梅の季節の三渓園(4)
原三渓氏が設計して作らせたものだそうだ。亭榭は、あずまや、見晴らし台、ちんを意味する。『榭(しゃ)』は屋根のある台の意味。こんな漢字があるとは恥ずかしながら知らなかった。
内苑の雰囲気を数段良くしていると思う。高台寺の観月台に酷似していると思うが、どうだろうか。修学院離宮の千歳橋に類似した橋亭だという方もいらっしゃるようだ。



臨春閣などを見るための亭榭だが、臨春閣から見るとこんな風に見える

旧天瑞寺寿塔覆堂
現在、秀吉が建てたものと確認できる数少ないものの一つか。さすが秀吉フェチの原三渓氏の面目躍如。






迦陵頻伽が飾られてある

迦陵頻伽が飾られてある

確かに豊臣家の紋だ


旧天瑞寺寿塔覆堂【重要文化財】1591年(天正19年)建築
豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物で、現在、秀吉が建てたものと確認できる数少ないものです。迦陵頻迦(かりょうびんが)や蓮の花などの彫りの深い装飾、そりあがった屋根は、荘厳さを感じさせます。
寿塔とは、長寿を祝って生存中にたてる墓で、現在、寿塔は京都大徳寺内の龍翔寺にあります。
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1591年(天正19年)建築。豊臣秀吉が母の長寿を祝って建てたものといわれる。旧大徳寺塔頭天瑞寺より1902年移築。