漸く宮地屋台の曳き手がおおよその位置につく
とはいうものの、最初は曳き綱が手元にない状態

そんなことにはならないと思うが、小競り合いなどを防止すべく、双方の屋台の責任者たちが中間に立つ。


いざ出陣だ
道路までは曳手は綱を曳かず、屋台の近くにいる屈強な男たちが手押しで動かしていた。青い袢纏をまとった男たちの姿が確認いただけただろうか?






いよいよこれから伝統の技、ギリ回しに入る(1)
まずは、屋台の後方を梃子で持ち上げる
前輪に車止めをあてがい、馬と呼ばれる台を支点にして巨大な角材を梃子として後輪を浮かせる。そして、屋台の中心下部にある雌穴にギリ棒をセットする。一連の流れは、ざっとこんなものだが、いきなり屋台が大きく傾ぐので、間違いなく観客から大きなどよめきが起こる。











ギリ棒に載せて回転させる
梃子をゆっくり下げて、ギリ棒に屋台がしっかり載るようにする。それが確認できたなら、先ほどの屈強な男たちが押し競ら饅頭のごとく、もたれかかって、山車の方向を変える。画像がはっきりしなくて申し訳ないが、暗いところでの作業なので、私の腕と機材とではいかんともしがたい。ギリ棒に載せて回転させているだけなので、相当にバランスをとるのは大変そうに見えた。









