兵庫県内を見て回る(10)
英国館(1)
こういうの展示が関西の方の感覚なのだろうか。異人館をこんな形で飾り立てて公開するという発想は、関東の人にはあまりないことだろう。ともあれ、一階部分は、夜には「king of king's」というバーに変身するのだ。
外観
どこもそうだろうが、外観だけは昔のままだ。この英国館も、イギリス人のフデセック博士が住んでいた当時のまま保存されている。以下の写真ではわかりにくいと思うが、コロニアル様式の洋館だ。特徴がある辺りには、記念写真を撮っている人をかき分けていく必要があり、終わりそうもなかったのだ。ともあれその昔の様子を偲ぶには、外観を丹念に見るしかないようだ。







1階部分
もともとそのように造られていたのだろうが、高級バーに迷い込んだような気分になる。展示にしては、やけに本物っぽいと思ってみたのだが、後で調べてみると、夜は、本物のバーになるんだとか。さばけているというか何というか。


この程度ならば、洋酒好きのやや贅沢なホームバー程度かなと思う。向こうの人は人並みに飲むことができないと社交に差し支えるほどだから。






下調べも何もせずに飛び込んだので、このフロアの展示ぶりにはびっくり。どこにも負けないほどのコーナーだなと思った。世界の洋酒が1000種類も揃えられているとか。昼間からショットバーになっているのであれば、2-3杯いただいていたかもしれない。









英国館バー
全国的に珍しい異人館バー。英国館特有のコロニアル様式の建築と、高級でクラシックな家具・調度品を生かしたエキゾチックでゴージャスなムードが売り物だ。飲みものは、世界の銘酒千酒を集め、盃はフランスの名器バカラにこだわっている。軽食もでき、値段もリーズナブルとあって、お客さんの層は、ヤングから年配層まで幅広い。団体によるパーティー予約の受付も好調。北野町に誕生したユニークなバーとして、神戸でホットな話題にのぼっている。
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イギリス人による設計でイギリス人が住み続けた英国館(イングランド館)は、建築当時のまま保存されている、西部劇でもおなじみの典型的なコロニアル様式の洋館です。2階には日本初の公式『シャーロックホームズの部屋』がロンドンに在るが如く忠実に再現されています。2階にあるインバネスケープとディアストーカーでホームズに変身を。17世紀バロック時代、19世紀ヴィクトリア時代の格調高い豪華な家具調度品が揃い、高級感あふれるバーカウンターには世界の名酒が1000種類も収められています。夜にはBAR「king of king's」に変身。ゴージャスなムードの中で香り高い名酒を味わえ、ゆとりのある大人のひと時を楽しめます。