旧東海道品川宿近辺を歩く(2) - 旧東海道品川宿近辺を歩く_2012_October
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旧東海道品川宿近辺を歩く(2)

一心寺
極めて狭い境内。仲間が立ち寄るから一緒に立ち寄ったが、どんなお寺さんか実はよくわかっていなかった。井伊直弼が建立したということなので、お寺さんとしては新しい方だ。それでも参拝者が絶えなかったということは、町民らが彼の思いを受け止めたからのだろう。
一心寺_1
一心寺_2
一心寺_3
6650-52
安政2年(1854)幕府の大老・井伊直弼が江戸台場の品川宿で開国条約、鎮護日本、町民の繁栄安泰の願いを込めて開山建立した。成田山分身の不動明王を本尊とし、延命や商売の護りとして参拝者も絶えない。本堂は京都本願寺の宮大工の手によるものと伝えられている。また、最近は頭上に乗せた灸をする「ほうろく灸」が有名で、中風や高低血圧、頭痛、肩こり、視力増強、目くらみなどに効果があるという。

海徳寺
境内に入ってみると、築地塀(ついじべい)が目に飛び込んできた。築地塀とは、泥土をつき固めて作った塀のことだが、補強のため層状に板や瓦を埋め込まれたものがある。このお寺さんのものはその一例。見た感じ、最近作られたもののようだ。
海徳寺_1
海徳寺_2
海徳寺_3
海徳寺_4
海徳寺_5
大永2年(1522年)、松陽院日増による創立。江戸時代には品川宿にあって庶民の寺として隆盛を誇ったといわれる。
寺には旧品川宿に住む檀徒に配布した護符を刷るために使った版木が20数枚残されており、当時の民間信仰の様相を伝える貴重な資料として品川区の有形民俗文化財に指定されている


天妙国寺
日蓮宗は結構、離合集散が激しいようで、この寺院は、現在は、顕本法華宗の別格山。境内には、品川の象徴として愛着を受けた五重塔があった。慶長19(1614)年8月28日、台風のため倒壊。哀惜する郷民の意をくみ、寛永11(1634)年、三代将軍家光により再建されたが、元禄15(1702)年2月の大火により類焼し、現在に至っている。つまり無くなってしまったということだ。
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天妙国寺_5
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弘安8年(1285年)、日蓮の直弟子の天目上人の創建と伝えられる古刹。徳川歴代将軍が宿舎にしたことで徳川家とのゆかりが深い。本堂は18世紀中ごろに再建されたもので、堂々たるたたずまいを見せている。歌舞伎「与話情浮名横櫛」の主人公「斬られ与三郎」と「お富」の墓があることで知られる。ほかにも桃中軒雲右衛門、お祭り佐七、伊藤一刀斎などの墓がある。

品川寺(ほんせんじ)
境内の真中部分がかなり空いている。このスペースは、『柴燈大護摩・火渡り荒行』のためにあるようだ。帰って調べて納得。あの宗教行事が行われるお寺さんだったのだ。本堂は、なかなか味のある建物。屋根の上を見ると鴟尾があった。これには驚いた。
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品川寺(ほんせんじ)_03
本堂…昭和に再建された。堂内には、水月観音・聖観音・薬師如来・日光月光菩薩・十二神将・不動明王・弘法大師像・毘沙門天・大黒天・白菊観音像が祀られている
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大梵鐘品川寺の大梵鐘は、洋行帰りの梵鐘として有名で、慶応年間何らかの理由によって海外に持ちだされたものが、数奇な運命をへて、スイスのジュネーブにあるのが見つかり、昭和5年に、ジュネーブ市より返還されました。地元では、「あてにならない鐘が帰ってきた」ということで、鐘と金をかけて、「あてにならない金が返ってくる」、「かねかえる」と縁起をかつぎ、多くの方が除夜の鐘をつきに訪れます。
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弁天堂
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地蔵菩薩像…江戸六地蔵の第一に数えられる唯一頭上に傘がない地蔵菩薩像が露座
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柴燈大護摩・火渡り荒行は、古くから修験道(山伏)に伝わる秘法で行者は各家各位の祈願を祈念した護摩札を奉持して火の中に入り「不動の三昧」に住しつつ信心各位の願いを祈ります。当山におきましても江戸時代より続く伝統的な行事でございます。「火生三味」とは不動明王が護摩の火の中に住するという意味で、「火渡り」とは、柴燈大護摩供を厳修した後、その護摩のおき火(炭火)を整備して、その上を歩いて渡るということです。この護摩の火(不動明王の智慧の火)で、我々のけがれ、心の迷いや煩悩を焼き清めて、ご加護をいただくのです。 柴燈大護摩供大祭りを厳修致しまして、皆様の願いを御祈祷致します。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2012年10月21日
最終更新 -0001年11月30日

6 Comments

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makira  

こんばんは!

AzTakさん、こんばんは!
よく歩かれ、詳細な説明に頭が下がります!
私が知っていたのは↓の品川神社と荏原神社位でした 泣)
品川神社はともかく、荏原神社は春先の早咲き寒緋桜が有名で
今年の春に行ったばかりでした♪
道幅が従前と同じとの事でビックリもしましたが
何と社寺仏閣が多いのですね!
詳細な説明にもご苦労があったと思います。
お疲れ様です!そしてありがとうございます。

2012/10/21 (Sun) 04:19

AzTak  

Re: こんばんは!

> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、おはようございます。

> よく歩かれ、詳細な説明に頭が下がります!
> 私が知っていたのは↓の品川神社と荏原神社位でした 泣)
> 品川神社はともかく、荏原神社は春先の早咲き寒緋桜が有名で
> 今年の春に行ったばかりでした♪

荏原神社は遠目には普通の神社に見えましたが、近くで見ると、すごかったです。今度、春先にでも桜を見ついでに、一人で歩いてみようと思います。

> 道幅が従前と同じとの事でビックリもしましたが
> 何と社寺仏閣が多いのですね!
> 詳細な説明にもご苦労があったと思います。
> お疲れ様です!そしてありがとうございます。

こんなに寺社仏閣が多かったのには正直驚きました。往路の無事を祈願したり、復路の無事帰還を報告したり、近場だから気安く出掛けたりもしたのでしょう。

それにしても、この辺の社寺のPRの下手さには驚かされました。昔、立花隆が『インターネットは便利だ。米国の文献など自由にアクセスできて素晴らしい』というようなことをいっていたとき、日本のインターネットは便利とは言いかねる状況でした。その頃にタイムスリップしたようでした。
もう少し、自分たちから参拝客が増えるような取り組みをすべきだと思います。調べていても、情報量の少なさにいらいらするほどです。調べるのに時間がかかり、出所が同じ物ばかり。挙句の果てに間違っていそうな記述もあったり…。そんな訳で、ぼやきまくっている私が居ます。

2012/10/21 (Sun) 09:31

jsk0008  

東京の寺は、皆歴史があっていいですね。海徳寺、天妙徳寺・・、立派な彫彫刻ですね。札幌は新しい街で、歴史のある建造物は、小樽に少しあるだけでした。東京の下町は、神社仏閣の宝庫のような気がします。
出歩けば面白いんでしょうが、ついつい家でゴロゴロしています。

2012/10/21 (Sun) 16:19

AzTak  

Re: タイトルなし

> 東京の寺は、皆歴史があっていいですね。海徳寺、天妙徳寺・・、立派な彫彫刻ですね。札幌は新しい街で、歴史のある建造物は、小樽に少しあるだけでした。東京の下町は、神社仏閣の宝庫のような気がします。
> 出歩けば面白いんでしょうが、ついつい家でゴロゴロしています。

jsk0008さん、こんにちは。

東京の寺社は大抵江戸時代以降のもので、どうせ行くなら深大寺でしょうかねえ。かなり歴史があるようです。当時は都からかなり離れた僻地扱いで、誰かが暴れた、反乱を起こした、そういうのを鎮めるときに出かけていき…というのが歴史のようです。ですから、京都の人達からすれば、『何をほざく田舎者めが』ってところはかなりあるようです。

でも、江戸時代は幕府が江戸にあったので、それなりに歴史ができたようです。まあ、人あるところに歴史ありなんでしょう。

北海道も幕末以降のめまぐるしい変遷は誇っていい歴史なのでは。

私も膝の靭帯を部分断裂して、暫くは家でゴロゴロする生活を続けていました。でも、あまりいい事はありませんでした。少なくとも出歩くほうが健康には宜しいのではないかと思います。
八王子近辺には高尾山、鍾乳洞、高幡不動、江戸東京たてもの園などいろいろ見所が多いのではないかと思います。東京の写真も色々見せてください。

2012/10/21 (Sun) 16:44

君平  

こんにちは。
以前、鎌倉に行ったときに、メインの寺はいつも行っている
ので、時間もあることだし、地図に載っている寺を全て回って
みようと思ったことがあって、始めたのですが、中々大変でした。
AzTakさんも大変だったのではないでしょうか。

2012/10/21 (Sun) 20:01

AzTak  

Re: タイトルなし

> こんにちは。

君平さん、こんばんは。

> 以前、鎌倉に行ったときに、メインの寺はいつも行っている
> ので、時間もあることだし、地図に載っている寺を全て回って
> みようと思ったことがあって、始めたのですが、中々大変でした。
> AzTakさんも大変だったのではないでしょうか。

地図に載っていないようなお寺さんまで回られたとは大変でしたね。鎌倉は平地ばかりではないですから単に隣であっても簡単には行けないところもあったと思います。余計大変だったでしょう。私など、定期券で鎌倉に途中下車できる環境にあったのに、鎌倉には下車した回数はそれほどでもなく、鎌倉好きの人には軽く負けてしまう程度でした。
品川の場合は、もともと海抜5m以内くらいと平坦なところなのでそういう意味では楽でした。それから、詳細地図を幹事長が買い求めて個人配布してくれていたので迷うことはありませんでした。
一番の若造が役目を果たしたのはスイーパー役で、どこに皆さんが行くか気が気でなかったのです。一番遅そうな人に同行しました。それがあったので、気ままに歩けなかったのが、ちょっと残念でした。今度は一人で歩きまわるつもりです。

2012/10/21 (Sun) 20:59

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