『和のあかり×百段階段展2017』を見に行った(2)
瓦(2)
風雨にさらすのがもったいないような力作ぞろいだ。京都や川越で見た瓦づくりの技術が連綿と受け継がれていると感じた。単に受け継がれるだけでなく発展してきているのかもしれない。







棟方志功画伯の作品
やはり棟方志功画伯は大天才だ。天稟の才を感じる。
ちょっと並べて撮ってみた

両端の作品にだけ字が書かれてあった。こちらは、『凡聖一如』とあった。凡人も聖人(仏陀)も本性においては平等同一である、という意味合いだそうだ。仏陀と同じ本性を持つといわれても、…。

『二菩薩釈迦十大弟子』の作品のようだ。菩薩が何とも言えず、いい感じだ。弟子たちも負けずといい味を醸し出している。






『立ち去りぬ…』という文言で始まる作品。『大和し美し』の一節のようだ。

東京都指定有形文化財「百段階段」
「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
”昭和の竜宮城”と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。