全国高校サッカー選手権準々決勝(3)
星稜(石川) 3(前半2-0 後半1-0)0 明徳義塾(高知)
全国高校サッカー選手権では初対決のようだが、24年前の甲子園での高校野球の因縁の対決が記憶にあり、どう転ぶのか興味をもって観戦した。結果的には、星稜がリベンジを果たした形になった。
星稜の左ウィングの位置に、公称1.65mのかなり小柄な阿部がキャプテンマークを巻いて入っていた。『この選手が?』と最初は思わないでもなかったが、結果的には統率力抜群の選手だった。
先制点
前半26分、明徳義塾の浜口俊介(背番号3)がレッドカードを宣告され1人少なくなった。同時にPKをも宣告された絶体絶命のピンチ。逆に絶対的なチャンスを得た星稜高校は阿部雅志がこれをゴール右隅に決め、先取点を得る。ここで試合は決まった感じになってしまった。
レッドカード&PK宣告
ゴールに迫った星稜の根来悠太(背番号9)を明徳義塾の浜口俊介(背番号3)思わず倒してしまう。星稜にはPKが与えられ、明徳義塾の浜口は一発退場。こちらから見ていた限りでは、イエローカードとPKかなと思っていたが、間近で見ていた主審にはPK覚悟の極めて悪質なプレーに映ったようだ。


この時はPK覚悟のGKも苦笑いを浮かべていた。が、処分は極めて重かった。






レッドが宣告され、PKの権利を得た星稜にボールが渡される。非常に厳しい判定だったが仕方がなかろう。


こんな時にも平然としていた星稜の阿部選手。さすがキャプテンを張るだけある度胸の良さだ。

PK
キッカーは阿部雅志(黄色のユニフォーム背番号7)。PK合戦ではなく、試合中のPKなので、キーパーが弾き返したり、バーに当たって跳ね返ったりするかもしれない。なので、両方の選手が『次』に備えて陣取る。




ファインダー越しに見ていたら、外したかと一瞬思った。でもしっかり決めていた。



電光掲示板
明徳義塾側が1人少ないのがわかると思う。たかが1点、されど非常に重い1点になった。
