セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎(1)
GW最終日の5月8日、川崎市等々力陸上競技場で開催された。各種目に世界ランキング50位以内の選手が4名以上参加するのか。外国人選手の力を借りて、五輪標準記録突破を狙わせたい思惑かな。兎にも角にも、予選なしの本番一発競技が行われた。
男子100m
桐生やサニブラウンがどのくらい戦えるか。それが見どころのようにレース前の報道はヒートアップしていた。『夢の9秒台突破か』などという記事も多く目にした。
レース序盤
私の席からは、インコースのスタート直後は見えにくい。中盤、アウトコースの選手から見え出してくる。こうしてみると、桐生選手はそれほど大きな選手ではないことがよく分かる。画面右から、サニブラウン、桐生、ガトリン、山縣、張、ギテンズの各選手






山縣のスタートダッシュが効いているように見える




山縣選手のギアが入り、張、ギテンズ両選手置き去りにする









レース中盤
山縣亮太選手の伸び足がすごい。一時はこのままガトリン選手に勝つのではないかと思ったほどだった。




レース終盤
しかし、ここからガトリン選手の驚異的な加速が。山縣選手も末脚を緩めなければ、五輪標準記録突破だっただろうに、そのことだけが残念だ。

















向かい風0・4メートルの中、ジャスティン・ガトリン(34=米国)が10秒02で優勝した。山縣選手は惜しくも2位に甘んじた。それでも、世界的なスプリンターを焦らせたのだから大したものだ。セイコーホールディングス所属の選手として、面目を施したといえるのでは。

レース終了後
呆然とした桐生選手の表情が印象的だった。ガトリン選手はサニブラウン選手の方を認めているのかなあ。桐生選手は印象ほど大きな選手ではなかった。






今回キャノンの400ミリ単焦点、手ブレ防止無しのかなり古いレンズに変えた。そうすると、旧式のEOS 60Dでは、カメラの能力の無さが際立ってしまった。もう少し、良いカメラにしなくては、と強く思い知らされた。う~~ん。
「ゴールデングランプリ陸上」は国際陸連が主催する「IAAFワールドチャレンジ」として位置づく大会です。「IAAFワールドチャレンジ」とは、2010年に国際陸連が行ったシリーズ再編により新設された3月~9月の期間に実施される国際陸連の年間シリーズで原則として、各種目に世界ランキング50位以内の選手が4名以上参加することになっています。
2016年は全13戦が予定されており、「セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎」はメルボルン・クラシック(3月5日)、ジャマイカ国際(5月7日)に続く、第3戦として開催されます。