鎌倉の紅葉を愛でる(3)
いよいよ境内で一番楓が色づいているゾーンに来た。こんなふうに見えた。カメラワークが良くないせいで、冴えない感じを受けたのであれば、それは私の責任だ。
観音堂裏の様子
主に楓が植えられているのはこの辺り。日当たりが良い所為なのか、今年の不順な気候でも頑張ってきれいに発色していた。
尊氏の墓
『私を忘れちゃいけ無いよ。参拝に来たからには、きちんと礼を尽くさなくちゃ』…そう訴え掛けてきたような気がした。なにせ、殆どの人は紅葉にばかり関心が行って、お墓には見向きもしない有様。寺院って、そういうものではないはずなのだが。
鎌倉にも墓が存在する
墓には遺髪が埋めてあるのだそうだ。ちなみに本堂の尊氏像の胎内には、歯が収められているという。
そこからの眺め
斯くいう私めも気になって振り返った。これなら尊氏公も大満足と思われる眺めがあった。
その他
紅葉以外に目についたものを撮ってみた
竹林
ずっと赤いものばかり見ていたら、この色がありがたかった
いろいろな苔が生えていた
尊氏は、後醍醐天皇の意に逆らって鎌倉に下り、中先代の乱を平定したため、一時、扇ガ谷の浄光明寺に蟄居した。かなり鎌倉に軸足をおいた人物だったんだなあ。