『はんだ山車まつり』などを見に行った(9)
もう奉納の舞が始まったようだ。次々とはじまるようだが、なるべく見落としのないように撮りたい。
こちらは前棚人形
比較的低い位置にある前棚で行われる。人込みをかき分けて撮る感じになる。見難い感じになるのはお許しいただきたい。
どうも三番叟が圧倒的に多いようだ。三番叟の舞は五穀豊穣を寿ぐといわれのだから、当然、各地の春祭りには欠かせないものなのだろう。『はんだ山車まつり』はその春祭りを5年に1度大集合して10月に行われる祭りであり、演目は当然ながら、春祭りのものそのものだ。
誤解のないように言い置くが、この前棚人形は、からくり人形ではなく、人形浄瑠璃の形態だ。協和砂子組白山車の「三番叟」ではないかと思うが、断定するほどの自信は無い。そうだとすると、この三番叟の人形は、六代目玉屋庄兵衛の手になるものということになる。
地元の小学生が操り、三人遣いで三番叟を演ずるものらしい。小学生ながら、凄いことをやってのけるんだ。



















『なんだ、後ろで人が動かしているんだ』などという無粋な声が聞こえてきた。これはからくり人形でないことくらい最初から承知してみていたのじゃないのか。意外なつぶやきにこちらが驚いたくらいだった。











次回からは、いよいよからくり人形の出番を取り上げる。