池上本門寺(1) - 池上本門寺_2012_July
FC2ブログ

池上本門寺(1)

由緒ある建物は戦火によってことごとく灰塵に帰し、文化的な価値あるものは残念ながら殆ど残っていない。国指定の重要文化財は、池上本門寺五重塔、池上本門寺宝塔、木造日蓮聖人坐像 日法彫刻、兄弟抄 日蓮筆のみ。今は偏に信仰の場なんだろう。

池上本門寺は、日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、61歳で入滅(臨終)された霊跡です。
日蓮聖人は、弘安5年9月8日9年間棲みなれた身延山に別れを告げ、病気療養のため常陸の湯に向かわれ、その途中、武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)の郷主・池上宗仲公の館で亡くなられました。
長栄山本門寺という名前の由来は、「法華経の道場として長く栄えるように」という祈りを込めて日蓮聖人が名付けられたものです。そして大檀越の池上宗仲公が、日蓮聖人御入滅の後、法華経の字数(69,384)に合わせて約7万坪の寺域を寄進され、お寺の礎が築かれましたので、以来「池上本門寺」と呼びならわされています。 
毎年10月11日・12日・13日の三日間に亘って、日蓮聖人の遺徳を偲ぶ「お会式法要」が行われ、殊にお逮夜に当たる12日の夜は、30万人に及ぶ参詣者で賑わいます。
そして池上本門寺は「日蓮聖人ご入滅の霊場」として700年余り法灯を護り伝えるとともに、「布教の殿堂」として、さまざまな布教活動を展開しています。


宝塔(日蓮聖人御荼毘所)
確かに大きく派手なものだ。これが宝塔というものかとつくづく見惚れてしまった。
宝塔は、仏塔の建築形式の一つである。形態・形式にかかわらず、仏塔全般を指す美称として宝塔の語を用いる場合もあるが、日本建築史の用語としては、円筒形の塔身に平面方形の屋根をもつ一重塔を指すのだそうだ。
現在のものは、文政11年(1828)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
宝塔(日蓮聖人御荼毘所)_1
宝塔(日蓮聖人御荼毘所)_2

この地は、当山の重要な浄域の一つで、日蓮聖人御入滅の折の御荼毘所である。『新編武蔵風土記稿』などによると、かつては2間に3間の御灰堂があって、当初、開基檀越の池上宗仲公が宝塔を作り、聖人の御余灰を中に盛って奉安したと伝える。現在は、北側に第33世日謙聖人が天明元年(1781)に造立した石碑の宗祖第五百遠忌報恩塔が建つ。
その霊場に建てられた木造の大宝塔は、棟札(現存せず)抄により、第47世日教聖人代の文政11年(1828)、宗祖五百五十遠忌を目前に、前犬山城主成瀬侯・家老浅野蔀を大本願人とし、飯田町福田長次郎を世話人として再建されたことがわかる。


五重塔
他の建物が空襲でことごとくやられたのに、よくぞ焼失を免れたものだ。国の重要文化財に指定されている。
五重塔_1
五重塔_2

高さ31.8メートル。空襲による焼失をまぬがれた貴重な古建築の1つで、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の乳母である岡部局(大姥局)(正心院日幸尼)の発願により、1608年(慶長13年)に建立された。全面ベンガラ(赤色塗料)塗り、建築様式は初層は和様、二重から上は禅宗様になる。1997年(平成9年)10月から2003年(平成14年)3月にかけて国庫補助事業として解体修理が行なわれた。基礎部分の石段からはホンモンジゴケというコケの一種が見つかっている。五重塔下付近、東京国立博物館蔵・池上本門寺経筒(藤原守道作)が出土している。
AzTak
Posted by AzTak
投稿 2012年07月22日
最終更新 -0001年11月30日

10 Comments

There are no comments yet.

makira  

おはようございます

AzTakさん、おはようございます!
本門寺の詳しい説明、ありがとうございます。
池上本門寺には上池台に暫く勤めていたにも関わらず
昨年はじめてお会式を見に行きました!
次から次ぎへと繰り出される万灯に目を見張りました。
日蓮聖人が61歳で入滅された時に通常考えられない
桜が咲いたことから、紙の桜をあしらった万灯の意味も
そのとき分った次第です。
今年はお会式とともに是非境内にある十月桜の写真を
撮ろうと思っています。
ありがとうございました。

2012/07/22 (Sun) 06:06

troy  

おはようございます。
宝塔というんですか。本当にかっこいいですね。私は寺社巡りが趣味なんですけど実は無宗教です。寺社の建物が好きで訪れています。4月に身延山に桜を見に行きましたから、今度は池上本門寺に行ってみたいと思います。五重の塔もこちらにないのでぜひ見たいですね。

2012/07/22 (Sun) 06:51

犬山にゃん太郎  

こんにちは

宝塔、五重塔があるとお寺は格式を感じますね。

いつも思うのですが、宝塔なのですからお宝なのでしょうが、
この中に果たして何が入っているのかと気になってます。

2012/07/22 (Sun) 12:13

AzTak  

Re: おはようございます

> AzTakさん、おはようございます!
> 本門寺の詳しい説明、ありがとうございます。
> 池上本門寺には上池台に暫く勤めていたにも関わらず
> 昨年はじめてお会式を見に行きました!
> 次から次ぎへと繰り出される万灯に目を見張りました。
> 日蓮聖人が61歳で入滅された時に通常考えられない
> 桜が咲いたことから、紙の桜をあしらった万灯の意味も
> そのとき分った次第です。
> 今年はお会式とともに是非境内にある十月桜の写真を
> 撮ろうと思っています。
> ありがとうございました。

お会式には他の祭りにはない一種独特の雰囲気がありますよね。他の方にも一度は見ることをお勧めしたい宗教行事です。
今年はもしかしたら、お互いに隣どうしで写真を撮り捲ったりしているかも知れませんね。
そうかそういえばお会式桜は見たことがありませんでした。次回はしっかり…いつも同じ台詞で恐縮です。

2012/07/22 (Sun) 18:06

AzTak  

Re: タイトルなし

> おはようございます。
> 宝塔というんですか。本当にかっこいいですね。私は寺社巡りが趣味なんですけど実は無宗教です。寺社の建物が好きで訪れています。4月に身延山に桜を見に行きましたから、今度は池上本門寺に行ってみたいと思います。五重の塔もこちらにないのでぜひ見たいですね。

宝塔はまっかっかでであること、その上、巨大であることに驚いてしまうと思います。一見の価値ありです。…って、お祈りはどうするんだと叱られてしまいそうなコメントです。もちろん、出かけたからにはお祈りをすべきでしょうし、私もしています。

身延山が総本山で池上本門寺は大本山の一つなんだそうです。長年暮らしていたところと、病気療養中のとき立ち寄って遂にはお亡くなりになったところとでは、扱いが違うのは当然かもしれません。甦りの前提として磔刑死を捉えるキリスト教ではないので、境内の桜が突如咲いたというような驚天動地の出来事があっても、入滅はそれだけのことなんでしょうか?よくわかりません。

それでも、お逮夜を祈念する行事が連綿として継続されてきたのは、凄いカリスマ性があったのだと思います。
混むと思いますが、お会式にあわせてお出かけになられたらと思います。

2012/07/22 (Sun) 18:38

AzTak  

Re: こんにちは

> 宝塔、五重塔があるとお寺は格式を感じますね。

そうですね。こういうものを見ると、凄いところなんだなと思います。

> いつも思うのですが、宝塔なのですからお宝なのでしょうが、
> この中に果たして何が入っているのかと気になってます。

東京都指定文化財だった当時に行った「池上本門寺宝塔」の保存修理工事が無事終了したことを記念して、平成22年10月に内部を公開したようです。その記事を読む限りでは、かつては2間に3間の御灰堂があって、当初、開基檀越の池上宗仲公が宝塔を作り、聖人の御余灰を中に盛って奉安したと伝えるとありますが、かつての話であり、今はどうなんでしょうか?
写真で見る限りは内部はキンキラキンのようです。
http://honmonji.jp/05topic/05event/hoto/hoto_new.html

2012/07/22 (Sun) 18:57

りら  

今晩は

日蓮聖人御入滅で名高い 池上本門寺
日蓮聖人御入滅の際 季節外れの秋に咲いた桜から
お会式桜と呼ばれる桜は今も10月に咲いています
花写真のお上手な makiraさんに 私の一番好きな花である
桜の花を撮影して欲しいと昨年から思っています

2012/07/22 (Sun) 20:15

AzTak  

Re: 今晩は

> 日蓮聖人御入滅で名高い 池上本門寺
> 日蓮聖人御入滅の際 季節外れの秋に咲いた桜から
> お会式桜と呼ばれる桜は今も10月に咲いています
> 花写真のお上手な makiraさんに 私の一番好きな花である
> 桜の花を撮影して欲しいと昨年から思っています

こんばんは。十月桜は大室山さくらの里で見たことがあります。でも、お会式桜は日蓮聖人御入滅の際の故事に繋がるものですから、一味違うのかも。ここはmakiraさんに写真を撮っていただき、私もぜひ見せていただきたいものです。

2012/07/22 (Sun) 21:05

Wikipediaを編集している者です  

突然失礼いたします。当方はWikipediaを編集している一利用者です。怪しい利用者のアップした画像の著作権調査の過程でこちらにたどり着きました。木造日蓮聖人坐像の写真ですが、印刷物をスキャンしたもので、著作権を侵害していると判断されWikimedia Commonsから削除されましたのでご連絡いたします。像の下の白黒の写真も同じユーザーが投稿したものであるため著作権を侵害している可能性が高いのですが、確証がありませんので削除依頼は提出されておりません。残念ながらWikipedia関係にはこういった著作権の概念すらない者も存在しているのが現状です。

2013/01/02 (Wed) 20:30

AzTak  

Re: タイトルなし

> 突然失礼いたします。当方はWikipediaを編集している一利用者です。怪しい利用者のアップした画像の著作権調査の過程でこちらにたどり着きました。木造日蓮聖人坐像の写真ですが、印刷物をスキャンしたもので、著作権を侵害していると判断されWikimedia Commonsから削除されましたのでご連絡いたします。像の下の白黒の写真も同じユーザーが投稿したものであるため著作権を侵害している可能性が高いのですが、確証がありませんので削除依頼は提出されておりません。残念ながらWikipedia関係にはこういった著作権の概念すらない者も存在しているのが現状です。

わかりました。2012.07.22付けの記事から該当の画像を消去しました。

2013/01/02 (Wed) 21:28

Leave a reply