山手西洋館のバレンタイン飾り付けを見に行った(9)
エリスマン邸
期待していったのだが、意外に簡素な飾り付けだった。だからといって、レベル以下だったわけではない。これはこれで良かったかも。
ベーリック・ホールと人気を二分するエリスマン邸の外観
アントニン・レーモンドが設計。彼は、フランク・ロイド・ライトが1919年に帝国ホテル建設のため来日した際に助手として連れてきた建築家だ。私の大好きな、軽井沢聖パウロカトリック教会も彼の設計だ。
玄関側

バス通り側(工事中だったので、PDF画像を借用)

一刻もはやく引き上げた方が良い状況になってきた。早速、飾り付けを見ることから始める。
飾り付け
応接間
私はこの空間が一番好き。主人と相対するのに距離が近く、親密な時間が持てそうな気がするからだ。スイーツの上にあるハート型のものは何かなと思ったら、ローソクだった。粋なものだ。







サンルーム
如何にもリッチな暮らしをしているという感じの空間かな。応接間と居間兼食堂との飾り付けに違和感のない感じで、簡素な飾り付けがなされてあった。

居間兼食堂
ナプキンをハート型に折り畳んであるのが印象的。ダイニングの家具もレーモンド作なんだそうだ。端にある薬箪笥はこの邸宅に似合うと移築後に寄贈された。確か、楽譜入れと書かれてあったようだが、…。



2階を見る
階段
がっちりした階段

踊り場からはベーリック・ホールがよく見える


お向かいの横浜雙葉学園の生徒たちの作品がずらり


写真パネルから
横浜正金銀行の頭取であり、専修大学創立者でもある相馬永胤氏の邸宅が横浜教区の司教館になっていたのか。どういう経緯があったのだろうか?



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ここで雪がかなり激しくなってきてしまった。この先のフランス山地区まで傘無しで行くにはかなり厳しい。そのように判断して、今回の飾り付けの見学は終了とした。
以上で、『山手西洋館のバレンタイン飾り付けを見に行った』シリーズは終了です。最後までご覧いただき有難うございました。