次大夫堀公園民家園~岡本公園民家園~岡本静嘉堂文庫(9)
岡本八幡神社
岡本公園民家園の旧横尾家住宅椀木門を出て、すぐのところにある鳥居をくぐり、長い石段を上る。そうすると見えてきた社屋。岡本八幡神社の創建年代は不詳らしいが、新編武蔵風土記稿には岡本村に記載されている神社がこの神社のみで、岡本村の開村当時からの鎮守社であったと考えられるとのこと。
鳥居の近くには、松任谷正隆・由実夫妻が寄付した灯籠があるとのことだが、全く気づかなかった。よく見ると、ちゃんと写っていた。





岡本静嘉堂文庫(1)
岡本八幡神社から左斜め前方に降りる道がある。その辺りに岡本静嘉堂文庫の裏口があった。何やら大規模な修復工事中のようだが、入ってはいけないと書かれてはいなかったのでダメ元で入ってみた。
裏口から入ってみる



由緒ありそうな建物が見えてきた
これが静嘉堂文庫の建物だ。堂々たる佇まいだ。1924年築だそうだ。美術館の方は入館料を支払えば、だれでも入館可能なようだが、この文庫の方は、和漢の古典籍を保存し、永く後世に伝えることを使命として活動している専門図書館。そのため、利用には所定の手続きが必要となるそうだ。平たくいえば、一般の方はお断りとのこと。
多分、見てもちんぷんかんぷんの内容のようで、残念と思う気持ちも起きなかった。





美術館は秋まで休館中
私でも入ることができるはずの美術館が向かって右側にあった。国宝、重文がズラリの展示内容なのだそうだが、工事中で秋まで休館中。残念。
文庫の関係者には工事中なので気をつけて回るようにとだけ言われた。この状態では、左側の道を下るしか選択肢はない。

長い長い下り坂を下る
反対だとつらいつらい上り坂だ。お金持ちの世界は大変なものだ。下り坂は浮世離れした気持ちのよい坂だった。




谷戸川を渡る


案内図を見る
どうも納骨堂に上っていけそうだとわかった。かなり長い坂を降ってきたが、目指すはこんもりした小山。ちょっと厳しそうだと覚悟しながら登ってみることにする。

少しだけ入るとこんな表示が
国分寺崖線の説明だ。う~~ん、国分寺崖線では金蘭も観察できるのか。ここは薄暗くてダメなようだが。

初っ端からこんな感じ

またも表示板が
生物の森は通常は立入禁止のようだ

いよいよ先に進む橋を渡ろうとするとカルガモがいた
岩の近くに1羽だけかと思ったのだが、岩などはなく、3羽がごく近くにいたようだ。国分寺崖線は湧水が豊富なようだ。その割には、等々力渓谷は寂しかったが。



静嘉堂文庫(せいかどうぶんこ)は、東京都世田谷区岡本にある専門図書館及び美術館。日本および東洋の古典籍及び古美術品を収蔵する。三菱財閥の第2代総帥岩崎弥之助(号・静嘉堂)・第4代総帥岩崎小弥太父子の所有した庭園と遺品の古典籍・古美術コレクションを基礎として発足した財団法人静嘉堂の運営で、東京都世田谷区岡本の岡本静嘉堂緑地にある。
数多くの貴重な古典籍と古美術品を収蔵しており内外の古典籍を研究者向けに公開する私立の専門図書館であると同時に、併設する静嘉堂文庫美術館を通じて収蔵品を広く一般に公開する美術館活動を行っている。事業主体は、公益財団法人静嘉堂。
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