善福寺から清正公まで(1)
東京都杉並区の地名の方ではなく、港区元麻布一丁目にある浄土真宗本願寺派の寺院である麻布山善福寺の方。都内では、浅草寺に次ぐ古刹の一つで、境内には著名人の墓も多い。
赤い靴の女の子のモデルのきみちゃん
子供の頃、異人さんに連れられて彼の国に渡ったと思っていたのに、実際には悲しい運命が待ち受けていた。この麻布十番の地で結核のために亡くなっていた。作詞した野口雨情もきみちゃんは異人さんに連れられて彼の国に渡ったと思っていたようだ。
きみちゃんの像
きみちゃんが息を引き取った「永坂孤女院」があった場所に存在する十番稲荷神社
やけに陽気な場所に変身したものだ
是非とも読んでいただきたい。悲しい運命に翻弄された人が居たものだ。
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きみちゃんの像に行く手前に有名なお店があった
浪花屋総本店
往年の大ヒット曲「およげ!たいやきくん」のモデルとなったお店。明治42年創業、日本で初めて「たい焼き」を考案したのだそうだ。この日は定休日だったようで、たい焼きを買うことができなくて、残念。もっと残念そうな顔のご婦人が2人、諦めきれなさそうな表情で立っていたのが印象に残った。
豆源本店
地方上京組の私には何故有名なのかよくわからないが、とにかく有名。調べてみたら、慶応元年(1865年)の創業以来、豆の持ち味と風味を守る製法で豆菓子の味覚を追求してきた店とのこと。豆菓子一筋に150年もの歴史があるお店のようだ。
少し奥には永坂更科もある。こちらも超有名店だ。
きみちゃんの像を過ぎてそのまま直進すると数分程度で、善福寺に到着する。今回はかなり遠回りをし、像の前で右折した。元麻布から仙台坂を経由して、ぶらぶら歩きを楽しみながら行くことにした。
ブラ歩きの途中は超高級住宅地
私の住んでいる街とは段違いだ。この一画はむちゃくちゃお寺さんが多い寺町だ。
こちらはかの有名な六本木ヒルズ
恥ずかしながら一度も中にはいったことがない。大きな理由の一つに高いところが苦手という理由があるかもしれない。
こちらは元麻布ヒルズ
森ビルが開発した高級レジデンス群。写真はその内のフォレストタワー。善福寺正面から山門を見上げると巨大な和蝋燭状のシルエットが借景としての趣を醸し出せるように意匠されているそうだ。それは着いてからのお楽しみだが。