次大夫堀公園民家園~岡本公園民家園~岡本静嘉堂文庫(8) - 次大夫堀公園民家園~岡本公園民家園~岡本静嘉堂文庫_2015_Jun
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次大夫堀公園民家園~岡本公園民家園~岡本静嘉堂文庫(8)

岡本公園民家園
2番目の目的地の岡本公園民家園を尋ねる。ここは、敷地の広さが十分ではなく、割とすぐ見終えてしまう感じだった。最初につくった世田谷区立の民家園だったので、力の入れ具合がよくわからなかったのだろうか。
昭和55年12月に開園した岡本公園民家園は区の有形文化財第1号に指定され、旧長崎家主屋と土蔵1棟、椀木門を復元し、江戸後期の典型的な農家の家屋を再現しています。昭和63年11月に開園した次大夫堀公園民家園同様、生きている古民家」をテーマに、囲炉裏には毎日火が焚かれ、家の中や軒下には民具が置かれています。
岡本公園民家園入口
岡本公園民家園入口
旧長崎家住宅
世田谷区指定有形文化財第1号の旧長崎家住宅か。昭和52年8月9日指定というから、そんなに古い指定ではない。区指定有形文化財制度がそんなに歴史のある制度ではないのかもしれない。建物は堂々たる風格のものだったが。
旧長崎家住宅_1
旧長崎家住宅_2
旧長崎家住宅_3
旧長崎家住宅_4
草鞋を掛けてある機械は筵編み装置だろうか。調べてみたら、ビンゴ。莚機(むしろばた)と呼ぶものらしい。
気になって写真を拡大してみたら、『筵織機』という表示が為されていた。草鞋も『足半』とか『馬用』とか色々あったようだ。更にぶら下げてあるものには『鳶口』やら『肥掻き』やら。『肥掻き』は余り見たくもないシロモノだ。

旧長崎家住宅_5
旧長崎家住宅_6
旧長崎家住宅_7
旧長崎家住宅_8
居間の端に据えられた流し。『すわり流し』というものだったと記憶している。土間で『立ちっぱなしの流しよりは楽かもしれないが、板の間への正座も案外きついかも。そして、窓は『無双窓』というのだった。こちらは覚えていなかったので、川崎市立日本民家園の伊藤家住宅の記述を参照した。向こうは国指定の重要文化財だぞ。世田谷区も、ほぼ同年代の住宅で、保存程度も同じようなものだ。負けてはいられないのでは。
旧長崎家住宅_9
神棚は附指定のようだ。附指定するほど、なにか特別なものがあるのかなあ。
旧長崎家住宅_10
仏壇の隣は床の間の前身である押板かなあ。う~~ん、ますますよく見えてきたぞ。
旧長崎家住宅_11
旧長崎家住宅_12
旧長崎家住宅_13
『糸枠』という札が掛けられていた。こんな大きな糸枠があったんだ。何に使ったのだろう?
旧長崎家住宅_14
旧長崎家住宅_15
旧長崎家住宅_16
旧長崎家住宅_17
旧長崎家住宅_18
旧長崎家住宅_19
旧長崎家住宅 (きゅうながさきけじゅうたく)
世田谷区指定有形文化財(建造物)
昭和52年8月9日指定
江戸時代
桁行6.5間(11.8m)、梁間4間(7.2m)、寄棟造、茅葺
附 神棚、縁台 文久3年、沓脱ぎ石
区指定有形文化財第1号の旧長崎家住宅は、瀬田にあった長崎家屋敷の主屋を移築したものです。
創建は18世紀末頃と考えられています。当初の間取りは広間型であったと推測され、その後、19世紀初期頃に喰違い四ッ間型に改修されました。

旧浦野家土蔵
土蔵内部は、調査中とかで立入りが禁じられていた。仕方がない。
旧浦野家土蔵_1
旧浦野家土蔵_2
旧浦野家土蔵_3
旧浦野家土蔵_4
軒下に田舟が置いてあった。何に使ったのだろうか。蓴菜沼でもあれば別なのだが。田んぼの脇の水路に浮かべて、苗や稲、農具などを運搬する舟だったそうだ。なるほどねえ。
旧浦野家土蔵_5
旧浦野家土蔵 (きゅううらのけどぞう)
世田谷区指定有形民俗文化財
昭和56年4月22日指定
江戸時代
桁行3間(5.4m)、梁間2.5間(4.5m)、土蔵造、切妻造、瓦葺
この土蔵は、喜多見にある浦野家の屋敷に建っていた外倉でした。浦野家では、嘉永~安政年間(1848~58)頃、菜種油や木炭などを販売していました。商売をはじめたこの頃に土蔵を建てたと伝えられています。
外倉は明治初年頃まで店としてつかい、その後は小作米を収納する穀倉にし、戦時中は軍用物資の倉庫になったといわれています。戦後はアパ-トとしても使われたことがありました。このように生業や社会の変化に伴って使い続けられたことから、区指定有形民俗文化財第1号に指定されました。

旧横尾家住宅椀木(うでぎ)門
大正13年に建てられたものとのこと。この頃のものだと、民家園の雰囲気に辛うじて馴染む感じかなあ。
旧横尾家住宅椀木(うでぎ)門_1
旧横尾家住宅椀木(うでぎ)門_2
岡本公園手前の堀
水草は、アサザかな?それともコウホネかな?国分寺崖線の湧水が水源になっているのか、気持ちよさそうに鯉が泳いでいるし、花も咲いていた。
岡本公園手前の堀_1
岡本公園手前の堀_2
岡本公園手前の堀_3
岡本公園手前の堀_4
岡本公園手前の堀_5
岡本公園手前の堀_6
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2015年06月21日
最終更新 2015年06月21日

14 Comments

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makira  

おはようございます!

AzTakさん、おはようございます!
’むしろ’なんていう言葉も時代と共に今では死語でしょうね。
今の若者は’むしろ’と聞いても何のことか分からないと思います!
草鞋は機械で作るのではなく手編みなんですよね~?
草鞋にも用途によって違いがあったのですね 驚)
ちなみに、黄色い花はコウホネです♪

2015/06/21 (Sun) 05:12

cobo-fe  

しかしよく保存してありますね。
かなり古い時代ですが、今ではなかなか見ることができない建物や道具です。
世田谷区もしっかり保存しているみたいですね。
貴重な史跡は後世に残していくべきでしょう。

2015/06/21 (Sun) 06:29

みこたん  

おはようございます。

ワー懐かしい農具ですね、足ふみの雑穀機覚えています、
台所もなんか懐かしい、かまどの前にあるのは消壷ですか?
大きな農家の友人の家に幼いころ遊びにいつたとき、こんな何時でした、広い土間や、土蔵の周りで遊んだことを思い出しました。

2015/06/21 (Sun) 10:18

Plateau  

こんにちは

新しいブログの方へコメント頂きありがとうございました

世田谷方面は車でも電車でもこちらからは便が悪いので
機会がありませんが 古民家・・特に茅葺屋根はホッとします
夏も家の中は 風が抜けて外に比べて涼しいですね

リンクの件 こちらからもさせて頂きました
これからもよろしくお願い致します^^

2015/06/21 (Sun) 14:32

土佐けん  

こんにちは

こうして古民家を拝見させていただいていると
やはりかまどに目が止まります^^
鉄の釜で炊いたご飯、食べてみたいな~~
美味しいだろうな~~

2015/06/21 (Sun) 16:38

SONOPHOTO  

古民家の魅力満載ですね
せみの声が聞こえてきそう
きれいに保存されていますね

2015/06/21 (Sun) 18:56

のんびり熊  

AzTakさん

こんばんは
旧長崎家住宅、製材した真っ直ぐな木を使っていますねえ。
一部に曲がった木を使っていますが大したもんです。
浦野家土蔵、このような旧家にはお宝が有ったんでしょうね。
竈、の御飯、懐かしいですねえ。
始めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふたとるな。
少し焦げた匂いが、してきました。
今時頼んでも出来ないでしょうね。

2015/06/21 (Sun) 19:20

AzTak  

Re: おはようございます!

> AzTakさん、おはようございます!

makiraさん、こんばんは。

> ’むしろ’なんていう言葉も時代と共に今では死語でしょうね。
> 今の若者は’むしろ’と聞いても何のことか分からないと思います!

あれまあ、そうですか。私にはかなり馴染みのあるものだったんですが。そう言われれば、むしろはどこにも売っていない感じですね。コンバインで処理してしまうと稲藁でさえも残らない時代なんですねえ。

> 草鞋は機械で作るのではなく手編みなんですよね~?

多分そうだと思います。

> 草鞋にも用途によって違いがあったのですね 驚)

足半は聞いたことがあるのですが、馬用は聞いたことがありませんでした。色々あるものですねえ。

> ちなみに、黄色い花はコウホネです♪

そうですか、コウホネなんですね。昔の東京にはそれこそ普通に見られたのでしょうかね。ドブ川とばかり思っていたのですが、覗いてみたら相当にきれいな小川でした。

2015/06/21 (Sun) 20:53

AzTak  

Re: タイトルなし

cobo-feさん、こんばんは。

> しかしよく保存してありますね。
> かなり古い時代のものですが、今ではなかなか見ることができない建物や道具です。

こんなにたくさん残っていたとは意外でした。元は農家の方も捨てられずに困っていたのかもしれませんね。

> 世田谷区もしっかり保存しているみたいですね。
> 貴重な史跡は後世に残していくべきでしょう。

学芸員などが頑張って、わかりやすい解説をつけると、興味を覚える人が増えてきそうです。それだけの材料がありそうでした。

2015/06/21 (Sun) 20:59

AzTak  

Re: おはようございます。

みこたんさん、こんばんは。

> ワー懐かしい農具ですね、足ふみの雑穀機覚えています、

色々な農機具があるものですね。みこたんさんのご友人のところも、しっかり大事に使っていたのかもしれませんね。

> 台所もなんか懐かしい、かまどの前にあるのは消壷ですか?

竈にも消し壺をおいて使っていたようですね。そんなに大きくないから、火鉢の木炭専用かと思っていたのですが、竈の熾火の始末などにも使っていたようですね。

> 大きな農家の友人の家に幼いころ遊びにいつたとき、こんな感じでした、広い土間や、土蔵の周りで遊んだことを思い出しました。

もしかしたら、由緒ある建物だったのかもしれませんね。たいていは建て替えられてしまったでしょうが。

2015/06/21 (Sun) 21:09

AzTak  

Re: こんにちは

Plateauさん、こんばんは。

> 新しいブログの方へコメント頂きありがとうございました
>
> 世田谷方面は車でも電車でもこちらからは便が悪いので
> 機会がありませんが 古民家・・特に茅葺屋根はホッとします
> 夏も家の中は 風が抜けて外に比べて涼しいですね

夏は気分がイイですよね。その分、冬はかなり寒かっただろうと思いますが。
今は維持管理も大変なご時世ですから、早晩、消えていく運命なんでしょうね。

> リンクの件 こちらからもさせて頂きました
> これからもよろしくお願い致します^^

こちらこそよろしくお願い致します。

2015/06/21 (Sun) 21:12

AzTak  

Re: こんにちは

土佐けんさん、こんばんは。

> こうして古民家を拝見させていただいていると
> やはりかまどに目が止まります^^
> 鉄の釜で炊いたご飯、食べてみたいな~~
> 美味しいだろうな~~

うまい人が炊くと限りなくうまく炊きあがりますが、下手というより手を抜くと、それなりのご飯になってしまいます。
我が家では竈で飯を炊くのは私の係りでした。普段はうまく炊いたつもりなんですが、やはり子供なのか、見たいTV番組があったりすると火加減が疎かになり、…。

2015/06/21 (Sun) 21:18

AzTak  

Re: タイトルなし

SONOPHOTOさん、こんばんは。

> 古民家の魅力満載ですね
> せみの声が聞こえてきそう
> きれいに保存されていますね

セミは東京でもそんなに珍しくありませんが、岡本公園には蛍も飛び交うようですよ。国分寺崖線の湧水で蛍を飼育していたようです。近所にお住まいのユーミンさんも見たのではないでしょうか。

2015/06/21 (Sun) 21:23

AzTak  

Re: AzTakさん

> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 旧長崎家住宅、製材した真っ直ぐな木を使っていますねえ。
> 一部に曲がった木を使っていますが大したもんです。

それを言われるとつらいのですが、土間などは曲がりくねった材木がしっかり使われていました。ピンぼけで使えませんでした。(^_^;)
ですが、今などは仰っしゃられるように製材した木材を使用していますね。かなり裕福だったのでしょうか。

> 浦野家土蔵、このような旧家にはお宝が有ったんでしょうね。

何をもってお宝というかが微妙でしょうね。今の人には『何だこんなもの』というようなものが、お宝だったかもしれませんね。

> 竈、の御飯、懐かしいですねえ。
> 始めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふたとるな。
> 少し焦げた匂いが、してきました。

私も専ら飯炊きをしていました。炊きあがると、少し蒸らしたあと、お櫃に移したりしましたね。

> 今時頼んでも出来ないでしょうね。

炊いて差し上げましょうか。失敗したらごめんなさいですが。

2015/06/21 (Sun) 21:33

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