兵庫~滋賀~京都(22)
退蔵院(2)
順路表示に従っていくと洒落た門が見えてきた
洒落た門
2013年の『そうだ 京都、行こう』のキャンペーン・ポスターに使われた。石には『余香苑』と書かれてある。



友人と2人で何のデザインかわからず首をひねった。後で瓢箪と鯰だとわかった。瓢鮎図をモチーフにしたデザインだったんだ。

陰陽の庭
陽の庭


陰の庭


敷砂の色が異なる2つの庭は、物事や人の心の二面性を伝えています。陰の庭に8つ、陽の庭に7つ、合計15の石が配されております。
紅枝垂れ桜と羅漢石
紅枝垂れ桜の枝ぶりだけでも撮ろうかと思ったが、幹と枝だけじゃ、まるで私と同じだ。撮るに値しない。


余香苑完成当時に植えられた樹齢50年ほどの紅しだれ桜。平安神宮にある紅しだれ桜の孫桜で、瓢箪・なまずが彫られた門をくぐるとすぐに皆様の眼前に現れます。2013年春の「そうだ、京都いこう」キャンペーンに使用され、大変注目を集めました。
余香苑
日が陰ってきて、庭園の美しさを撮りきれなかった。残念至極。














この広大な庭園は造園家・中根金作氏の設計によるもので、昭和38(1963)年に着工し、3年の月日を費やして完成しました。
余香苑は伝統的な造園手法を基盤とした厳しさの中にも優雅さを含み、京都はもとより全国でも有数の昭和の名園と言えます。構造上目立たぬ苦心が随所に払われており、正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が広く見えることなどが例としてあげられます。一年を通して、紅しだれ桜や藤、サツキ、蓮、金木犀、楓などが彩ります。