大さん橋などの様子(1)
行きがけの駄賃に横浜三塔をみる
横浜市開港記念会館(ジャックの塔)
急いで館の内外を撮りまくった。だいたいの見どころは撮れているだろうか。あまり知られていないかもしれないが、此処で岡倉天心が生まれた。三塔の内、この建物のみが国指定の重要文化財。(1917年竣工)
外観
本当に美しい建物だ。何度見てもそう思う。







館内1階の様子
床のタイルは、大きなパネルをはめたのではなく、小さなタイルを組み合わせてあの模様を作り出しているのだそうだ。修復工事を行った際に追加したとのこと。

その横のスペースには、猪瀬踏花画伯の油彩画が飾られてあった。こんなのんびりしていた時代もあったのだ。


階段は2つあり、そのうちの交差点側。なかなかシックな感じだ。

館内2階の様子
階段を上りきらない位置から見た様子。いい雰囲気。カップルがベンチでじっくり見たいと思うのも人情だろう。

カップルが座っていたベンチからこれらのステンドグラスが見えたんだ。確かに、暫し、見入りたくなることだろう。



ジャックの塔の象徴である一番高いところまで上がるには、この狭い階段を使用する。勿論、一般客は立ち入り禁止。立ち入り自由でも上る気はしないが。

こんなものも展示されていた


通路はシックだ

エレベータ設置工事の時にわざと残した部分だ。床スレスレの所の煉瓦が積んであるが、その一番下の辺りに黒い直線状のものが見える。碇聯鉄(帯鉄)で、これを中心にした煉瓦造建築の耐震工法の一つが採用されているそうで、名称は碇聯鉄構法という。

もう一つのステンドグラス。いつ見ても見事だ。



神奈川県庁(キングの塔)
五重塔をイメージさせるスタイルで、昭和初期に流行した帝冠様式のはしりといわれている。1928年(昭和3年)竣工で、国の登録有形文化財(建造物)。

横浜税関(クイーンの塔)
イスラム寺院風のエキゾチックなドームが特徴。個人的には好きとは言いがたい建物。1934年(昭和9年)竣工、横浜市認定歴史的建造物。1932年(昭和7年)竣工の横浜市大倉山記念館も横浜市認定歴史的建造物止まりの扱いの根拠かな。




関東大震災前の遺構
道路を挟むが、神奈川県庁の右隣で横浜市開港記念会館の左隣の場所。有料駐車場になっているが、なんと関東大震災前の遺構が見つかったのだ。


