軍港めぐり(8)
NATO諸国の装備…機雷探知機(TYPE2093)、英GECマルコーニ社製情報処理装置(NAUTIS-M)、機雷処分具(PAP-104Mark5)の3点セットを導入したものに変更し、より近代的な機雷戦(掃海、掃討)に対応している。
見た目は掃海艦はちじょうとそれほど変わらないように見えるが、向こうは『艦』で、こちらは『艇』だ。

油船YO-28と油船YO-29
油船は艦船に燃料を給油する為の第1種支援船。他の艦船の横っ腹にひっつき、給油して廻る。

海洋観測艦すま(AGS-5103)
対潜戦に必要な海洋観測データの収集、記録、分析を主任務としている艦。各種観測機器を装備し、気象・潮流・海底地形・水質・水温・塩分濃度などのデータを収集分析しているほか、音響調査も行っていると考えられる。緻密な観測を実施する為の減揺装置や長期の観測航海に耐えられるだけの居住性を備えていることも大きな特徴。「海洋観測艦」という穏やかな艦種名とは対照的に、「ひびき型」や「むろと」と同様、極めて機密性が高い。

多用途支援艦えんしゅう(ASM-4305)
各種射撃訓練の支援の他、消火・救難・離島に対する災害派遣など多目的に使用するために建造された。消防装置一式、艦艇曳航装置一式、自走式水上標的・管制装置一式、魚雷回収装置一式等を装備する。
